バンドにマスコットキャラクターはわりと定番になりがちである。

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そのマスコットキャラクターが「大乱闘スマッシュブラザーズ」をして、ガチンコで戦ったらどうなるのか。

当記事ではそんな妄想をしながら、バンドのマスコットキャラクター一つ一つについて考えてみたい。

ニコル from BUMP OF CHICKEN

老若男女問わず絶大な人気を誇るBUMPのマスコットキャラクターであるニコル。

2016年に開催された初のドームツアーではニコルの人形もグッズとして発売されたが、この白猫、とにかく銭を稼ぐのである。

確かにかわいい。

楕円形の顔と、顔の割に長い左右の3本の髭。

目はつぶらで、鼻は小さく、ゆるキャラにありがちのデフォルメ。

が、同じ白猫でキャラが被りそうなキティーちゃんと完全な差別化が図られている。

ノット没個性。

それを可能にしているのは、首に付けた赤と白の線が交互に入ったマフラー。

これにより、ニコルはニコルというアイデンティティを獲得しており、どんな画力の絵描きさんでも安心してニコルが書けるのだ。

つまり、ニコル=マフラーなのだ(怒られる)。

このキャラクター、具体的な設定はないが、藤くんが作った猫の歌のイメージと重ねがちなため、武闘派ではなさそうなイメージはある。

スマブラという肉弾戦を挑まれたら、ボロボロになりながら戦い続けそうな、そんな感じ。

関連記事:過激派になりつつあるBUMPファンを片っ端から殴って行く!

くだけねこ from アルカラ

アルカラのボーカル、稲村さんが生み出したキャラクターである。

バンドマンはクソと言われがちななかで、すごく人が良いと評判の稲村さん。

生みの親が「良い人」なのだから、くだけねこもきっと良い奴なのだと思う。

ちなみに、アルカラは自主レーベルであるくだけねこレコーズというものも作っている。

このレコード会社の名前は、当然ながらくだけねこというキャラクターから取ったものである。

つまり、くだけねこからしてみたら、自分の名前がレコード会社になったわけだ。

凄いのだ、この猫は。

また、くだけねこをモチーフにしたグッズは多いが、そのなかでも、くだけねこの人形はなかなかにキチガイな商品である。

だって、この人形、聴こえてきた言葉をそのままおうむ返しで復唱するのである。

一人きりの暗い部屋でも、突然音に反応して勝手に喋りだすのだ。

その光景は、マジでホラー。

つまり、この人形は空気が読めないということであり、=くだけねこは空気が読めないと考えられる。

空気が読めないということは容赦がないということであり、スマブラという肉弾戦においても、その存在感を遺憾なく発揮するのではないかと期待できるキャラクターである。

関連記事:アルカラのギター田原が脱退したことについて。稲村さんとくだけねこと半径30cmの話。

ネズミくん from キュウソネコカミ

キュウソのグッズに必ず出てくるキャラクターであり、キュウソがサブカル女子の中で人気になった、最大の立役者と言っても過言ではない。

ちなみにキュウソのメンバーが生みの親でなく、まずたさえこというイラストレーターが生みの親である。

ちなみにますださんがキュウソのグッズを作ったのは2012年の話。

まだ、キュウソからメジャーデビューの「メ」の字も出てない頃からの付き合いなのである。

でも、このグッズが人気になったからキュウソが人気になったわけであり、ますださんがキュウソをメジャーデビューにさせたと言っても過言ではないと思う。

おそらくねずみがモチーフになったのは、キュウソネコカミという名前からだとは思うが、キャラクター業界における、鼠キャラにはライバルが多い。

ミッキーマウス然り、ピカチュウ然り。

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要はキャラクター業界において、「鼠」はレッドオーシャンなのである。

けれど、ネズミくんはそんな鼠キャラクター業界に彗星の如く現れ、瞬く間に人気者なり、バンドマスコットキャラクターの天下を取った。

そんなねずみくんは、キティーちゃんばりにどんな仕事でも請け負うことで有名である。

バンドグッズだけでなく、LINEスタンプにもなっているし、Tポイントカードにもなっている。

たぶん他にも色々ある。

要は見た目通りずる賢いのだ。

だからきっとスマブラという肉弾戦でも頭脳派な駆け引きをして、せこく勝ち抜いていきそうな気がする。

関連記事:キュウソネコカミという推しのいる生活の話

しょくぱんくん from UNISON SQUARE GARDEN

ユニゾンのボーカルの斎藤が生み出したキャラクター。

かわいいかはともかく、弱そうである。

戦闘力3くらいな気がする。

関連記事:そろそろ、しょくぱんくんにユニゾンのマスコットキャラを担うのは荷が重すぎるのでは説!

ズラー from GLAY

あのGLAYのマスコットキャラクターである。

なんかキモいけど、強そうである。

戦闘力は3500くらいありそうである。

腕相撲としたら、めっちゃ勝ちそうな気がする。

生みの親はボーカルのTERUらしい。

the LOW-ATUS

存在がキャラクター的な部分があるので、まさかのノミネート。

二人とも半端なくムキムキで、ライブ前の待ち時間も筋トレしたり走り込みしたり、肉体作りに対する意識の高さが半端ない。

邦ロックバンドがスマブラのキャラクターになって殴り合いをしたら、奴らを止められるものはいないと思う。

結論。

彼らが一番のチートなのである。

関連記事:BRAHMAN「今夜」の感想!細美武士と「あゝ荒野」とplaceboの話

まとめ

というわけで、色々とバンドのキャラクターについて考えてみた。

正直、昨今のバンドのキャラクターは女子ウケを狙いすぎているフシがあり、グッズ化したりLINEスタンプになって小銭を稼ごうという魂胆が見え隠れしている。

ゆるキャラに見せながら実は腹黒いというのが、バンドのマスコットキャラクターの本質だったりするわけだ。

個人的には、そろそろ北斗の拳とかジョジョばりのハードボイルドなキャラクターが生まれてもいいのではないか、と思っている次第。

けれど、女子の方がグッズを買ってくれる傾向にあるので、そういう女の子にコミットしたようなグッズやキャラクターが量産されてしまうのも、仕方がない話なのかもしれない。

そんなバンドのマスコットキャラクターは悪いことばかりでもない。

というのも、絵の上手いイラストレーターでも、画力のない「画伯」の絵でも、同じ土俵に立たせられるという点で、競争ばかりが起きがちな現代社会において数少ない「差別のない世界」を作りあげるピースフルな存在なのだ。

嗚呼、バンドのマスコットキャラクターよ、永遠なれ、って感じで、色んなマスコットキャラクターが生まれてほしいし、そのマスコットキャラクターたちはどんどんとグッズで小銭を稼いでほしいなーと思うばかり。

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