LINEで送る
Pocket

チケット一般が終わると必ず聞こえてくる言葉がある。

スポンサーリンク

「転売厨死ぬ」と「チケット譲ってください」。

気持ちはわかる。

無理なことはほぼ承知していながらも午前10時の発売開始のタイミングに僅かな望みにかけてスマホに張り付き、ちょっとしたタイムラグすら発生させないように、丁寧に時報聞きつつ、時間になったら即座に申し込みのボタンを押すけれど、やっぱりすぐには繋がらなくて、数分後には「予定枚数は終了致しました」の文言出てきた発狂するという流れ。

まだここで完全に望みが絶たれるならば諦めがつくものの、悪魔のような情報社会では色々と見たくないものが見えてしまうものである。

たぶんイライラする未来しかないことはわかっているのに、No More 転売とか言っておきながらなぜかダウンロードしているチケキャンのアプリを使い、自分の行きたい公演のチケットが転売に出されていないか検索するのである。

で、巣穴から出てくる蟻のように、出てくる出てくる高額転売チケットの数々が。

どのチケットも、狼藉の限りを尽くしたようなアホみたいな値段設定されている。

呪いたくなる気持ちもわかる。

で、行けないという事実を認めたくなく、何とかチケットを入手したいと思いから「転売厨死ぬ」と小言を吐きつつ、その足で、とりあえず全世界に向けて、拡散希望と題して自分はすごくチケットを求めていることを発信するのである。

ただ、何とかしていきたくて、諦めるなんて到底できなくて、可能な限り努力したいという思いがポケットに入れていたイヤホンコードのように空回りしてしまい、往々にして不思議な濃度のツイートを生成してしまいがちなのである。

曰く「大切な人を連れていきたい」とか「そのバンドがすごくすごく大切だから行きたい」とか「受験前なのでライブに行ける最後のチャンスなのだから」とか、よくわからんことを書いて拡散希望のツイートを出すのである。

まあ、言いたいことはわかる。

が、お前の事情など知らん。

ぶっちゃけ、仲の良いフォロワーでなければ、そう思うことであろう。

このタイミングで、チケット譲って頂ける対象はフォロワー外である可能性が高い。

ということは、自分のことなんて知らない人であるわけで、ツイートにいくら熱量を込めようが、どうでもいいわ!と思われてしまう可能性が高いわけだ。

ましてや、わたしの大事な人が○○のライブに行きたがってるので、拡散よろしくお願いしますなんて言った日には、お前のツレの事情なんて知らねえよ!となりがちだと思うのだ。

けれど、ツイートに少しでも己の熱量が見えるようにすれば、誰かしらの心に響く可能性はあるのかもしれない。

が、あなたがブルエンの田邊ならともかく、その辺の一般ピーポーの熱量なんてクソ食らえなわけであるし、交渉としてあまり効果的とは思えない。

社会人になって何年も経つワタクシからすれば、なんの「テイク」も提示せずに自分の欲求を飲ませようとするのはどうかと感じてしまうし、熱量ツイートを書くにしても、もう少し工夫のある書き方をする必要があるのではないか、と考えてしまうわけである。

スポンサーリンク

というわけで、この記事では人気公演のチケットをなんとか手に入れるための拡散の仕方について、考察してみたいと思う。

さて、先ほどもチラッと述べたが、ビジネスにおいて何かしらの交渉を提示するときに大事になる考えが「ギブアンドテイク」の精神である。

極端なことを言えば、面接をしてもらうときだってお時間頂戴してありがとうございますなんて言うくらいの精神が必要なわけだ。

与えるものと頂くものを明確にして、それをベースに話を進めるのが、ビジネスマインドなわけである。

仕事においては通常、ギブ=労働をするに対するテイクは=お金となる。

つまり、チケット譲ってくださいに対するギブアンドテイクは、チケット代金に少し上乗せするのでわたしにチケットを譲ってください、という形になるのがオーソドックスかと思われる。

が、「転売厨死ぬ」を標榜する彼らがチケット譲ってくださいに、お金の上乗せという概念を持ち出すのは本末転倒であり、こんな取り引きをするのは沽券にかかわる話となる。

本音を言えば、より安いお金で自分たちの行きたいライブに行くことが理想なわけであり、転売厨にファックをいうのは、「転売」をしているからではなく、転売の金額に問題があるからなだけなのだから。

仮にチケキャンに転売されているチケットの額が「話せばわかる」のレベルなら、しっかりとその人と取り引きをしていることと思われる。

が、転売する人間は明確な「テイク」が決まっており、大概がお金か性的欲求なのである。

実際、一般発売終了後に定価でチケット譲りますと申告する奴らは、ほぼ間違いなく詐欺(チケットを持っていないからチケット代金をそのまませしめる作戦)か、性的欲望を満たす取り引きを目的としている。

元々先行にかけていたが、当落発表までの間に行けなくなってしまったので「譲ります」ならわかるが、一般発売日にいきなりチケットを確保していたのに行けなくなりましたなんて、そんな都合の良い奴、ふつうはいない。

どう考えてもチケットが死ぬほど欲しい人の足元を見て、闇の取り引きをもちかけようと企んでいるに決まっている。

あなたが身体を捧げてでもそのチケットが欲しいというなら身体を売るなり好きにしたらいいとは思うが、やはりそれは良くないことだとは思う。

なので、健全なギブアンドテイクを標榜するにかぎると思うわけだが、「お金」と「身体」以外の何をテイクすればいいのだろうか。

考えがある。

ふつう、チケットを譲りますという人だってコアなライブ厨である可能性が高い。

であるならば、次にあなたがチケットに困ってるときは協力しますよ、というポーズを見せるのは効果的な作戦のひとつかもしれない。

あるいは、グッズの代行だったりシートの場所確保など、自分はあなたに対して当日にこんな具体的なメリットを与えることができます、と提示するのはわりと効果的な作戦のひとつかもしれない。

要は、相手の視点にたって、こういう書き込みをすれば「お!この人なら譲ってもいいかも!」という仕掛けを拡散ツイートに仕込めば、効果的なのではないかという提案である。
*まあ、うざいと思われる可能性も高いけどね。

騙されたと思って、実践してみてほしい。

効果があるのかどうかは知らないが。

ちなみに、こういう提案をして顧客のソリューションを解決させて、お金をせしめる商売を「コンサル」という。

ライブチケットコンサルタントしての職務を果たすべく、僕は今日もTLを監視するのである。

スポンサーリンク

LINEで送る
Pocket