前説

スポンサーリンク

日本最大級のインスタグラム音楽メディア「PLAYLIST」を知っているだろうか。

インスタグラム上でプレイリストを毎日更新していて、フォロワー数は20万人を越えているアカウントのことである。

そんな「PLAYLIST」が2021年9月、音楽フェスを開催すると発表された。

その名は、PLAYLIST FESTIVAL 2021。

9月11日に東京・USEN STUDIO COASTで開催されるこのイベント。

会場も規模もさることながら、メンツが豪華なのだ。

下記が、そのメンツとなる。

<出演者>
Omoinotake / KALMA / the shes gone / Mr.ふぉるて / reGretGirl / POP ART TOWN / UNCUT / tiny yawn / 輪廻 / コレサワ / にしな / 空音 / kojikoji / sloppy dim / niKu / 松本千夏 / nolala / NELN / カザマタカフミ(3markets[ ]) / 落合渉 / トンプソンかえる / シキ(from 魅惑ハレーション)

若手バンドを中心に、ジャンルが多岐にわたっている。

このメンツを観るだけでも、このイベントに相当なこだわりをもって準備をすすめていることが実感できる。

しかも。

単純にイベントを開催するだけではなく、このフェスにしかない試みも予定されているようなのだ。

そのひとつとして、アーティストに演奏してほしい曲のリクエストをInstagramのフォロワーから募集する、というものが挙げられる。

というのも、このイベントは、リクエストを募った上で、参加アーティストごとにセットリストの楽曲を含む全10曲のリストを事前に公開するのだ。

セットリストに大きな意味合いが持たれがちなライブシーンにおいて、この試みはとても斬新だった。

一体、なぜこのイベントを、このタイミングで、こんな形で開催しようと思ったのか。

気になることがいくつも出てきた筆者は、主催者である「PLAYLIST」に直接話を伺ってみることにした。

本編

──なぜイベントを開催しようと思ったのですか?

PLAYLIST:PLAYLISTのアカウントは2019年9月から始めたのですが、開設からわずか半年後の2020年2月頃から生活が一変し、音楽を生で楽しむ機会もなくなってしまいました。楽しみにしていたライブがいくつも中止になり、関わっているすべての人にとって絶望でした。日々支えてくれている音楽を生で聴いた時の感動や、毎日会いたいと願っていたアーティストを初めてみた時の興奮、帰ってからも浸り続ける余韻。ライブでしか感じることのできないものがたくさんあります。こんなご時世にあってもそんな場をなくさないために、日々みなさんに近いSNSで音楽を発信している、私たちだからできることがあるのではないかと思い開催に至りました。

──なぜこれらの出演者にお声がけしようと思ったのですか?

PLAYLIST:いつもプレイリストを作成する際はストーリーでフォロワーの方からのリクエストを募集しているので、今回はそのリクエストが多いアーティストさんにお声がけしました。PLAYLISTはフォロワーのみなさんと作っているアカウントなので、フェスも同じようにフォロワーさんと一緒に作り上げたいと思っています。普段投稿しているプレイリスト同様、ジャンルレスなラインナップになっているので、イヤホンで聴いているプレイリストがライブになったような感覚で楽しんでいただけると思います!

──セットリストの募集をした上で、セットリストを公開しながらイベントを行う意図についてお聞かせください

PLAYLIST:セットリストのリクエスト募集は、自分の意見が反映されていたらライブを一層楽しみにしていただけるのではという考えからです。せっかく来ていただくなら、当日はもちろんですが、来る前は予習プレイリストを聴きながら待ち遠しくてワクワクしたり、終わってからは復習して余韻に浸ったり、フェスの前後も楽しんでいただけるようなイベントでありたいと思っています。また、個人的に対バンライブをよく見に行くのですが、全曲知っているライブだと終わった後、より満足感があると感じていました。もちろんセットリストを予想したり新曲をはじめて聴くのもとても楽しいですが、いつも音源で聴いていた曲を生の音で聴いたときの感動が、ライブの一番の魅力だと思っています。今回はこの、ライブの感動というところに注目して、よりたくさんの方にその体験していただける方法を考えた結果、セットリストを事前に公開して予習してもらう、という施策を実行することにしました。仮にはじめて観るアーティストさんでも、すべて知っている曲ならより盛り上がることができますし、ライブが楽しかったら「今度はワンマンライブにも行ってみたい!」という気持ちにもなると思うので、フェス以降もお客さんとアーティストさんがつながり続けるきっかけになれればと考えています。セットリストの先出しに関しては賛否両論あると思いますが、理解してくださったアーティストさん達には感謝の気持ちでいっぱいです。

──対バンライブをよくみるとのことですが、印象に残っているライブはどのアーティストのライブでしたか?また、その理由があれば教えてください。

PLAYLIST:対バンライブはどれも、組み合わせや環境、演出によって色々な顔が見られるので印象に残っているのですが、アーティストさんはもちろんイベント全体で特に印象深いのが、今年の6月に見た「LOVE MUSIC FESTIVAL」です。Creepy Nutsさん、Saucy Dogさん、マカロニえんぴつさん、緑黄色社会さんの対バンライブだったのですが、出演アーティストの皆さんが、イベント自体に愛を持ってパフォーマンスされている姿を見て非常に感動しました。ただのブッキングライブではなく、ブッキングに至るまでの歴史や繋がりを感じることができて、こんなふうに愛の溢れるフェスがしたい!PLAYLIST FESTIVAL 2021も絶対そうするんだ!と強く思ったライブでした。

──PLAYLIST FESTIVAL 2021において、その他、通常のライブイベントとは違うこだわりや試みがあれば教えてください。

PLAYLIST:インフルエンサーさんのアパレルスペースとイラストレーターさんのイラスト展示を行います。フォロワーさんは、ファッションやイラストも好きな方が多い印象なので、今回はその二つの要素をフェスに取り入れて、ライブだけでなくイベント全体を楽しんでいただければと思っています。以前PLAYLISTで「フェスに行ったことはありますか?」とアンケートを取ったところ、6割以上の方がないと回答されました。フェス上級者な方はもちろん、そんなフェスに行ったことがない方にも興味をもっていただければ嬉しいです。

──インフルエンサーのアパレルスペース、イラストレーターさんのイラスト展示について、もう少し具体的に内容をうかがうことは可能でしょうか?

PLAYLIST:インフルエンサーさんには、PLAYLIST FESTIVAL 2021公式フェスTシャツ(ヘッドホンを外してあなたは音楽の沼に落ちていくTEE)を使ったコーディネートをご自身のInstagramで提案してもらい、紹介したアイテムを中心に当日はフリーマーケットをしていただきます。また販売中のBGMも、インフルエンサーさんの選曲で、フェスで聴いてよかった曲のプレイリストを流します。イラストレーターさんにはそれぞれ2点ずつ、音楽をテーマにしたイラストを展示していただきます。1点以上描き下ろしをお願いしているので、PLAYLIST FESTIVAL 2021でしか見られない展示になると思います!

──ありがとうございます。それでは、最後に意気込みを教えてください。

PLAYLIST:必ず関わった人みんなが最高な気持ちになれるフェスにします!悩んでいる方はぜひ来て欲しいです!こんな時代だからこそ、音楽を生で味わって欲しいです。楽しみに待っていてください!

スポンサーリンク

LINEで送る
Pocket