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女子はわりと一人カフェをしてるイメージだし、男子はわりと一人ラーメンならできるイメージがある。

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ちなみに僕は男性だが、一人ラーメンよりも一人カフェの方が精神的ストレスは少ない。

さて、メシを食うフィールドがどこであれ「一人で外でメシを食べる」という敷居は下がりである。

わざわざこのブログに足を運ぶような根暗な方々は、おそらくぼっちのメシのプロなのではないかと思われる。

さて、これだけぼっちメシは一般化してきた昨今ではあるが、それでも一人では行きたくないメシを食う場所、言わばぼっちメシ界のフロンティアのような場所、というのが幾つかある。

その中でも、比較的メジャーな場所でありながら、群を抜いた存在感を放っているものがひとつある。

焼肉である。

もしかしたらこの文章を読んでる人の中で
絶賛一人焼肉中の方がいらっしゃるのでしたら、慎ましくお詫びは申し上げます。

すまん。

まあ、いずれにしても今の世相を見てみると、一人焼肉肯定派が少数派であることは間違いないわけで、一人焼肉の風当たりの強さは人種差別や難民問題と同じくらい切実な問題なのである。

ところで、一人カフェや一人ラーメンが「アリ」な人でも、一人焼肉が「なし」な理由とは、何だろうか。

それは、焼肉という食事の構造自体に問題があるように思う。

どういうことか。

焼肉の場合、当たり前の話ではあるが、自分で焼いて自分で食べることになる。

つまり、肉の面倒をみる作業が必須となるわけだ。

ここにジレンマが生じる。

肉を食おうとして肉の面倒を放置すると、その間に肉が焼けてしまい、食えないレベルになるまで焦がしてしまう恐れが出てくる。

かといって、肉を引きあげたあともずっと肉の面倒を見てしまうと、焼けてお皿に置いた肉が冷めてしまい、お肉の一番美味しい状態を取り逃がしてしまうことになるわけだ。

肉を美味しい状態にするためには肉の面倒を細かくみる必要があるのに、それをやりすぎると肉が美味しくなくなってしまうというジレンマが生まれるわけだ。

数人いれば、攻守交代と言わんばかりに面倒をみる役の人を随時変えたりするなど作戦を練ることもできるが、一人焼肉ならそういうわけにはいかない。

まあ、食いたい分だけ焼けばいいじゃん?焼いたあとは無理に次を焼こうとしなければいいじゃん?という指摘はあるかもしれないが、そんな悠長なことをするのは焼肉に失礼である(という俺の偏見)

どういう作戦をとるにしても、焼肉という食うことを阻害する要素が幾つもあるわけだ。

一人で焼肉すると、それをただ「堪える」しかない。

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が、複数人でいけば、どんなトラブルももんな待ち時間も会話で繋ぐことができるし、そもそもそういう会話こそが食事を美味しくさせるためのスパイスとなるわけだ。

実際、焼肉を食いに行く奴らは「わいわい」することを目的としているフシがある。

例えば、油だらけの粗悪なお肉が、網目を伝って余分な油を落とし、下の火力が一気に上がって網上が大炎上する場面があるとする。

複数人で焼肉をしていたら「うわあーっ!大炎上やでぇーっ!」「やばいやばいやばいで!おまえ、氷で火消せや!消せ!」「(消防車のモノマネのように)ううううううーっ!」「肉、めっちゃ焦げとるやん!やばっ!食えるんかよ!これ!やば!マジやば!」みたいな感じで大盛りしたりできるわけだ。

が、一人焼肉の場合は、

「………………………熱っ」

ってなりがちなのである。

つまり、上手い肉を食う(焼く)のも大変だし、純粋に寂しさも感じやすいわけだ、一人焼肉は。

こうなってくると、純粋に上手い肉を食うだけなら、焼肉じゃなくて違う店に行けばいいって話にもなってくるわけで。

こういった理由から、一人焼肉はなかなかにハードルが高いものと称されるわけだ。

一方、ぼっちホルモンのライブはそんな要素が一切ない。

ホルモンのファンのことを「腹ペコ」と称するが、彼らの目的は純粋にホルモンのライブを堪能することにある。

彼らが繰り出す音を五感で感じたいからライブに足を運ぶわけだ。

焼肉の場合は、付随するコミュニケーションも含めての「美味しさ」となるわけだが、ホルモンのライブの「美味しさ」はホルモンのライブで完結しているわけだ。

コミュニケーションがどうたらとか、ぼっちだからどうたらなんて瑣末なことが頭に過ぎるような隙すら与えられないわけだ。

ホルモンのパフォーマンスが圧倒的すぎるから冷静になるチャンスなんて与えられず、終始頭に血が上りっぱなしなわけである。

また、曲を演奏していない間のMCも秀逸で、メンバーとの掛け合いも絶妙だし、トークで出てくる単語のチョイスも絶妙だし、マンガネタが比較的多いのも絶妙だし、下ネタの濃度も絶妙だし、MC中とライブの温度が下がることはなく、ボルテージは増すばかりなのである。

つまり、一人で焼肉に行くときに感じる不快な要素は、ホルモンのライブには一切入っていないわけだ。

だから、ホルモンのライブは安心して「ぼっち」で行ける、というわけなのである。

ホルモンは、偉大である。

そういう話である。

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