前説

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2019年12月1日、SUPER BEAVERの『都会のラクダ ″ホール&ライブハウス+アリーナ″ TOUR 2019-2020 ~スーパー立ちと座りと、ラクダ放題~』 と題したライブに行ってきた。

神戸ワールド記念ホールで開催されたこのライブは、SUPER BEAVERにとって初のアリーナ公演だったらしい。(詳しくはよく知らないが)

というわけで、そのライブに行ってきた感想なるものを簡単に書いてみたいと思う。

(曲名を出しているので、ご注意ください)

本編

ライブハウスで活躍していたバンドが、長い月日を経て、アリーナ公演を行う、というシチュエーションはよくある。

SUPER BEAVERと仲の良いONE OK ROCKなんかはその典型だ。

今となっては彼らがfrom ライブハウスなバンドであることを認知している人は、少ないのではないかと思う。

まあ、それはさておき、SUPER BEAVERは自身のMCでも「from ライブハウス」という言葉をよく使う。

それだけ、ライブハウスにこだわっているバンドだとは思うのだ。

少なくとも、でっかいところでやってなんぼ!みたいなメンタルのバンドではないように感じる。

だからこそ、気になってしまうのだ。

そんなビーバーが、大きな会場で、どんなライブをするんだろうか、と。

もちろん、日本武道館をはじめ、色んなところでやっているから今更な話かもしれないが、少なくとも自分はまだ未知の世界なので気になったのだ。

大きいところならでは演出を効果的に使うのだろうか。

それとも「大きいライブハウス」みたいなノリのライブをするのだろうか。

そんなことをずっと考えていて。

とはいえ。

この日のライブは、アリーナも含めて座席ありの配置だった。

いわゆる、全席指定のライブなのである。

装いとしては、普段はライブに来れないような人にも開かれた感じの、そういう作りのライブだった。

だからこそ、ビーバーがどんなステージをするのか、ますます気になってしまったのだった。

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ライブの感想を端的にいえば・・・

ライブの中身については、大きくは語らない。

セトリはネットの海に転がっているだろうし、MCレポだってTwitterを探せばいくつも転がっているだろうから。

ただ、あのライブを観て、いつものSUPER BEAVERだったな・・・という人もいれば、いつもと違っていた(実際、ビジョンや照明は効果的に使われていて、東京流星群の時の照明の使い方は圧巻であった)と思う人もいたのかなーとは思った。

渋谷龍太が珍しく、「今日はここをダンスホールにする」と宣言してみせたり、ドラムの藤原がその場の空気から急に歌うことをせがまれ、それを本気で拒絶するサマをみせたり、ライブの途中で観客全員を座らせてバラードを2曲歌ってみたり、渋谷が「アリーナ〜!」と叫ぶと、その後に観客が「アリーナ〜!」と叫ぶという、国民的な人気アーティストがよくやるコールアンドレスポンスをしてみたりと、ライブハウスのSUPER BEAVERではあまり観られないハイライトがいくつもあった。

それは事実だった。

そして、そのことを指差せば、きっとあの日のライブは、いつものSUPER BEAVERのライブとは違っていたものだったと思うのだ。

でも。

SUPER BEAVERの魅力、という部分に関して言えば。

これは、きっと、いつもと変わっていなかったように、僕は思うのだ。

SUPER BEAVERって、他のバンドに比べたら鳴らす音楽の幅は決して広くないし、トリッキーな展開を魅せる歌もあまり多くはない。

比較的なシンプルな楽曲が多い。

そして、それこそがビーバーの大いなる魅力である。

余計なものを削ぎ落とすからこそ、渋谷のボーカルはストーンと胸に響くし、ボーカルの言葉ひとつひとつが気持ちよくはっきりと聞こえてくる。

ライブでもあれだけフレーズをひろって聞くことができるバンド、そうはいないと思うのだ。

MCでも言葉が明瞭に聞こえる。

リフレインするように積み上げた言葉が、胸の中に深く深く突き刺さってくる。

そういう言葉の凄みがはっきりと見えるところが、SUPER BEAVERのライブの凄さだと思う。

あの感じは、他のバンドには出せないよなーと思う。

そして、そういう言葉の強さみたいなものは、大きな会場でも、変わらず保持されていた。

やっぱり、ビーバーってすげえなって思った瞬間だったのだ。

なにより、かなり尺でMCをして、通して歌い続けているにも関わらず、渋谷の声は最後まで衰えることがなかった。

そこがすごかった。

むしろ、最後に披露された「シアワセ」では、最初よりもさらに声が伸びているようにすら感じた。

2DAYSで行われたワールド記念ホールの公演。

満身創痍でもおかしくないはずなのに、バンドの体力は底なしのように見えたし、ライブ中も終始、昨日を超えていく、という宣言していた。

んだけど、振り返ってみると、ライブ中ですら、どんどん「さっき」を超えていっているように感じた。

だからこそ、最後のライブの方が声が研ぎ澄まされていたんだろうなーと思うのだ。

ライブ中ですら進化していくバンドなんだから、かっこよくないわけないよな・・・とそんなことを思ったのだった。

まとめ

ボーカルがど真ん中にいて、言葉が中心にあるロックバンドってそんなにいないように思う。

特にSUPER BEAVERと同世代で、ここまで残ってきたバンドは、やっぱり何かしら違う武器で戦っているバンドが多いように感じる。

でも、SUPER BEAVERは直球で攻める。

ボーカルがあって、言葉で押していく感じ、である。

そう。

やっぱり、ビーバーはどこまでいってもボーカルと言葉が素晴らしいバンドだよなーと思う。

やっぱり、渋谷のボーカルとして表現力がずば抜けているなーと改めて実感した。

そして、渋谷がかっこよく立ち振る舞えているのは、バンドの息がどこまでも合っているからだ。

ビーバーにとって初めての神戸ワンマンで、そのことを改めて実感したのだった。

関連記事:SUPER BEAVERというバンドの奇跡

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