前説
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CDJやレディクレなどの冬の大型フェスのメンツ発表。あるいはM-1とか紅白みたいな年末の風物詩のアナウンスを聞くたびに、今年も終わりに近づいていることを実感する。
そう。
もう11月も終わろうとしている。
ということで、月イチ恒例の月間ベストソングを15曲を発表します。
なお、なるべくシングル曲・リード曲・YouTubeにあがっている音源に限定します。
また、11月以前に発表された楽曲も選曲していたりするけれど、その曲に出会ったのがこのタイミングだったということで、その辺の曖昧さは許してほしい。
では、どうぞ。
本編
SEKAI NO OWARI「silent」
クリスマスシーズンの新たな名曲になりそうな感。
SEKAI NO OWARIは、こういう幻想的なムードの曲を作らせたら本当に天下一品で。
サウンドの選び方や、曲のもり立て方が絶妙。
あと、深瀬の歌声ってこういうムードの楽曲に合うんだよなあと改めて思う。
関連記事:SEKAI NO OWARIの冬の楽曲、まったく外れがない理由
go!go!vanillas 「鏡」
go!go!vanillasはもともとカントリー調の歌だったり、時代性を感じさせるルーツロックを得意としていたバンドというイメージだった。
でも、そういうイメージだけに囚われるつもりがまったくないことを、「鏡」を聴いたときに感じさせられた。
ダンスミュージックの要素も加えながら、バニラズならではのロックチューンに昇華しているこの曲。
変わるもの 変わらない答えを
バニラズのこのサウンドを聴くと、このフレーズにも妙な説得力を覚える。
関連記事:go!go!vanillasだけはディスりようがない説
渋谷すばる「風のうた」
自分は、冒頭のブルースハープの音に「風」の雰囲気を見出した。
それくらいに、タイトルとサウンドがとてもマッチしている。
しっとりと優しく歌い上げる渋谷すばるのボーカルもそうだし、そこまで大げさな展開をしない楽曲の構成もまた、タイトルとマッチにしているように思う。
歌詞とか抜きにして、この歌にタイトルをつけるとしたら「風のうた」しかないなあと、そんな気分にさせられる歌なのだ。
渋谷すばるが、いかにアーティストとして才能豊かな人間であるかを感じることができる一作でもある。
関連記事:渋谷すばるの「NEED」という作品についての個人的な所管
優里 「ドライフラワー」
最初のギターのサウンドから「エモさ」で攻めていることがよくわかる。
案の定、歌詞をみても「エモさ」で攻めていることがわかる。
でも、その一点集中感が、すごく良い。
あと、その気になればいくらでもドラマチックな展開にできるのに、わりとさらっとサビに入る構成も個人的にはポイントが高い。
関連記事:優里の「ドライフラワー」がなんだかんだで刺さってしまう理由
This is LAST「ひどい癖」
とにかくイントロのギターフレーズが印象的。
そのあともキラキラとしたバンドサウンドが繰り出されていき、楽曲のワクワクを増幅させていく一曲。
もともと、自分はThis is LASTが持つ容赦のない感じがとても好きだったんだけど、この歌はその尖った武器をさらに先鋭化しているように感じる。
赤裸々にさらけ出す歌詞とサウンドが相まって、サビに向かってそのピークを迎える感じ。
そこが、とにかくたまらない。
関連記事:2020年下半期に推していきたいインディーズバンドたち
ユアネス 「BE ALL LIE」
バンドのイメージを大きく更新した一曲。
このバンドって、本当に芸達者で色んなアプローチができるんだなーと改めて思うんだけど、この歌は本当に勝負しにきている感じがして、とにかく好きである。
アニメーション絵のMVと合わせてみると、楽曲が持つ世界観がより鮮明になって楽しく作品を堪能できる。
そもそも、この歌って映像と合わさったときのことを意識したディレクションのかなーと思っていて。
とにかくぜひきいていただきたい楽曲である。
君島大空 「笑止」
メタルというジャンルを再構築するような面白さを持った一曲。
予想のつかないアレンジには脱帽するばかり。
静寂と轟音をここまで鮮やかに使い分ける人なんて、なかなかお目にかかれない。
しかも、これだけある種のルールから逸脱している構成でありながら、その全てを最終的に美しさに昇華させてしまっている。
そこが流石すぎて・・・。
イントロから、こんなサビにたどり着くなんて、きっと誰も想像できないと思う。
良い意味で。
ウ山あまね 「セロテープデート」
音楽をディグっていると、自分の持っている引き出しとは違う感性で音楽を作っている人と出会うことがある。
その一人がウ山あまね。
楽曲を聴いてもらったらわかるけれど、良い意味でぶっ飛んだ感性で音を構築していることがわかる。
こういう音楽に出会うと、たまらなくドキドキする自分がいるのだ。
そこでその音を放り込んできて、そう混ぜるのか!!っていう面白さが常にあって、アドレナリンがとんでもないことになる。
ウ山あまね。
これは今のうちに要チェックなアーティストの一人だと思う。
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SixTONES 「NEW ERA」
疾走感のあるアッパチューン。
そういう歌を、単に若さとか勢いでやり過ごすのではなく、高いレベルに昇華して、ぶちかます。
そういう容赦のなさがSixTONESの楽曲には、ある。
ラップパートの挿入だったり、メンバーの歌割りだったりが、とにかく好きな歌で注目ポイントが高い。
あとは、2番のサビ終わりの展開も熱い。
関連記事:SixTONESの魅力が「NEW ERA」という楽曲に詰まっている説
ヤユヨ「君の隣」
最近のバンド音楽って、ある程度知見がたまっている分、なかなか逸脱が難しくなっているイメージがある。
こうしなきゃいけないみたいなお約束に縛られてしまうというか。
でも、ヤユヨの音楽って、そこには縛られていない感じがするのだ。
ルーツロックっぽいかなーと思って聴いていると必ずしもそうではないし。
ジャンルにくくろうとしても、そうはさせてくれない幅広さがあって。
「君の隣」を聴いたときは、ヤユヨってこういう歌も歌えるんだ・・・すげえ、となったのだ。
透明感のあるボーカルと、切迫感のある雰囲気。
ここに、自分はノックアウトされてしまった。
赤い公園 「オレンジ」
かっこいいし、キュートだし、ポップだし、ロック。
赤い公園の良さが凝縮したような瑞々しい一作。
ボーカルも素晴らしいし、四人のバンドアンサンブルが、圧倒的に絶品。
スキがなさすぎて、ただただヘビロテするしかない今。
最後くらい・・・どころか常にかっこよかった赤い公園の新作は、やっぱり今もかっこいい。
そういう話。
関連記事:赤い公園の話
OKOJO「ええんやけど」
サビのメロディーラインが好きで。
気がついたら口ずさんでいる自分がいる。
関西弁を使うことで、リズムがハネて心地よさを倍増している。
きっと細かいところにもこだわっているからこその作品で、OKOJOの巧みが光っている。
あと、OKOJOってこういうミディアムなテンポが映えるバンドなんだなーと、この歌を聴いて改めて思ったのだった。
関連記事:今話題のOKOJOというバンドについて
ナードマグネット 「爆発しそう」
たぶん今回紹介する15曲の中で一番「うるさい」歌だと思う。
自分は流れで、15曲をプレイリストにして聴いているんだけど、一番うるさかったので間違いない。
で、そのうるささがたまらなく良いのだ。
ロックの気持ちよさってそういうところにもあるもんなあ、って改めて思った歌だったのだ。
あと、心のうちにある怒りを音に変えて昇華していく・・・みたいな勇ましさもこの歌から感じられて、そういうところもこの歌の大きな好きポイントになっている。
ナードマグネットが持つかっこよさが、全編に滲んでいる一曲。
Sexy Zone「NOT FOUND」
今年のSexy Zoneはとにかく良い歌をたくさんリリースした。
そんな今年の集大成のように感じる「NOT FOUND」。
細部にまでこだわったサウンドメイク。
そのサウンドにも負けない力強さのあるボーカル。
音楽が持つ魅力を色んな方向から表現に落とし込むSexy Zoneの凄みをこの歌から感じるのだ。
関連記事:Sexy Zoneの「NOT FOUND」、驚異の沼への入り口だった話
LiSA 「炎」
この歌をリリースしたときは、まあ中の上くらいかな・・・と思ってわりとスルーしてたんだけど、映画をみたあとにこの歌を聴くと評価がまったく変わってしまう。
こういうドラマチックなバラードであることにも納得するし、歌詞で描かれている内容も腑に落ちるし。
「炎」というタイトルなんてまさしくそういうことなわけだし、逆に言えばあのラストに、こんな収まりの良い歌を生み出すLiSAのクリエイター布陣の凄さを実感してしまう次第。
いやー良いバラードだわ・・・と思いながら余韻にひたってリピートする自分がいるわけです。
なお、自分は鬼殺隊の柱なら、冨岡義勇が好きである。
まとめ
というわけで、今月ぐっときた15曲を紹介してみました。
毎月そうだけど、15曲に絞るのはムズいよなーと思いつつ、今の気分で選びならとしたら「これ」ということで、この15曲を選んでみました。
よかったら聴いてみてね。
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