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アーティストとツーショット写真を撮って、それを自慢したくてSNSにあげるときであれ、「この格好で今日は参戦しますので声をかけてくださいね」的な写真をSNSにあげるときであれ、己の顔面に対する情報を晒すことに対しては消極的な人間が多い。

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ツーショット写真をあげるとき、アーティストの顔面には何の加工もしないくせに、自分の写真にはスタンプを置いたりラクガキをして、隠す人が多いわけだ。

顔バレしたくないなら、アーティストとのツーショット写真は自分の思い出に留めたらいいのに、わざわざSNSに晒しちゃう辺り、屈折した承認欲がにじみ出ていて、人間の面白みを感じる瞬間である。

ところで、なんでみんな顔面に対する情報公開に、ここまで慎重的なのだろうか?

局部のように、日常においても隠さなければならない場所ならわかるが、おそらく日常生活で顔面を隠している人はいないと思う。

もし「私は日常でも顔面を隠していますよ」と言う人が日本でいるのであれば、イスラム教徒の女性なのか、指名手配を受けているのか、顔面が限りなく猥褻物に近いのかのどれかなのだと思う。

日常では顔面晒している率はかぎりなく100に近いと思うわけだ。

つまり、日常ではみんな顔出しをするのに、ネットになると、途端に顔出しには慎重になる人が多いというわけだ。

さて、なぜ慎重になるだろうのか。

①知り合いに垢ばれしてしまうから。

Twitterと現実ではキャラを変えているという人も多いだろうし、Twitterではあんなに面白くて多弁なのに現実ではクソみたいコミュ症の奴もいれば、女子高生と名乗っていながら只の禿げたおっさんだった事例もある。

そうでなくても会社の人間とか学校の人にバレたらヤバイようなことを書いてる、という人は多いと思う。

そんな人にとって恐怖となるのが「リアルでの知り合いとのSNSでの接触」である。

うっかりリアルな知り合いに自分のことがバレてしまい「あれ?おまえ超陰キャラなのにキチガイキャラ演じてるんやwwwマジウケるわwwww」なんて告発された暁には、またひとつTwitterのアカウントが抜け殻になってしまうと想定される。

要は、顔以外の情報を晒す分には個人を特定さされづらいが、顔を出した途端、個人の特定される率が急激に上がるので、顔だけは隠すというスタンスの人が多いわけである。

そうなのだ。

顔というのは、人間のどのパーツよりも情報量が多く、そこになによりも「個別性」が宿るわけである。

ちなみにアーティスト界隈で、身バレが嫌で顔を隠したアーティストの代表は、GReeeeNであろう。

こいつらの何がえぐいって、自分たちのライブですら、本人たちは登場せず、映像のみの出演なのである。

徹底した情報管理を行うことで、歌手生活とそれ以外の生活をきっちりと分けているわけだ。

やってることは、Twitter民と実に似ているわけだ。

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②顔に自信がないから。

本当はブサイクなのに、口元だけの写真とか官能的な写真をあげることで、キモオタどもから「かわいいね」と言われる、勘違いアイドルもどきというのが少なからずいる。

しかし、実際はブサイクなため、顔面を晒すとキモオタに勝手にがっかりされてしまい、チヤホヤされていた夢の生活は泡のように消えてしまうのだ。

そういう「現実」を知ってるから、意図的に顔は出さない、という人もいるわけだ。

あるいは、ゲーム実況者のような人も、ビジュアルを曝け出すと、それまでに築きあげたイメージをぶち壊してしまう恐れがあるため、顔を出すことには慎重な奴が多い(まあ、身バレにビビってるだけの奴もいるとは思うが)

それでも、変にチヤホヤされたいから、マスクつけて大衆に出るゲーム実況者が多いあたり、拗れた承認欲というのは恐ろしいなあ、なんて思ったりもする。

あと挙げられるのは、「痛いビジュアル」をネットの海に晒してしまうと、ネット民のオモチャにされてしまいがちだし、一度ネットに流れてしまったオモチャな画像は、永遠と拡散し続け、完全には削除できなくなってしまうわけだ。

こういった理由から、最近はテレビなんかでも極力関係ない人の顔面にはボカシをかけないといけない決まりができていたりする。

テレビ局の意図とは違う人が、ネットのオモチャにされないようにするための策なのである。

①であれ②であれ、結論として言えるのは、人間の顔面というのは、他のパーツに比べて情報が大きすぎるということだ。

だから、顔面という情報の使い方には気をつけないといけず、仮に顔面を晒すとしても慎重な扱いを(例えば、盛るように撮ったり、雰囲気だけで誤魔化したり)するわけである。

ちなみに、顔面の扱い方は重要、ということは、ネット民だけでなく、バンドマンもよく知っている。

顔面偏差値を変えることでわメインストリームに登ったことで有名なバンドといえばマンウィズであろう。

まあ、この言い方だと彼らは整形したみたいなニュアンスになってしまうが、もちろん、彼らがやったのは、整形ではなく被り物をかぶるということである。

まあ、マンウィズに対して奴らは被り物バンドなんだぜ!みたいな告発をすると、一部のファンからは「マンウィズは狼なんだよ!とか、彼らにはちゃんとした設定があって〜とか」すぐに文句を言いがちであり、「横から失礼します勢」が無数にやってきてしまう。

しかし、このサイトでは断言しておく。(他のサイトでも同じスタンスである)

マンウィズは狼ではなく、セイヤの7つ上の(つまり、2017年現在は37歳)、誰よりも音楽に対して純粋で、誰よりも夢を諦めずに真面目に音楽に取り組んできた、茨城県出身のカッコイイ被り物をかぶったおっさん集団なのである。

彼らは下積み生活を経て、顔面というのが何よりも大きな情報であり、そこをコントロールすることがとても大事であることを痛感したからこそ、マンウィズは今のような立ち位置になった、ということは言えると思う。

またわフォーリミのGEN、KELTALKのメンバー、ゲスの絵音なんかも、己のビジュアルの扱いに特に気をかけているバンドマンである。

仮にも彼は全員昭和生まれであるくせに、顔面に対する意識はとにかく高く、そこはかとない作戦により、自分たちも何個も年下である、平成生まれのライブキッズのハートを鷲掴みにするのである。

彼らもまた、作る音楽の質以上に、顔面による情報量が、作品の物語性を大きく変えることを知っているわけである。

コード進行すらわからず、音楽からは大した情報を読み取れないような人でも、顔面からはたくさんの情報を引っ張り、そこから色んな物語を紡ぎ、その人のキャラクター性までもを決めつけて、好きとか嫌いとか裁断するわけである。

つまり、顔って、すごいわけだ。

個人の機密情報は全て顔面に収められているといっても過言ではないわけで、だからこそ顔面の取り扱いには慎重になる必要があるわけだ。

いつか、人類がアンパンマンのように簡単に顔を交換できるような未来になれば話は変わるのだろうが、そうなるまでは、こうやって顔面の情報公開には慎重になって、ネット性格をやり過ごしていくのであろう。

己の承認欲も満たしながら。

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