前説

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今年は観測史上初、台風が発生しなかった7月らしい。

なかなか夏っぽいことができないまま過ぎた7月だけれど、音楽は豊作な一月だったように思う。

それでは、今月聴いた歌で気に入ったものを紹介したい。

題して、2020年7月のバンド・アーティストの個人的ベストソング15。

なお、選曲対象にアルバム曲を含むと膨大になってしまうので、なるべくシングル曲・配信曲・YouTubeにあがっている音源に限定しております。

あと、7月より前に発表された楽曲も含んでいるけれど、その曲に出会ったのがこのタイミングだったということで、その辺の曖昧さは許してほしい。

では、どうぞ。

本編

Official髭男dism 「Laughter」

「優勝」という言葉はなるべく使わないようにしている。

なぜなら、使う数が増えれば増えるほど、その言葉が安っぽくなってしまうから。

なので、本当に自分が良いと思った歌にしかこの言葉は使わないようにしている。

そんな中、ついに「優勝」の言葉を使ってしまったのが、この歌だった。

もちろん、本当に優勝するのかはわからないけれど、そういうでっかい賛辞を与えても後悔しない歌であることは間違いなかった。

壮大なバラードと、その壮大さに見合うボーカル。

髭男の「本気」をこの歌に見た気がする。

関連記事:音域が暴走するOfficial髭男dismの「Laughter」の話

Mrs. GREEN APPLE 「Theater」

この5年の集大成を飾るような一曲。

いつもMrs. GREEN APPLEの歌と違って、バンドのパーソナル性を感じるしっとり感が個人的にぐっときた。

最後、行進曲のようなリズムになってこの歌が終わるのが良い。

きっと、この集大成はまだ序章であることを予感させるためのアレンジだったと思うから。

フェーズ2のミセスに期待したい。

関連記事:Mrs.GREEN APPLEの「Theater」から見えるフェーズ1の物語とフェーズ2の予感について

Creepy Nuts × 菅田将暉 「サントラ」

Creppy NuTsの持つ音楽的なセンスと、菅田将暉が持つ音楽的ルーツをぶつけあったような一作。

自分のこだわりを貫く、という意味で妥協を感じさせないところにぐっとくるし、菅田将暉のサビに入ると本当に歌が引き締まるのである。

某大喜利番組の大喜利はスベってカットされても、音楽では一切スベることがないR-指定のラップも流石の一言。

でも、個人的に一番の聴きどころは間奏パートである。

ロックなビートの中でキラリと光る松永のスクラッチがかっこいいのだ。

関連記事:Creepy Nutsと菅田将暉がタッグを組んだ「サントラ」について

フレデリック 「されどBGM」

元々サウンドにレトロ志向が強いフレデリック。

この歌は、そういうレトロさがより際立っているように思う。

この歌がいうレトロさは、ディスコ感って言葉に置き換えることができると思うんだけど、バンドが奏でるこのディスコ感がたまらなく良いのである。

夏場にあえてこういうクールな歌を持ってくるフレデリックのセンスが良い。

関連記事:フレデリックのお気に入りな歌8選

MY FIRST STORY 「1,000,000 TIMES feat. chelly (EGOIST)」

マイファスが持つ攻撃的で力の強いサウンドが響き渡る快作。

Hiroとchellyの歌い分けが鮮やかで聴き惚れてしまう。

ロックテイストの強いサウンドだけど、メロディーの美しさも際立っている。

MY FIRST STORYは、つくづくコラボ曲に素敵な歌が多い。

そのことを改めて実感する。

関連記事:MY FIRST STORYに関する個人的な雑感

OKAMOTO’S 「Welcome My Friend」

様々なジャンルがミックスされており、ラップ色もあるし、ロック色もある不思議な一曲である。

ごちゃまぜなんだけど、そのごちゃまぜを心地よいラインに押し上げているのは、OKAMOTO’Sの演奏力の高さ。

どの楽器も大きく目立つわけではないのだ。。

けれど、妥協されないキレキレのリズムによって、しっかり部分部分をキメてくるのである。

個人的に好きなのは、安定感があるベースのライン。

関連記事:最高にセンスの良いバンドOKAMOTO’Sの話

Saucy Dog 「シーグラス」

シンプルなギターロックと、洗練されたメロディーと、透き通るようなボーカル。

バンドが持っている武器だけで勝負をしてくる感じがとても良い。

Saucy Dogのこういうシンプルなバラードって、本当に毎回素晴らしくて脱帽してしまう。

素朴であることが最大の武器だし、バンドの武器はバンドサウンドそのものなのだ。

そういうことを感じさせてくれる歌。

関連記事:2020年のSaucy Dogがグッとくる件について

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みるきーうぇい「ドンガラガッシャンバーン」

失恋をテーマで、けっこう赤裸々に語っているんだけど、その想いが砕けていくサマを擬音で表現するセンスが良い。

伊集院香織って、壊れそうな気持ちを歌の中にある言葉に閉じ込めるのが上手いのである。

リズムがシンプルなのもこの歌が持つ言葉の魅力を引き上げているように思う。

素朴なユーモアと、その裏に隠された繊細さにぜひ触れてほしい。

kZm 「TEENAGE VIBE feat. Tohji」

kZmの歌についに招かれたTohji。

待望という言葉が似合うコラボだけど、「待望」というだけあって、歌の熱量が高く、研ぎ澄まされている。

元ネタが洋楽バンドの楽曲であり、ロック色の強いヒップホップになっている。

ということもあって、そのロック色が自分の好みに刺さったフシもある。

サビのラインも中毒性があって、好き。

Dos Monos 「The Rite of Spring Monkey」

緻密に構成された音の世界に耽溺されていく。

階層まみれの、高解像度のPSDデータみたいな雰囲気。

とにかく情報量が多くて、でも雑多には感じないところが巧みな仕事。

ただ、サンプリングがどうとかそんなことは関係なく、身体に直接的に作用する音楽的も魅力もあって、気づいたらめっちゃ身体を揺すぶられてしまうのだ。

杏沙子 「見る目ないなぁ」

これまたある種の失恋ソングであり、率直な言葉が歌になっている。

丁寧に想いの丈を言葉につづることで、小説のような物語を追っているような気持ちになる。

杏沙子のあっけらかんとした歌声が、この歌に空っぽさを際立たせる。

失恋したタイミングに聴いてしまったら、泣いてしまいそうな、そんな一曲。

ビッケブランカ & 松本大 「Little Summer」

トロピカルなダンス・チューンであるはずなのに、妙な哀愁も感じる不思議な一曲。

冷ややかな夏の1ページっぽいというか。

ビッケブランカと松本という、声質の違う二人だからこそ、化学反応が生まれている。

お互いの普段のそれぞれの楽曲とは違う、独特なビートで紡がれるクールな夏さが病みつきになる。

関連記事:ビッケブランカとLAMP IN TERRENの松本大がコラボした「Little Summer」について

三浦春馬 「Night Diver」

単純にかっこいいダンスナンバーなのである。

サビで繰り出される三連符が気持ち良いし、そのビートを軽やかに踊る三浦春馬の歌声が良いのである。

曲を書いたのは、Hakuというバンドのフロントマンとしても活躍していた辻村有記。

優れたソングライターと、素晴らしい歌い手が結託したからこそ生まれた、今年を代表する一曲だと思う。

関連記事:三浦春馬の「Night Diver」がかっこいいことを伝えるだけの記事

SixTONES 「NAVIGATOR」

クールでアグレッシブなサウンドが印象的な一曲。

パフォーマンスを磨いたグループだからこその質の高い音楽。

SixTONESがいかに優れた表現者であるか、この歌を聴くだけでも実感させられる。

デビューが今年とは到底思えない、完成度の高さである。

関連記事:SixTONESが「NAVIGATOR」でナビゲートする楽曲の世界について

米津玄師 「感電」

サウンドに対するアイデアはやはりこの男がずば抜けていると思う。

これだけ大衆的に愛されていても、自分のユーモアを楽曲に忍ばせることに躊躇がないのだ。

音にも歌詞にも、あらゆるユーモアが散りばめられている。

そういう意味でこの歌はカップリング曲のような趣味性もある。

でも、最終的にはドラマ主題歌として相応しいキャッチーが見えてくるのだ。

ハードルが上がりきっているのに、一切期待を裏切らないこの完成度。

拍手喝采ものである。

関連記事:音の三密と言っても過言ではない米津玄師の「感電」の話

まとめ

というわけで、今月ぐっときた15曲を紹介してみました。

改めて豊作だったことを実感する7月なのでした。

なにより、この記事が新しい音楽との出会いのきっかけになれたら嬉しい限り。

では今回はこの辺で。

ではではでは。

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