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たまに思う。

バンドマンが音楽を辞めるかどうかに悩んでたりすることはよくあると思う。

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将来を考えるとこんなことしていていいのか、みたいな悩みである。

サラリーマンの僕ですら、こんな会社にいていいのか、早く転職した方がいいのではないか、と毎日のように考えてしまうから、この悩み自体はよくわかる話である。

結局、売れないバンドマンも、サラリーマンである僕も、色んなことを天秤にかけた上でその考えを思いとどまり、また一歩踏み出したりするわけだ。(あるいは、足を止めることもあるのだろうが)

そこそこ売れてそうに見えるバンドでも足並みをとめるところをみると「音楽でメシを食う」ことの大変さが改めて浮き彫りになる。

そりゃあ、顔ファンでも害悪でも何でもいいからファンをとりあえず囲っておけ、そして(色んな意味で)ファンの気分が良くなる甘い言葉をかけておけ、となりがちになってしまうわけである。

今でこそ売れっ子のバンドマンだって基本的には下積みを経てここまできたわけで、最初の頃はお客さんの数なんて一桁だった人だってザラにいるわけで、そんな中でもめげずに努力できるのかどうかが何よりも大事になるわけだが。

まあ、ずっと無心で努力をするというのは大変である。(話は変わるが、将棋の藤井4段はそれができるから強いのだろう)

話は変わるが、そういう意味でいうと、ブログ界隈もわりと似ている。

趣味でやってるのか小遣いを稼ぐつもりでやっているのかはともかくとして、最初の頃は己がよっぽどの有名人でもない限り、ブログのアクセス数なんて、売れる前のバンドマンの客の数くらいだったりするわけだ。

それでもめげずに(そのめげない方向性は人によって様々だろうが)記事を更新しているといつのまにかPV数も少しずつ上がったりする。

そしてその頃になってようやく「自分の文章を誰かが読んでくれている実感」みたいなものが生まれるわけだ。

が、世に無数と溢れるブログのなかで「誰かに読んでもらえるブログ」になるにはそれなりの努力が必要で、普通はその境地にたどり着く前に飽きて止めてしまう。(そういう意味では、このブログも駄文を垂れ流してばかりなの、それなりの人に読んでもらっているのはありがたい話である)

話はそれたが、ブログなら「飽きたら止める」で済むわけだが、バンドマンの「止める」はただ止めるだけじゃ済まなくて、その後のことも色々と考えないといけなくなる。

ところで、こういう岐路に立つバンドマンをみてたまに思うのが、なぜかこういう思考をしている人がたまにいることである。

①音楽という好きなことを仕事をするために成功するかもわからない茨の道を進むか

②安定した仕事に就いて安定した生活を送るか

さて、どっちにしようか……みたいな。

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思う。

「安定した仕事」ってなんだよ、と。

就職活動をしたことがある人間ならお分かりだと思うが、バンドマンを目指していたわけでもないのに、まともな仕事に就くことに苦労しまくっている人がゴマンといるこの世の中で、「安定した仕事」に就くこと舐めるなよこのヤロー的な風潮はあると思うのだ。

僕から言わせれば、努力しても普通の仕事なんてできなくてどうしても勝手にはみ出しちゃうような人こそバンドをやればいいのであって、その気になれば簡単に「普通」になれる人は本気のバンド活動なんてやらない方がいい。わりとマジで。

まあ「安定した仕事」というのがそもそも何を指すのかは判然としないけれど。

あくまでも仮として、それを看護師とか薬剤師とかとして考えてみるとする。

仮にその仕事に就きたい理由が「安定した仕事に就きたい」という理由だけだとしても、その仕事に就くまでには、血みどろな努力が必要なわけだ。

おそらくバンドマンになるよりも大変な努力を要するわけだ。

少なくとも、酒飲んでヘラヘラしたり、テキトーに女抱いたりする間を惜しんで、血みどろな努力をする必要があるわけだ。

傍目からみて「安定した仕事」に就いている人たちに限って、死にものぐるいな努力をしたりしているわけだ。

要はどんな仕事をする上でもたくさんの努力がいる。見えてるか見えていないかはともかくとして。

で、売れないとか、お客が増えないとか、それは社会とかライブハウスのブッキングのせいだとか、何かしら自分以外の要素に文句を並べているような、売れないバンドマンに限って、大した努力をしていないことが多い。

バンドマンでも、サラリーマンでも、他人にばかり文句を言う奴は、大体大したことがない奴らなのである。

そりゃあさ、近くでそのバンドのことをみていたらいっぱい頑張ってるところって目につくとは思うよ?

でも、それってどんな人でも同じことが言えるわけで。

例えば、ラブホのシーツ替えてくれるおばちゃんだって、たくさんの「頑張ってる」があるんだと思う。

ラブホでバイトしてきているんだよ?

どういう経緯でそうなったんだよと考え出したら頑張ってる姿しか想像できなくない?知らんけど。

まあ、バンドマンが不遇になってしまうのは端的にいって、世に必要としている総数に対して、なりたい人の数が多いからである。

これ以上もこれ以下もない。

よく無料で音源聞かずにちゃんと金払って聴けよという指摘があるが、その指摘はもっともなのだが、やっぱりサイフ事情的にそれが簡単にはできない現実もあるわけだ。

ライブもいってフェスもいって遠征もして友達とその後飲んで……なんて考えると音源は害悪無料アプリで済ましちゃえ、となるのもまあ仕方がない部分もあるとは思うのだ。

金がないのだから、どうしようもないわけだ。

だから、このバンドにはお金払うけど、このバンドはちょっとできないとかそういうのが生まれるわけで、そういう差が、メシかま食えるバンドとメシが食えないバンドを生み出していくわけだ。

何の話がしたかったのか忘れてしまった。

言いたいのはわどんな仕事であれ、何らかの「プロ」である、ということだ。

バンドマンであれ、看護師であれ、ラブホのシーツ替えるおばちゃんだって、それが仕事なら本質的には「プロ」なわけだ。

音楽が好きなのはけっこうだが、何らかのプロの仕事を「自分にとっての妥協」という視座でみるのは、なんとなく気に入らないなーと思ったという、この記事を書いた動機であり、ただそれだけの話。

まあ、ほとんどのバンドマンは音楽やめたらこの後一生ドカタかもしれない、なんて不安と戦いながら日々を過ごしている人も多いとは思うけどね。

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