前説
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年末に発表する年間ベストソングを除けば、毎月行っていたベストソングの発表も今年はこれが最後。
いやー一年って早いものだなーと思うばかり。
ということで、月イチ恒例の月間ベストソングを15曲を発表します。
なお、なるべくシングル曲・リード曲・YouTubeにあがっている音源に限定します。
また、12月以前に発表された楽曲も選曲していたりするけれど、その曲に出会ったのがこのタイミングだったということで、その辺の曖昧さは許してほしい。
では、どうぞ。
本編
My Hair is Bad 「味方」
My Hair is Badの歌詞は刺さる。
綺麗事ではなくて、言いたいこと、言うべきことを言葉にしている感じにぐっとくるのだ。
あと、「愛している」みたいなシンプルな言葉じゃない形で、君に対して愛を紡いでいる感じもいいし、シンプルかつ実直なロックサウンドのアレンジを施すことで、センテンスがより鋭さを持つ気がするのだ。
渾身のバラード、という歌がこんなにも似合う歌はないと思うのだ。
関連記事:僕がMy Hair is Badとその周りについて思うこと
sumika 「本音」
sumikaはこういう王道な構成のバラードが本当によく似合う。
ストリングスがどかーんとくる感じのバラードが。
第99回全国高校サッカー選手権大会応援歌のテーマソングらしいが、もうこれしかないじゃんってくらいの歌で、この歌を聴くだけでスポーツの光景が目に浮かんでくる。
あと、片岡の優しくも力強い歌声が、こういう眼差しの歌により大きなエネルギーを与えている。
関連記事:新境地を開拓し続けるsumikaというバンドについて
ドラマストア 「備忘録を綴る」
ギターがナリを潜めて、キーボードが映えるドラマストアとしては異色の一曲。
いつもと毛色が違うから違和感が出るかと思えば、そんなことはなくて今のドラマストアの魅力が際立っている。
優しいボーカルと、美しいメロディーライン。
いかにこのバンドが「歌」の部分を磨いてきたかがよくわかるミディアムナンバー。
関連記事:ドラマストアというバンドの魅力について
秋山黄色 「夢の礫」
2020年の秋山黄色はロック色の強い歌をたくさん発表してきた印象がある。
だから「夢の礫」のイントロを聴いたときは驚いた。
年の瀬にこういう魅せ方をする歌を発表するのか、と。
で、聴いてみた結果の感想としては、どんどん歌が盛り上がってきて、最初は「ん?」って思っていたのが、最後は「めっちゃ良い」に変わっていて、この辺りが秋山黄色の凄い由縁だよなーと感じた一曲となった。
どんどんメロディーの雰囲気が更新されていく構成にワクワクさせられるのだ。
関連記事:ロックとポップを兼ね備えた秋山黄色の話
森内寛樹 「アイノカタチ」
MISIAの楽曲をカバーした一曲。
カバーってある意味でそのアーティストの個性が問われると思うんだけど、森内寛樹が歌えば他のアーティストの歌も完全に自分のものにしてしまうのが凄い。
ハスキーなハイトーンボイス。
甘さと鋭さを持つ歌声。
いかにも森内寛樹が優れたボーカリストであるかを実感できる一曲である。
DISH// 「猫」
既に過去のベストソングで入れていたかと思ったら、どうやら入れてなかったようなので、このタイミングで入れてみた。
今更説明不要の美しいバラードで、DISH//の知名度を大きく広げた作品でもある。
音楽番組でこの曲を聴く機会が増えたわけだけど、本当に良い歌だなあと思うのだ。
あいみょんのメロディーの美しさや北村匠海のボーカルの伸びやかさなど良いポイントがたくさんある歌である。
2020年を代表する一曲だと思うし、やっぱり紅白でも聴きたかったなあと改めて思う。
関連記事:DISH//というダンスロックバンドの凄さについて
w-inds. 「Beautiful Now」
二人になるw-inds.なんて想像もしてなかった。
正直、驚きが強かったし、どうなってしまうのかという思いもあった。
けれど、w-inds.は留まらずに音楽を生み出すし、むしろさらなる磨きをかけていくんだなあということを「Beautiful Now」を聴いて実感するのだ。
サビのメロディーで魅せるのではなく、リズムの気持ちよさを重視しているサウンドメイクが心地よい。
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櫻坂46 「Nobody’s fault」
イントロのギターがガリガリと鳴る感じが自分のツボの一曲。
そこからホーンセクションも加わり、楽曲は豪華さを増していく。
でも、単なる情報過多な歌になるのではなく、絶妙なバランスで楽曲が進んでいくところも良い。
櫻坂46の強さや美しさも際立った一曲で、マジでここからさらにどんどん化けていくことが予感させられるのだ。
Tohji & Mura Masa「Oreo (Mura Masa eternal mix)」
今年リリースされた「Oreo」をMura Masaがアレンジし直した今作。
原曲とはまた違ったダンサンブルかつクールな仕上がりにヒリヒリさせられる。
リズムアプローチが絶妙なのだ。
Tohjiを見ていると、世界からも注目を集める、という言葉にこんなにも信頼できるラッパーもいないよなーと思う。
Tempalay 「EDEN」
メジャー・デビューを果たしても変わらない音楽性にぐっとくる一曲。
アングラ感もあるんだけどキャッチーで、キャッチーなんだけどTempalayの芸術性を堪能できるのが本当に良い。
このメンバーで音を紡ぐからこその絶妙なバランス感。
聴けば聴くほど、その世界の深淵に誘われてしまう。
amazarashi 「令和二年」
元々言葉の強さに定評があるamazarashi。
タイトルからもわかる通り、今のご時勢を歌のモードにしている。
どうしてもこういう世の中である以上、世相を歌に反映すると単純に暗くなるものが多くなる中で、amazarashi の「令和二年」は、きっちりamazarashiならではの眼差しが活きていて良いなあと思う。
あと、秋田はこういう歌詞が映える声なんだよなーと思う。
関連記事:amazarashiというマイノリティーなバンドの話
ヒトリエ 「curved edge」
新体制となったヒトリエの満を持しての新作。
マジでどういう仕上がりになるのか色んな意味で気になっていたわけだけど、すごく腑に落ちる一作だった。
というか、過去のヒトリエの良さもあるし、新しくなった分の良さも良い塩梅で足された感じがして、その感じにすごく腑に落ちたのだった。
ヒトリエらしいユーモアやアプローチも散見されて、今までのヒトリエが好きなら間違いなくかっこいいと太鼓判を押したくなる一曲だと思う。
関連記事:新しいヒトリエの音楽がかっこいいということを伝えたい
ナードマグネット 「Can’t Remember」
ナードマグネットのクリスマスサプライズとして発表された一曲で、ナードマグネットの良さが詰まった一曲だなあと思う自分。
初の藤井作曲だったり、英詞で歌っていたりと、今作ならではの魅力も出ているところが良い。
ソリッドなサウンドなんだけど、どこかロマンチックな雰囲気もあるのが今作の個人的なツボポイント。
[Alexandros] 「風になって(1 Half ver.)」
自分が好きなタイプの[Alexandros]楽曲で、聴いて一発で好きっ!ってなった歌。
イントロからじわりじわりと盛り上がる展開や、テクニカルなロックサウンドなど[Alexandros]らしいかっこよさが詰まっている。
サビもすごくキャッチーで、自分も思わず口ずさんでしまうレベルである。
今発表されているのが(1 Half ver.)なので、完全公開が今から楽しみで仕方がない(ラジオなどではすでに解禁されているかもだけど、まだ自分は聴いていないので)
関連記事:[Alexandros]の「風になって(1 Half ver.)」に感じる圧倒的快楽
SixTONES 「ST」
この歌を入れるかどうか迷ったんだけど、今年発表した中でももしかしたら一番自分の好みかもしれないSixTONESのこの曲を外すのは違うのは違う!ってなったので、12月のベストソングとしてこの歌を入れた次第。
アグレッシブなロックサウンド。
メッセージ性の強い歌詞。
メンバーごとのボーカルライン。
魅力を説明したらキリがないんだけど、今言えるのは、きっとこの歌を収録しているアルバムがきっととんでもないことが予感させられるということ。
いやーほんとSixTONESは、良い歌をたくさん歌ってきたあと改めて思うのだ。
まとめ
というわけで、今月ぐっときた15曲を紹介してみました。
毎月そうだけど、15曲に絞るのはムズいよなーと思いつつ、今の気分で選びならとしたら「これ」ということで、この15曲を選んでみました。
色んな音楽と出会うきっかけにしてくれたら嬉しい限り。
では今回はこの辺で。
ではではでは。
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