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何にも知らないくせに、妙に訳知り顔であれこれ語りたがる邦ロックファンがつぶやきそうなこと第三位。

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「○○がもう武道館でライブ?ちょっとそれ、早くない??」

うるせえ。黙れ。余計なお世話だ。お前にオレの何がわかる。

たぶんバンドマンも、そのファンのほとんども、素性の知らない誰かにそんなことを言われたら、そう思うんじゃないかと思う。

いや、確かにそんなチャチャを言いたくなる気持ちはわかるし、若手バンドが簡単に武道館のステージに上がっていけば、武道館のアリガタミがなくなってしまう、と危惧したくなる気持ちもわかる。僕も定価で購入した厚手のアウターが、バリバリ冬のセールで叩き売りされてるのを見たときはショックだったし、信じていたものの価値が下がってしまうショックはよくわかる。

けれど、武道館ライブの是非を「キャリア」でいちいち語られるのは、ちょっと違うんじゃないかなーというのはあって。

「なんで武道館でライブをやるのは凄いことなの?」

たぶん、このバンドにはまだ武道館は早いよ、とか、それによって武道館の価値が〜とほざく奴に限って「じゃあなんで武道館って価値ある場所なの?」と質問したところで、そんなに中身のある返答がくるとは思えないのだ。

「なんでそう思うのか?」を詰めまくったところで、「みんながそう言ってるから」くらいの返事しかこないと思う。どうせ、こういう奴に限ってシャネルが〜とかグッチが〜とかほざくのである。見栄を張るためのブランドに齧り付く。お前らなんて、イオンに入ってるよくわからブランドの服を着たらいいのだ。デザインはクソダサいのに機能性だけは妙に優れている服を着ておけばいいのだ。

まあ、武道館が神聖視されているのは、ビートルズ来日公演がたまたま武道館だったからとか、その後、世界の名だたるロックバンドは必ず武道館でライブをやっていたとか、色々と「文脈」があるわけだけど、自分の好きなバンドのルーツすらそんなに追わない人が、武道館の「文脈」なんて追うわけがないわけで、追わないなら追わないで、武道館なんて「ただのでかいハコ」くらいの認識にしていたらいいのに、ついつい口を挟んじゃうのである。

武道館を妙に有り難がる不思議である。

いや、確かに武道館はインスタ映えする出で立ちだし、格闘技ができる場所だけあって妙な緊張感はあったりする。だから、神聖視したくなるのはわかるけれど、価値が〜とか言い出すと「お前に何がわかるんだ?」とは言いたくなってしまう。

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「若手バンドに武道館公演は本当に早いのか?」

武道館でライブをやるっていうのは、手を挙げたら簡単にできるものじゃなくて、声がかかるだけでも、相当に「ラッキー」なのである。

あそこだけは「抽選」の仕組みが特殊で、どこが「当たる」か、あるいは「ちゃんと当たるか」まったくわからないのである。

ユニゾンの田淵は10周年のタイミングで武道館をやることになって、「10周年ごときで武道館のステージは嫌だ」と本音を吐露していたようだが、ほとんどの若手バンドは「チャンスが来たならやりたい、やれるなら早めにやりたい」が本音だと思う。

バンド側がそう思ったんなら、外野はウダウダ言わずに素直に応援したらいいと思うのだ。そのバンドが嫌いでもない限りは。

もちろん、バンドによっては、お前らで武道館のキャパを埋められるのか?と不安視してしまう場合はあるかもしれない。

けれど、単にでかいキャパでライブをやるのとは違って、「武道館でのライブ」というのはパワーワード感があって、それは○○の紅白出演決定!とどこか似ている。

だから、地方でくすぶってる遠征ガチ勢ファンのガソリンを注ぐには、十分なバリューとなるわけだ。

関東だけなら実働のファンは3000くらいしかいないバンドだったとしても、全国をかき集めたら武道館を埋めるくらいになるバンドはいるはずで、普段の関東のライブハウスの申し込み数+αが見込めるのが武道館ライブの利点でもある。

おまけに席の配置を変えたら、なんとなく埋まってる感を出しやすいのも武道館の特徴であり、関係者による水増しも含めたら、ビジュアル的には「けっこう人が入っている」ように見せることができるのも武道館の強みなのだ。

だから、お前らがそんなに心配しなくて、色々と魔法をかけたり、裏ワザを使うことはできるのである。だから、ガヤガヤ言うな。安心しろ。

「個人的には……」

僕も特定のバンドの武道館公演は見たことがある。

そのバンドは武道館だからエモーショナルなライブを披露するとか、そんなセンチメンタルなことはやらないで、いつも俺たちがやることをいつも通りやるだけって感じで楽曲をゴリゴリプレイしていた。

その「いつも通りな俺たち」という佇まいがすごくかっこよくて、ロックバンドとしてカッコいいバンドは、どこで何をやってもカッコいいんだなーって実感した次第。

会場に宿る物語性なんて関係ない。良い楽曲を最高の状態でプレイして披露するだけ。それ以上も以下もない、といった感じで。

まあ、これ、凛として時雨のことなんですけどね。

もちろん、武道館ライブに「特別な何かが起こること」を期待をするのはけっこうだし、ほとんどのバンドはいつも以上に気合いを入れて武道館公演に臨んでいることは間違いないと思う。

けれど、武道館公演に早いとか遅いとか、ましてや武道館の価値が下がるとか何とか文句を垂れる奴はお節介の極みだと思うし、場所がどこだろうが、僕たちがバンドに期待するのは、そのライブがカッコいいものになるかどうかであって、そこに余計なチャチャは不要だと思う。

むしろ、いちいち武道館公演をする若手バンドに対して「早くない?」って言えちゃう俺、武道館の歴史知ってる感あってかっこよくない?という「自分語り精神」が透けて見えて、色々モニョってしまう。

いいじゃん。武道館。

coldrainも打首もsumikaもみんな成功を祈ってるし、他の若手バンドもじゃんじゃん武道館公演、やっちゃおうぜ!

そんな結論。

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