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昨今の芸能ネタと言えば、不倫で揚げ足を取って「鬼の首を取ったようかのように叩く」だけになりがちだけど、そんな中、久しぶりに芸能ネタで、スリリングな話題が躍り出た。

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今年9月にジャニーズを退社した香取、草彅、稲垣が、WEBを中心にメディア化の動きを加速させているからだ。

旧メディアにおける彼らの報道は「このま引退をするんじゃないか?」とか「ジャニーズを退所したら茨の道が待ち受けているんじゃないか?」とか、そういう暗い論調のものだった。

が、フタを開けてみたら、彼ら三人は「終わり」ではなく「始まり」を告げる動きを加速させていたのである。

で、色んな動きをみせたわけだが、具体的に下記のようなものとなる。

1.3人の公式サイト「新しい地図」を開設。(このサイト名を英語表記にすると、NEW MAPとなり、”NEW SMAP”という意味合いが込められいるであろうことが想像されるとともに、多くの人間がそのことを指摘する)

2.Abema TVにて72時間の生放送特別番組に3人で出演することが決定

3.草彅がユーチューバーとしても活躍することが発表され、大方のファンから「なんか怖い」と怖れられる(なお、香取はインスタグラマー、稲垣はブロガーと、それぞれが肩書きを持つことも発表される)。さらに、「ありのままを伝えるために」として、3人はツイッターも開始。

端的に言えば、活躍の場をテレビだけでなく、ネットにも大きく軸足を移すことが発表されたわけだ。

このことに関して、色んな人が色んなコメントをしているが、今はネット時代ですぐに情報も記憶も風化してしまうなかで、この「スピード感」をもって、メディア展開できることが凄いと思うし、おそらくはその「絵」を描いているのは、飯島さん(SMAPの元マネージャー)であり、彼女の先見の妙は脱帽しかないなーと思う次第である。

で、一連の動きはスリリングでエポックだなーと思うわけが、これを、単にマスメディアとネットメディアの対立としてみると、少しズレた認識になると思うのだ。

マスメディアは干されたから、ネットで活躍するんだ!とか、そういうのと少し違うと思うのだ。

というのも、件のAbemaTVは実はテレ朝の資本が入っているのだ。

ここが凄くポイントで、実はテレ朝はジャニーズとの癒着が少ないテレビ局なのである。

例えば、もしAbemaTVにフジテレビの資本が入っていれば、この特番は絶対に成立しなかったと思うのだ。

思えば、テレ朝はSMAP界隈で色々と暗躍をしているように思う。

おそらくはジャニーズの圧力に屈して、無念ながら終幕を迎えたスマステーションであるが、
ラストでは大下アナがかなり際どい部分にま話を切り込み、香取の今後の活動や、草薙・稲垣の話もチラつかせ、本来的にはタブーとされている話のギリギリまでOAさせた。

三人の動きがテレビでどういう報道がされているのか(あるいは、されていないのか)詳しくは知らないが、ジャニーズとズブズブの放送局では、おそらくこのネタは扱っていないと思う。

けれど、テレ朝では(大下アナの尽力が一番大きいのだろうが)このネタを扱ったわけだ。

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これだけでも、テレ朝と他のテレビ局では、ジャニーズの癒着具合に差があることが明らかなように思われる。

また、もはやジャニーズを退社した草彅が仮にも「スマ」という冠のつく「ぷっすま」という番組を継続して放送することができるのも、「ぷっすま」がテレ朝の番組だからであろう。

そういや、テレ朝のジャニーズアーティストが出演している番組で有名なものとして「関ジャム」が挙げられるが、これだって、ジャニーズグループである関ジャニを起用しながら、ジャニーズをヨイショしないマニアックな路線で番組制作することができるから、注目の的を浴びて、一定数の評価を勝ち取ることができているわけである。

ジャニーズだってバカじゃないんだから、Abema TVの資本にテレ朝が入っているのはわかるはずだ。

Abema TVで3人の特番組んで、「あれやこれや語ってもらいます!」なんてやったら、普通一発でジャニーズがテレ朝に圧力をかけるはずだ。

実際、どうだったのかは知らないが、少なくとも、そんなことは知らぬ顔で、特番が組まれた。

これが紛いもない事実である。

少なくとも、SMAPまわり、対ジャニーズを考えるうえでは、テレ朝という放送局は一定数信頼のできるメディアなんだなーと感じたのが、今回の一連の個人的な感想。

で、思うんだけど、これはマスコミとネットの対立というよりも、信頼できるメディアと信頼できないメディアの浮き彫り、というのが図式として正しいのではないかと思うのだ。

今後は「信頼」がプラットフォームを作るし、きっちりとしたプラットフォームが生まれたら、そこに色んな人が流れるのだろうし、やがて、インフルエンサーが生まれ、更に人の注目を浴びて、いつしか、そこが「マス」になるという事態ができると思うのだ。

それはテレビだからとか、ネットだからとか、ラジオだからとか、そういう形の話ではなく、「信頼」という物差しで「残るメディア」「消えるメディア」が選別されていくのだと思う。

ただ、少なくとも言えるのは、事務所や広告会社がグルになって、そこを囲うように抑えるという時代は終わろうとしていること、今後はよりフラットに、メディアを横断いくように変化していくのだということを実感した次第を

メディアの横断による告知といえば、ハイスタのメディア展開なんかもまさしくそうだったんだけど、この辺りは少し話がそれるので、今回は割愛する。

ところで、ふと想像することがひとつあるのだ。

中居くんと木村くんのことである。

彼らはジャニーズに留まり、図式としては旧態依然の価値の場所に留まったわけだが、これらは飯島マネージャーがジャニーズに邪魔されずに、ちゃんと「絵」を書けるようにするための作戦だったのではないか……なんてふと思うのだ。

中居と木村が一旦は生贄になることで、ジャニーズの露骨な嫌がらせを飯島氏にはしないように、裏の取り引きを行ったのではないか?的な。

だから、二人は「あえて」ジャニーズに残ったし、二人が「あえて」残ったからある程度は香取、草彅、稲垣も自由に活動ができているのではないか?

もしそうだとしたら、これほどに美しいチームプレーはないし、なぜ昨年紅白に出ようとしなかったのかの意味も少しずつ見えてくる気がするのだ。

ネットのせいで、芸能界ってドロドロのイメージが付きまとうようになったわけだけど、そのネットによって芸能界にも「夢」があることを宣告できるのだとすれば、こんなにも痛快で夢のある話はないよなーって思う。

まあ、事実はどうなのか知らんけどさ。

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