前説

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4月最後の週末なので、今月聴いた歌で気に入ったものを紹介したい。

題して、2020年4月のバンド・アーティストの個人的ベストソング15。

なお、選曲対象にアルバム曲を含むと膨大になってしまうので、この記事では基本的にはシングル曲・配信曲・YouTubeにあがっている音源に限定しております。

あと、4月より前に発表された楽曲もあるけれど、その曲に出会ったのがこのタイミングだったということで、その辺の曖昧さは許してほしい。

では、どうぞ。

本編

ヨルシカ 「花に亡霊」

ヨルシカの歌って、歌がそのまま物語になっていくような強さがある。

n-bunaのソングライティングのセンスが神がかっているのは言うまでもないことだが、suisの表現力がずば抜けている。

澄み切っていて、わりと中性的な装いでたんたんと歌うことが多いんだけど、フレーズ単位で急に鋭い感情を声に宿してくるのだ。

言葉を立体的に表現させるのがとても上手なのである。

つくづく、n-bunaとsuisがタッグを汲んだということが、ヨルシカの最大の奇跡だよなーと思う。

関連記事:ずっと真夜中でいいのに。とかヨルシカのような匿名性のあるアーティストの話

BLUE ENCOUNT 「ハミングバード」

わりとバンドサウンドから距離を置いた歌を歌っていたブルエンだけど、今作はバンドサウンドを一直線の歌となっている。

決してビートは速くないんだけど、異常にエネルギーを感じる一曲となっている。

速くはないんだけど、胸を高揚させてしまうというか。

そういう意味で、どこかELLEGARDENにも似たエネルギーも感じるのである。

口ずさめるようなメロディーなんだけど、身体を動かしたくなるというか。

ブルエンの屈指の一曲だと思う。

関連記事:BLUE ENCOUNTが「ポラリス」という歌をリリースしたけど、ぶっちゃけどうなの?

マカロニえんぴつ「hope」

マカえんってこういう曲も自分のものにできるバンドなんだと驚いた一曲。

なんせ前半はストリングス一本で歌が進んでいく。

どうしてもこういうアレンジをしたら、今までのマカえんが好きな人は面食らってしまう可能性がある。

でも、マカえんはそういうアレンジを選んだわけだ。

最初は今までと全然違う歌だなーとびっくりするんだけど、聴いているとそれが腑に落ちていくのだ。

要は、こういう外野のアレンジも乗りこなしているのである。

はっとりのボーカルが強いからこそ、というのはあるだろうが、バンド以外の音がまったく蛇足になっていないのだ。

関連記事:今のマカロニえんぴつに死角がないことがよくわかった件

聴き応えのある一曲である。

赤い公園 「yumeutsutsu」

いまどきこんなにもギターがソリッドで、音色だけでぞくっとさせるような音を鳴らすバンドがいるだろうか。

元々は硬派なギターロックというイメージがなかった赤い公園が、それを達成すると誰が思っていただろうか。

今どきのバンドに「バンドらしさ」を感じていないほど、赤い公園が紡ぐバンドアンサンブルにぐっとくるはずだ。

あと、そういうソリッドなサウンドに対して、石野の声がちょうど良い明るさを与えてくれるのである。

このバランスが素晴らしいし、どんなアイデアもモノにしてしまう今の赤い公園は無敵だと思う。

Official髭男dism 「パラボラ」

圧倒的な春感なのに、春を直接表現するワードがない一曲。

ゆっくりと温度感が上がってくる歌の調子がすこぶる気持ち良い。

ヒゲダンが本気で春歌に向かったらこんな感じになりました感がして、それがすごく個人的なツボである。

細かな感想は別記事も参考にしてもらえたら。

関連記事:Official髭男dismの「パラボラ」から異常に春らしさを感じる件

PENGUIN RESEARCH 「HATENA」

サウンドのかっこよさが段違いである。

ギターもベースもドラムもゴリゴリなのである。

まあまあ難易度の高いスピードで、トリッキーなフレーズが展開されていく。

全パートが速弾きを強要される、なかなかドSな一曲なんだけど、さすがはPENGUIN RESEARCH。

こういうテンポ感の歌を確実にキメてくる。

なんでこんな演奏をかっこよく弾けるのか・・・。

そこが一番のハテナである。

ドラマストア 「可愛い子にはトゲがある?」

サビでハンドクラップを取り込んでいる。

この感じがとても好きである。

キャッチーな中に適宜アクセント彫り込んでいる感じが心地よいというか。

ギターのカッティングも軽妙なリズムを意識しているように感じるし、ドラマストアが持つポップスが全開になっている印象を受ける。

SHE’S 「One」

打ち込みとバンドサウンドが融合したような一曲。

SHE’Sは楽曲によって、打ち込み感を入れたり入れなかったりするわけなんだけど、この歌においては、メロパートの打ち込み感と、サビになってからの生音感の使い分けが絶妙である。

ここを使い分けることで、楽曲の構成がドラマチックになっているのだ。

SHE’Sにおける自分のキーワードはドラマチック性にあるんだけど、そのドラマ性がサウンドを使い分けることで、全開になっているように感じるわけだ。

魅せ方が巧みというか。

バラードも良いし、こういうミディアムな歌も良いし、SHE’Sの引き出しの多さには感服するばかりである。

関連記事:SHE’Sというバンドが持つ、他のバンドにはない魅力について

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This is LAST 「結び」

インディーズバンドならではの、むき出しの音。

This is LASTはこういう音がとにかく映えるバンドだ。

バンドサウンドがバンドサウンドのままであることに魅力を感じさせられることができるかどうかって大きなポイントだと思うんだけど、This is LASTはそれが完全にできている(というと、なんだかおこがましい言い方になってしまうけれど)

音の足し算ではなく、楽器の弾き方で強弱をつける感じとか、歌詞のムードに合わせて演奏を匠に変えていくところがとにかく絶妙に上手くて。

自分たちが作りたい世界観を体現するのがとにかく上手いんだよなーと思うのだ。

そして、それが上手いからこそ、僕もその世界観に飲まれてしまうわけである。

yonawo 「矜羯羅がる」

音全体から漂う、どこかレトロな装い。

テレビだったら完全にモノクロのような音。

その古ぼけた感じこそが、yonawoの魅力である。

洗練されていることこそが正義になりがちだからこそ、yonawoの持つ素朴で、でも妥協しないサウンドメイクにぐっときてしまう。

折坂悠太 「トーチ」

とにかく声のクセが強い。

そのクセの強い声にどんどん引き込まれてしまう。

サウンドの意匠としては、折坂にしてはシンプルな気がするけれど、シンプルだからこそ歌声の非凡さに耳がいってしまうのである。

それにしても「私」という一人称がこんなにも似合う男性ボーカルもそうはいないのではないかなーと思うのである。

Awich 「洗脳 feat. DOGMA & 鎮座DOPENESS」

テレビでは絶対に流れない類の音楽。

そういうタイプの音楽だからこそ、そこで綴られる言葉にくらってしまう。

こういう歌を聴くと、ラップってかっこいいなあと思ってしまうのである。

聞けば聞くほどその音楽が持つ中毒性にやられていく。

まるで自分が洗脳されていくかのように。

Moment Joon 「TENO HIRA」

とにかくメッセージ性の強い一曲。

言いたいことではなく、言われたら気持ち良いことを歌詞にしがちな日本の音楽シーンにおいて、この歌の言いたいことを言い切ってしまう強さにはかっこよさを感じずにはいられない。

そこもそこで綴られた言葉は背伸びをした言葉ではなく、等身大の、自分の視点から描いた問題提起だからこそ、よりぐっとくるのである。

こういう世相だからこそ、ここで綴るメッセージがより鋭利なものになっていく。

NEWS 「STORY」

単純に歌が上手い。

NEWSというグループが、いかにアーティストであるかを実感させるような歌である。

綺羅びやかなダンス・チューンなんだけど、個々の歌声が伸びやかだからこそ、サビの高揚感がマックスになるのだ。

どこまでも手が伸ばせそうな勢いのあるサビは、何度聴いても痛快である。

全員のボーカルが溌剌としているのが、聴いているだけでも伝わってくる。

あと、楽曲内で言えば、Bメロが良い。

クラップ音がサビへの盛り上がりを高めてくれて、スムーズにサビで盛り上がることができるから。

millennium parade 「Fly with me」

映像と音の混じり合いが絶妙。

常田が単なるバンドマンではないことがこの楽曲だけでよくわかる。

色んなジャンルをミックスさせてこの歌は、King Gnuからポップな要素を抜き取った己の美学が詰まった一作である。

メロディーの強い歌も良いけど、美学を優先した常田曲もやっぱり良いことを改めて実感させてくれる。

まとめ

というわけで、ざらっとではあるが、個人的に推したい楽曲を15曲を紹介してみました。

あれがないこれがないは各々あるかと思いますが、この中で知らなかった歌がありましたら、ぜひ一度聴いてみてほしいなーと思う次第。

では、今回はこのへんで。

ではではでは。

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