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THE ORAL CIGARETTESが11月16日にニューシングル「5150」をリリースする。

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この曲はワンマンツアー「唇ワンマン TOUR 2016~キラーチューン祭り東名阪ワンマンの巻~」の真っ最中に発表された作品である。

ってわけで、多分ライブの勢いとかテンションを織り交ぜた作品であることが予想される。

みてみよう。

作詞:山中拓也

あとどれくらいの道が
待っていたとしても
このまま諦めはしないよ
自分のことさえわからない
5150

探し求めた答えはもう無くて
強さをかぶり弱さを抑えていた
期待や愛しさが形を変えてさ
独りこの夜は辛いよ

あとどれくらいの道が
待っていたとしても
このまま諦めはしないよ
あとどれくらいの人が
待っていたとしても
その手は離さないから
自分のことさえわからない
5150

5!急に儚くなって
1!人がうんざりだって
5!消えてなくなりゃいいって
0!思うことすら怖くて

あとどれくらいの道が
待っていたとしても
このまま諦めはしないよ
あとどれくらいの
人が待っていたとしても
その手は離さないから
果てしない闇を壊して
5150

叶えたい思いを
あなたが歌えばいい
誰にも止められやしないよ
数えきれないほど
抱えた運命の
与えた最高地点を
独りで拓けよこの手で
5150

以上である。

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ちなみにタイトルの「5150」はアメリカの警察が使う隠語で「今にも犯罪を犯しそうな者」というものを意味する。

読み方はファイブワンファイブオーである。

51+50=101となり、100という限界を超えているという意味になるのだとか。

そんな意味深なタイトルだが、山中拓也はこの歌は自身のことを書いたものである、とブログで綴っている。

なぜそのようなタイトルをつけたのだろうか?

彼がブログで綴った言葉を簡単にまとめると、自分たちの期待以上の反応をファンがしてくれることで、逆にプレッシャーを感じてしまい、楽曲がなかなかできない苛立ちや不安、つまり闇を抱え込みそうになったけれど、そんな自身の中に光を見せてくれたのが、この歌だったとのこと。

公開されたMVでもオーラルの光と闇を表現しており、闇に飲まれそうになりながら光が打ち勝っていくようなメッセージを伝えようとしているように感じる。

そういう危ういながら、最後には光が見えるその光景がはっきり頭にあったからこそ、「5150」という言葉を採用したのかな、と思う。

もしかすると、自分のことを好意的に見てくれているはずのファンに対して邪悪な感情を宿してしまい、時に裏切りそうになるような気持ちになってしまったのかもしれない。そんな自分を卑下するわけではないだろうけども、どこか罪悪感のようなものを感じてしまい、そのことを忘れないようにするために、あえて犯罪者予備軍という意味になる「5150」という言葉をタイトルにしたのかもしれない。

ライブでは無敵であるように見せる彼らであるが、本当は同時に心の中では不安も抱えているわけである(ライブ中はないかもしれないけれども)。

今ツアーの唇ワンマンだって、様々な想いを秘めながらライブのステージに立っていたことが改めて想像される。

さて、以上がこの歌の歌詞の大筋ではあると思うのだが、もう少しだけ内容を細かくみていきたい。

気になるポイントはひとつ。

この歌に出てくる「あなた」は誰を指すのかということ。

歌詞をよめば、この「あなた」も山中拓也の姿が重なるように感じる。

つまり、書き手と歌い手は同一人物でありながら、その言い方にして少しだけ距離を感じるような、自分から別の自分へメッセージを送るような、独特の距離感を感じるわけである。

これは心の中に光の自分と闇の自分がいることを明確にするための表現法だった、のかもしれない。

そして、バンドはチームであり一人でやるものではないけれども、心とか内面に限っていえば、自分一人で折り合いをつけなければならない。

ここで生まれる葛藤に限っては、自分でなんとかするしかないことを実感したからこそ、この歌詞では何度も「独り」という言葉を使うわけである。

歌詞の最後は「拓けよこの手で」という言葉で締めくくられている。

この「拓」とは拓也の「拓」でもあるわけだ。

おそらく、オーラルはこのままいけばポストドロスの立ち位置になることは間違いない。

大いに悩み、時にはスランプになりつつも、それでも彼らは足を止めることはないのだろう。

間違いなく3年後の日本のロックシーンの中核を担うはずである。

そのとき、彼らはどんな歌を歌い、どんな言葉を紡ぐのか。

ただそれだけが楽しみなので、「5510」になりながらその手で未来を拓いていったほしいとただただ思うばかりである。

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