前説

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ミスチルことMr.Childrenのボーカル桜井和寿は、歌唱中にたまに左方向を気にすることがある。

この記事では、ミスチルの公式youtubeチャンネルで挙げられている66本の動画から、どの動画が一番左を気にしてしまっているのか。

それを検証してみたいと思う。

ちなみに「Your Song」のMVでは、ガン見、チラ見含めると、トータル39回、左を気にしていた。

果たして、どの動画が一番「左を気にしているのか」、各々で予想をしながら、以降の文章を読み進めてもらえたらと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめん。

だめだ……。

俺にはこんな不毛な作業をすることが、できない。

すまない。ここからは普通にミスチルの話をさせてほしい。

本編

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自分がブログを初めてから、ライブで鳥肌が立った数少ないバンド

僕がブログを初めたのは2015年からなんだけど、ブログを初めてから、鳥肌が立つくらいにライブに飲まれたのって、数えるほどしかなくて。

好きなバンドのワンマンに行っても「うわあー」って感じで、テンションが上がることはあっても、正直、鳥肌が立つまでにはなかなかならない。

良くも悪くもこのブログを初めてからは、なおのこと、そうなってしまった気がする。

そんな中、2016年にスピッツの主催イベントであるロックロックこんにちは!でミスチルを観たときは、素直に鳥肌が立った。

その日のイベントのトップバッターとして出演したミスチル。

冒頭、スピッツのグダグダな感じの前振り動画が上映される。

その時には最初に誰が出演するのかまだ伏せられているんだけど、なんか話してる内容的には最初、ミスチルじゃね???ってなるんだけど、いやいやまさかのいきなりトップでの出演はないでしょ?だって、そしたら、ミスチルの後、キュウソになるんやで???

って思っていたら、気がついたら画面にMr.Childrenって名前が表示されて、その瞬間会場全体がどよめき、全員立ち上がったその瞬間、マジで鳥肌立ちました。

あの光景は今でも覚えている。

で、ミスチルが登場するやいなやいきなり「名もなき詩」で。

もうさらに鳥肌ですよ、そんなもん。

エグいのはここからで、そこから「Tomorrow never knows」「HANABI」とマジで容赦ない選曲の連続。いま、セトリ見返しても、それだけでゲロ吐きそうになる。いや、ほんと、その時はジョークをかます余裕もないくらいに、ずっとミスチルのライブに釘付けだった。

大阪城ホールというスケールすら「小さい」と思えてしまうそのパフォーマンスは、ミスチルって本当にモンスターバンドなんだなーと思った。

知っている曲が聴けることの喜びも大きい。

んだけど、ミスチルのライブって、それだけじゃ説明がつかない求心力があるのだ。

人によっては、ミスチルってロックバンドじゃなくてポップスでしょ?っていう言う人もいるかもしれない。

でもね、MCでもなく、身体的なパフォーマンスでもなく、単純にバンドが鳴らす音に合わせてボーカルが本気で歌うというそれだけで、死ぬほど魅力されるんですよ。

桜井のボーカルって本当に引き込まれるし、それを支えるミスチルのサウンドが本当にしっかりしていて、ミスチルってやっぱり「バンドなんだなー」って思うんだよね。

ライブでみると、ミスチルって四人でいるからこそ成立するんだよな、四人がいるからこその世界を作っているんだよなーって、めっちゃ思う。

バンドって音源ではなくライブでこそ良さが発揮されるんだよ、って言葉がよくあるけれど、その言葉の真意って、ミスチルくらいのスケールになったときにこそ真価が発揮されるように思う。

色んなバンドをライブを観たからこそ思う。

好きとか嫌いとか抜きにして、「バンドとしてのライブの迫力」なら、日本のバンドならミスチルが一番って。

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ミスチルってすごいバンド

メロの良さやバンドが持つポップスで人気を博したバンドといえば、back numberやsumikaなんかが挙げられると思う。

で、バクナンやsumikaって意図的にポップスであろうとしているし、基本的に自分たちの客層に向けての、ベターな歌詞を書きがちである。

なんというか、自分たちのファンが持つイメージを悪い意味で壊さないように、慎重になりながら世界観を保っているというか。

草食男子が主人公の恋愛曲が多いのも、それが理由だと思う。

けれど、ミスチルって大衆的な人気を博し、ロックバンドというよりもポップスというカテゴリーにはめ込まれがちなバンドでありながら、歌詞はもーそれはそれは攻め攻めである。

そもそもアルバムの方向性の話で言えば、ミスチルが恋愛とか青春めいたものをテーマにしていたのは「Versus」くらいで終わっていて、出世作である「Atomic Heart」の頃には既に、精神的な、哲学的な命題と向き合うようになっている。

ファンにどう思われるかとか、こういう言葉が聴きたいんでしょ?的なノリではなく、自分の主張したいことを自分が使いたい言葉で表現してくるというか。

もちろん、作品として作る以上はリスナーのことも考えてはいると思うけれど、きちんと自分のメッセージありきで歌詞を紡いでいるように思うわけだ。

名曲である「innocent world」だって、サビ前のフレーズはmr.myselfである。

これ、完全に自分で自分の内面に問いかけているわけで、そう考えると、とても思想的で哲学的な歌だよなーと思うわけだ。

同アルバムに収録されている「雨のち晴れ」だって大衆バンドとは思えないほど社会派な歌詞が綴られているし、「over」では顔のわりに小さな胸とは一体どんな顔なんだろうと、いちいち波紋を呼ぶようなフレーズをしれっと放り込んでくるし。

で、この精神的な詩世界、哲学的なものや社会派なものと対峙する流れは「深海」以降、さらに深くなっていく。

しかも人気絶頂期でありながら、その選択をするのだからミスチルはすごい。(しかも、そういう方向になっても人気を落とさなかったことが何よりもすごい)

だってさ、今の音楽シーンの場合、大衆的であるためには「余計なことは言わないようにする」とか、「そのバンドが持つ世界観を壊さないこと」が得策であるわけじゃん。

でも、アングラになることなく、ミスチルはそういうものと徹底的に対峙してきた。

こんなバンド、ミスチルしかいないよなーと思う。

未だにテッペンを取ろうとしている

普通、デビュー30周年を超えたら、そろそろまったりやるかモードになるし、まったりはしていないにしても、テッペンを取ろうとギラギラすることは少なくなるように思うのだ。

でも、ミスチルはマジで未だにテッペンを取ろうとしているし、本気で自分より下の世代のバンドに悔しがったり、悔しがらせてやろうと思っているように感じる。

冒頭で紹介した「Your Song」や、その曲が収録されている「重力と呼吸」のリリース発表に際しての挑戦的なコメントは、絶対にONE OK ROCK(などのバンド)を意識したものだと思うのだ。

そして、まだまだ自分たちはやるんだ、新しいファンを取り込んでやるんだ、という気概はyoutubeチャンネルにも現れている。

普通、これくらいに人気のバンドだったら既にファンになった人や、それこそファンクラブになっている人にだけアピールして、どちらかというと情報は内向きにしがちだと思うのだ。

でも、ミスチルはライブ映像なんかもどんどん公開する。

新譜こそ解禁していないが、サブスクへの解禁が他の名だたるアーティストより早かったのも、自分たちのファンじゃない人たちに自分たちの音楽や作品を聴くチャンスを一つでも多く作り、ファンとして囲い込んでやろうという気概があるからこそのように思うのだ。

小林武史と手を組むのはやめて、バンドの音を追求する方向に舵を切ったのだって、本質にはそういう気概があるからこそのように思うのだ。

同じレコード会社で言えば、BUMPなんかは今のファンが求められている音楽を作り、そのファンが満足できことに全振りしているように正直思えてしまうが、ミスチルは違う。

照準の先にあるのは、今のファンもいるだろうが、真の狙いはその向こう。

まだファンになっていない人や、なんなら自分たちのことを知らない人すら囲い込む気概を持っているように思う。

今の自分たちの平均的なファン層よりも下の世代も、どんどん囲い込んでやるぜ。そんなマインドすら見え隠れする。

なぜなら、未だに本気でテッペンを目指しているから。

「himawari」なんかを聴いても、その気概をヒシヒシと感じる。

だって、音の熱量、エグいですもん。

上手く説明できないけど、「置き」にいってないもん。まだまだ攻める姿勢が見えるもん。

まとめ

そういう妥協のなさがミスチルの凄さだよなーと思う。

なにより、知らず知らずのうちに色んな常識を壊しまくってきたからこそ、ミスチルってモンスターバンドの名が相応しいんだなーと思う。

贔屓なしに、すごいバンドだと思う。

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