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なんかTwitterをみてると、岡崎体育が炎上しているという報。

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事あるごとに炎上してきた岡崎体育。

どうせ次はワニさんじゃなくて、違う生き物を使ったMVでも作ったのかな、それとも何かのジャンルを模倣したような作品でも作ったのかな?なーんて思いながら、岡崎体育周りのツイートを遡って読んでみると、どうやら彼の作品が荒れたわけではないことがわかる。

そして、知る。

炎上しているのは、ファンクラブの新サービスにあるということを。

問題になっているのは、岡崎体育のファンクラブのシステムで、それは会員ランクの設置とそのランクに応じたサービスを提供するというもの。

具体的な内容として、

・ファンクラブ会員の購買行動がポイントとして加算されていく。
・ファンクラブへの入会・継続、ファンクラブサイトでのログイン履歴などもポイントの加算対象になる
・twitter等による応援・拡散などもポイントの加算対象になる
・ポイントに応じて、「Wallets会員 ランク」が変動し、ランク上位者にはbitfanだけの特別な体験、特典をプレゼント
・現時点では特典として、コンサート後の楽屋招待や、握手や写真撮影などを検討している

要は『岡崎体育という歌手のライブ参加やグッズ購入で、他の人よりたくさんお金を使ってくれたファンクラブ会員に+αのサービスを受けてもらう』というサービスを始めた、というわけである。

で、これが人によっては「ファンの間に優劣をつけてサービスを提供する」というふうに見えてしまい、文句をつける人が一定数現れて、炎上したという顛末のようである。

まあ、このランク分けにより、今後どういうサービスを提供するのかは不透明だけど、恣意性のある物差しでファンをランク付けされるのはなんだか癪で、選民されるような気分になるのがなんだか胸糞悪い、と感じる人が出てくること自体はわからなくもないし、世の中は全て金なのかよと悪態をつきたくなる人の気持ちもわからないではない。

そもそも、ロック界隈(岡崎体育をここにカテゴライズするのかは微妙であるが)は、アイドル界隈に比べて、ビジネスに対して潔癖であることを求めたがりがちなので、こういう「ビジネス臭のするやり口」に嫌悪感を示す人が一定数出てくるのも無理からぬことなのかもしれない。

とはいえ、こういう難癖をつける人のほとんどは「外野」であり、難癖をつけているくせにファンクラブに入ってない人がほとんどだと思うし、それどころか、岡崎体育に一切お金を落としたことのない人である可能性すらある。

マクドナルドのアンケートで追加してほしいメニューは何?と訊かれたら「ヘルシーな商品が欲しい」とか言っちゃうタイプの奴なのである。

そんな、おまえに聞きたい。

本当にヘルシーなハンバーガーをマクドナルドで食べる気があるのか、と。

そのサービスを使うことのない外野の意見にマジメに耳を傾けることほどバカバカしい話もないので、体育くんは余計なことは気にせず、ファンクラブを運営したらいいと思うのだ。

そもそも、岡崎体育のブログを引用すると「会員を差別するつもりはない」し、「普通の会員には今まで通り精一杯サービスする」し、「相対的にお金を使ってくれているファンにはプラスアルファのご褒美をあげたいだけ」とのことで、すごく岡崎体育、ファン想いでいい奴やん!なだけの話だし、サービスとして面白い試みだと思うし、これで炎上するのはさすがに岡崎体育、可哀想だよなーというか何というか。

「アーティストがお金を稼ぐということ」

ところで、アジカンのゴッチはTwitterでこんな言葉を呟いていた。

会費制のファンクラブってのはある種の発明だよね。バンドやミュージシャンの活動を円滑にするための「資金集め」っていう性格が強い。と俺は思ってる。加えて、ファンとのやりとりも密にできるし、関係性も深まるというか。みんなwinじゃん?みたいな。アジカンにはないんだけど。
いろいろなやり方があっていいんじゃないかと思う。岡崎体育君のやり方とかもね。俺らより下の世代は、どうしたって活動費の問題に直面せざるを得ないと思うの。レコード会社も苦しい。まあ、俺たちも悠長な感じではいられない。笑。こういうことをバンドの側が書くのはダサいかもだけどね。

当然、作品を作るにはお金がかかるわけで、それなのに作品の売り上げは年々下がっていく一方の音楽業界において、お金を稼ぐためのチャンネルは色々あるべきだと思うし、実際問題、作らないといけない。

良いものを作ってただ実直に売るだけではなかなかメシを食えない現状があり、だから岡崎体育は「MUSIC VIDEO」で意図的にバズる戦略を練ったわけだし、ファンクラブをはじめ人と違うアイデアで勝負しているのだって、そういう背景があるわけで。

お金がなくて作品を作るならクラウドファンディングでお金を募ればいいのではないか?みたいな意見も出てきたりしがちだけど、それだけでいつも「制作費」を回収するのはやっぱり難しいし、それってそもそもこのファンクラブ問題ともすごく繋がりのある話だと思ったりもして。

だって、構造としては「自分のことを好きな人からお金を集める」わけで。

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「信用をお金に変えるということ」

なんだかビジネス臭い話になってきたけども、ちょっとこの話をしてみたい。

ちなみに、これ、以前の記事で細かく書いたので、興味があれば下記の記事を読んでほしい。

その記事はこちらのリンクからどうぞ!

まあ、掻い摘んで言うと、クラウドファンディングでお金をアーティストに担保するのも、ファンクラブに入会するのも、本質としてはそのアーティストのことを「信用」しているから行う行為と思うわけだ。

で、なぜ信用するのかというと、そのアーティストのことが好きだから、っていう恋愛みたいな理屈になるわけで。

恋愛ならその男女間で愛し合えばいいだけの話だけど、アーティストとファンの「好き」と「信用」に対するリターンは、それではいけない。

「信用に対してちゃんと応えることができるかどうか」ということが、すごく大事になる。

それは良い作品を作ることなのかもしれないし、二人でチェキを取ることかもしれないし、切なくて楽しい時間を提供してもらえたらそれでいいだけなのかもしれない。その辺、ファンが岡崎体育に何を求めるのかはわからないけれど。

だけど、岡崎体育にある「好き」を育むようなリターンしないといけないことは間違いない。間違っても「好き」を食いつぶしてしまうようなことをしてしまったら終わってしまう。

今回、岡崎体育が始めるこのサービスの、本当に考えるべき一番重要な点は、多めにお金を投じた人が受けるサービスが「え?こんなものなの?」って思ってしまったら「終わり」ということであり、好きに思ってくれている人の「好き」を損なう結果になってしまうような結果に終わってしまったら「ヤバイよね」という話である。

サラ金であり、エンタメ業界であれ、前借りでお金をもらうのは「信用」を担保にしているという構造をアーティストサイドは忘れがちだけど、クラウドファンディングやファンクラブのサービスってのは「信用」によって、お金の前借りをしているわけで、そこに対してより自覚的になる必要はあるのかもなーなんて思ったりして。

「だから、信用してもらうことが大事」

そういう意味でいうと、炎上ばかりで話題を集めるのは実はリスキーだったりする。

いや、今回の岡崎体育の動きは炎上目的でないことはわかっているけれどね。

ただ、信用は感情論な話であることは間違いないので、意外と岡崎体育=炎上の人、って認識を外野が持つのは、外野の信用にちょっとした影響を与えてしまうのかなーなんて勝手に思ったりもして。

だって、自分たちのことが好きな人からは、ファンクラブとクラウドファンディングの「信用」の担保でなんとかなるとして、その外側の人にはどうアプローチするのか?は問題なわけで。

まあ、外野なんて完全に無視するのも手だけど、それって「アーティストの永続性」を考えると、やっぱり問題が出てくる。

アイドルのように短期間勝負ならそれでもいいけど。岡崎体育はそういうつもりじゃないだろうしさ。

さて、どうするんだろう?っていう、そういう結論。

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