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チケットやグッズ転売問題がエンタメ業界の喫緊の課題となっている。

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なぜ問題なのかというと、端的にわけて三つのことが言えると思う。

1・一部の人間がチケット買い占めることで、本当にチケットが欲しいファンの方の手にチケットが渡らない。

2・転売は組織的に行われていることが多く、そこでの利益がエンタメ業界のために有意義に使われることはなく、場合によっては犯罪の温床になっている可能性がある。

3・偽造チケットや粗悪品などの出回りも多く、詐欺が横行しており、善良のファンが泣きを見ることも多々ある。

などではなかろうか。

こういうことが続くと、アーティストも業界もファンも得することは何もなく、転売野郎だけ利益を貪ることになるので如何でしょ!という話なわけだ。

お説ごもっともである。

しかし、これは音楽が好きな人の言い分であり、音楽に関心がない人、アーティストやその周りで働いてる人たちに特に思い入れのない人からすれば、それが経済ってもんなんじゃないの?くらいにしか思わないわけだ。

人気なチケットは値段が上がってあまり前だよ、というわけだし、構造としては代理店の近い役割を担ってるだけのこと、という見方をする人もいる。

実際、少なくとも高額転売は犯罪行為ではないわけだ。

この辺りの打開策を考えるべく、アーティストもイベンターも日々頭を悩ませているわけである。

また、音源の売り方に対してもアーティストやレコード会社なんかは頭を悩ませていて、今の若者は音楽はタダで聴くものである、という意識を持っている人が多い。

LINE MUSICのレビューで低評価をつけている人をみてみれば、今の若者の本音がよくわかる。

こういう事情もあるから、なおのこと、ライブ周りの運用をしっかりするのはより喫緊の課題となるわけだ。

ところで、どれだけ転売に関してクレームを言い、音源を手に入れたいならきっちりお金を払いましょう!という言う人でも、ことエロ動画に関しては今まで見たものは全て定額で購入し、それのみで性欲処理をしてきたという人はいないのではないだろうか。

ほぼ間違いなく、インターネット上に違法アップロードされた無料のエロ動画のお世話になっていると思うのだ。

エロ動画だって、同じ売り物だというのに。

この事態は、Twitterでアニメアイコンを使っている人が著作権について説法を解くくらいのダブルスタンダードではないかと個人的に思うわけだ。

結局のところ、この不景気の中、普通のサラリーマンなら生活するのもなかなかに厳しく、使えるお金は限られているので、何かに肩入れするならば、何かを犠牲にしなければならない、という話なわけだが。

でも、エロはどうしても求めずにはいられない。

けれど、音楽にたくさんにお金を落とさなければならないからエロに関しては極力安く済むようにしなければならない。

その落とし所として、違法アップロードが行き着くのではないかと思う。

一般的な音楽ファンが音楽に対してかけられるお金の事情だってこれと全く同じわけだ。

今月行きたいライブが○○本あるから、音源にはお金払えない。お迎えできなくてごめんね!みたいなわけだ。

しかも今は魅力あるバンドマンがどんどんどん出てきて、リスナーも追いかけるだけで大変なのだと思う。

ある意味、仕方ないことなのだ。

ただ、やっぱり、面白いと思うのは、お金をかける価値があるのはライブ>音源と思っている人がたくさんいるというわけだ。

このあたりの細かな分析に関してこのリンクの記事を見ていただきたい。

まあ、端的にいえば、ライブという体験はコピーできないし、シェアできないからお金払う!という話なわけだ。

で、実はこの構図ってエロでもまったく同じだよねって話。

コンテンツ(AVとかそれに準ずるもの)にはお金は払わず、体験(風俗)にはお金を払う男性は多いと思う。

なぜなら、コンテンツはネットで無料で手に入るけれど、体験(風俗)はコピーもシェアもできないから。

この理屈は音楽でもエロでも同じというわけだ。

また、コンテンツやパッケージにお金を払う場合、大方の人はソフマップなんかのイベントで握手会があるから!みたいな「体験」付きが前提であるような気がする。

これはアイドルのCDの売り方と似ていると思う。

一部の女優が人気者になれるのは、イベントとかでしっかりファンと触れ合っているからではなかろうか。

このリンクの記事でも書いたけれど、コンテンツ売りにおいてはキャラクター的な消費が重要という話である。

いずれにせよ、どんな新作のエロ動画でもあっという間にネットの海に放たれ、違法アップロードされて、無料で需要されている現実がある。

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これにより、エロ業界の未来がこのままでは先細ってしまう。だから、違法アップロードには断固反対、エロ動画のパッケージにはしっかりお金を落としていきましょう、みたいな言い方している消費者は見たことがない。

そもそも、消費者の多くがエロ動画にそこまでクオリティは求めておらず、(その人の趣味・嗜好があるにせよ)ある程度出演している女の子が可愛くて、見るものを見せてくれたら、それ以上は特に求めないという人も多いのではないだろうか。

少なくとも、金を払わないともっとレベルの低いエロ動画しか市場に出回らなくなるよ、と説得したところで、「別にそれでもいいよ、仕方ない」と返事をする人の方が多いことは間違いない。

音楽の場合、売れないとそのアーティストが活動を続けられなくなることがなんとなくわかるから、比較的問題意識としてとらえやすい。

転売の場合は、そのせいで自分がそのチケットを手に入れることができたかもしれないという悔しい思いがあるからなおのことガソリンとなって文句も言うし、転売NGという意識が芽生えやすいのだと思う。

でも、こんな言い方をすれば怒られるかもしれないが、エロ動画だって無料でいっぱい良質なものがあればそれで済ませている業界人は多いはずだ。

それはエロ動画にお金を落とそうが落とさなかろうが、自分の生活に大きな影響を与えないからだ。

そして、それは一般人における音楽だって同じということだ。

普通の人からすれば、音楽業界がどうなろうが興味なんてないし、そもそも生活に音楽がなくても困らないと思っている。

どんな人でもそれなりに生活に根付いているはずの「エロ」にすらこんな冷淡な対応なのに、関心がない音楽に対して、色々と説いたところでやっぱり効力がないと思うわけだ。

じゃあ、どうすればいいのか。

やっぱり色々とモデムを変えていくしかない。

もう違法アップロードのエロ動画で慣れてしまった人間がいまからパッケージのみで生きようといっても無理なのだから。

時代に即したやり方を、今、ここから、始めるのだ。

って話。

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