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皆さんはファッション雑誌を買ったりしてるだろうか?

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まあ、このブログの読者であれば「私服は好きなアーティストのグッズのTシャツです」みたい人もそれなりにいるかもしれない。

けれども、中にはTwitterのbioについつい趣味はファッションですとか書いちゃう程度には、ファッションのぬかるみに足を突っ込んでいる人だってそれなりにいるとは思う。

さて、そんなあなた、ファッション雑誌は買いますか?

あなた個人かまどうなのかはわからないが、仮に趣味がファッションだという人でも、定期購読でファッション雑誌を買ってる人はマイノリティーだと思うし、ファッション雑誌はどんどん部数を下げて、廃刊に追い込まれているのが実情である。

ぶっちゃけ、ファッションなんて雑誌で勉強しなくても、ネットやアプリでいくらでもサンプルを探せるし、そもそも雑誌というメディアがダルいんだよなー、という人も多いのではないかと思う。

ほとんどの人は、どこかのしょーもないおっさんが必死こいて作ったまとめサイトレベルの情報さえあれば、それで十分なわけである。

さて、ファッション雑誌の情報的価値は日に日に下落の一途を辿るわけだが、ファッション雑誌側(出版社側)はなんとか少しでも部数を伸ばそうと、色々なアイデアを使っている雑誌を販売する。

特に多いのが、付録をつけるという作戦。

本屋に行ってファッション雑誌をみてもらったらわかるが、ほとんどの雑誌に付録が付いている。

鞄だったり時計だったり、雑誌によっては様々であるが、有名ブランドとコラボしたグッズを付録にすることで、グッズ目当てでファッション雑誌を購入してもらう作戦を敷いていることは間違いない。

中には、もはやグッズが本編を担ってしまい、雑誌の方が付録になってしまっているようなものもある(というか、多い)

実際、グッズ目当てでその雑誌を購入した読者のほとんどが、肝心の中身はまったく読まなかったりするわけで、もはや雑誌というテイで販売する意味とは何なのか……と頭を悩ませたくなるような現実が広がっている。

まあ、読者のニーズがそうなのだから、仕方がないといえば、仕方がない話なのだが。

このように、ファッション雑誌では付録(サブ)がメインになり、本来メインであるものが付録(サブ)になっている実情なのである。

実はこれ、音楽のある分野においても似たような事態が起きている。

何かお分かりだろうか?

海外アーティストのライブである。

今年のサマソニをある程度俯瞰してご覧になられた方ならわかると思うが、軒並みの海外バンドは、ほとんどお客さんを集めることができず、ライブでもスカスカだった。

一方、日本の人気アーティスト(まだライブハウスレベルのバンドも含む)は人を集めまくっている。

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あくまでも海外フェスにおけるサブ的な立ち位置だった日本人バンドが、いつしか集客的に言えばメインになってしまい、海外バンドがいつしかサブになってしまったわけだ。

これは、フェスだけの話ではない。

ワンマンライブだって同じことだ。

ガンズアンドローゼズが今年ついに20年以上ぶりのオリジナルメンバーでの再結成を果たして日本にやってきたので、こりゃあたくさん日本人がくるに違いないと息巻いてドームを抑えて券売を開始したものの、予想を遥かに下回る数のチケットしか捌くことができず、結局、ベビメタやマンウィズの抱き合わせ商法をはかることで、なんとかチケットを捌くようになった始末。

あのコールドプレイですら、単独でのドームの完売は厳しいとみられ、かなり早い段階で「RADもくるよ!」という宣伝をしていた。

リンキンのライブのワンオク騒動だって、その最たる例だと思われる。

要は、海外バンドのライブがメインであるにも関わらず、これではお客さんが集まらないから(海外バンドに示す顔がないというのと、セールス的に厳しいというふたつの理由があると思う)、日本の人気バンドという付録を付けることで、強引にそれを売ろうとしたわけだ。

やってることは、売れなくなったファッション雑誌と同じ、というわけだ。

本来なら、前座的立ち位置の日本人バンドを見るために、メインであるはずの海外バンドに一切興味がない人たちがそのチケットを買うなんて、側からみたら滑稽に見える話だ。(まあ、流石にワンマンでそこまでひどい事態はマレだと思うが)

けれど、そんな滑稽な事態だとしても、ある種の使命感をもって海外アーティスト担当のイベンターはライブを組んでいたりする。

だって、もしここで海外のパイプがなくなることを考えたら、日本の文化史を考えるうえでもなかなかに辛いことなわけで。

なぜゾンビのような扱いをしてでもファッション雑誌を生き残らせようとしたり、洋楽アーティストのライブを開催しようとするのか。

理由は色々あるが、大きな理由のひとつが、一度、それが失われてしまったら、取り戻すのが大変だからである。

もちろん、ファッション雑誌も海外アーティストのライブも、いらない人にとっては一生いらないものだと思う。

けれど、一度それが失われたら取り戻すのが難しいわけで、こんなのがあったらいいのにーと、ふとそんなことを思っても、それが「失われてしまった後」であれば、それを取り戻すことはもうできないかもしれない、ということは頭の片隅に入れてもいいのではないかと思う。

まあ、エドシーランのライブチケットはそれなりに売れてるっぽいけどね。

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