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Suchmosが7月6日に新曲「MINT」を発売する。


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ブラックミュージックを下地にしたソウルフルで心地良いのグルーヴを奏でる技巧バンドということで、そのサウンドに注目が集まりがちなバンドではあるが、今回は歌詞にスポットを当ててみてみたい。

作詞:YONCE
作曲:Suchmos

ハイゲインノイズでノックアウト
ふらふらで 大気圏までGOだ
しけた顔は やめとけ
冴えないAll young dude

洒落たカッコじゃ
隠せないBaddy never tells A lie
目が慣れたら ひとまず
気の抜けたコーラでも飲んで

周波数を合わせて 調子はどうだい?
兄弟、徘徊しないかい?
空白の何分かだって
その苦悩や苦労を Blowして踊りたい

錆びた弦で良い
破けたジーンズで良い
孤独な夜が あっていい
何も無くても 笑えていればいい
何も無くても 歩けさえすればいい

周波数を合わせて 調子はどうだい?
兄弟、徘徊しないかい?
空白の何分かだって
その苦悩や苦労を Blowして踊りたい

周波数を合わせて 調子はどうだい?
兄弟、徘徊しないかい?
空白の何分かだって
その苦悩や苦労を Blowして踊りたい

以上である。

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普通、いまどき日本語と英語混ぜたような歌詞なんてダサくてみっともなくなることが多い。

そして、そう思われることを避けるために音に合わせるためだけに安易に日本語歌詞の中に安易に英語を用いること止めるところまでが昨今の風潮である。

が、サチモスはそんな空気に臆することなく、日本語歌詞にどんどん英語をぶち込んでいき、それが良いアクセントとなって、かっこいいグルーヴをさらに確固たるものに成功している。

これって音がしっかりしているからこそ、できる技であり、そう簡単なものではない。

サビの音の踏み方だって、どうだい→兄弟→徘徊→しないかい、という下手をすればダサくて恥ずかしくてなってしまうような音の踏み方を綺麗に決めている。

YONCEをはじめとするサチモスメンバーがあれほどの色気を出してるからこそ、為せる凄技である。

さて、微妙な褒め方をするのはこの辺にして歌詞をみていきたい。

まずは考えてみたいのが、タイトルの「Mint」の理由。

Mint(ミント)とは、爽やかな香りのする、食べたらちょっと苦い、ガムなんかでよく使われるあの「ミント」のことだと思われる。

爽やかだけど、苦いという、匂い(見た目)と味にギャップがあるということで、Mintという言葉が使わたのではなかろうか。

歌詞をみてみると、本文中に出てくるのはMintではなく、コーラである。

でも、ここでポイントなのは、このコーラがシュワシュワで炭酸の効きまくった冷えたコーラではなく、気の抜けたコーラである点である。

ここにも見た目と味のギャップを含ませていることが伺われる。

ちなみにここで、コカコーラではなく、「コーラ」と表現したのは商標とか権利の問題こためであろう。

で、洒落た格好じゃ隠せないに対して、出てくるのが気の抜けたコーラなわけで、この歌で歌われているgude(この言葉はスラングな言葉なのだが、野郎とか奴とかそんな感じの言葉である。ただし、女性に対しても使う言葉である)は、決してスマートでかっこいい奴らのことを歌っているわけではないことを示唆している。

錆びた弦と、破けたジーンズと、孤独な夜という3連パンチで、あえてdudeをかっこ悪い奴らであることを強調させる。

でも、そういう奴らこそ、「兄弟」であり、俺たちは仲間であり、応援するぞと歌っているわけだ。

苦悩して苦労して、人生に空白を作ったとしても、一緒に徘徊して踊ろうのと歌うわけだ。

おそらく、歌詞の終盤で出てくる「何も無くても 笑えていればいい 何も無くても 歩けさえすればいい」というフレーズがこの歌の最大のメッセージであろう。

歌っているYONCEは間違いなくかっこいいのだが、一度黙ってしまうと天然を爆発させてしまう。

おまえたちにも悩みがあるかもしれないけれど、俺たちだって実は気の抜けたコーラのようにイケテナイ部分もある。けれど、歩けさえすればなんとかなるんだ。徘徊しよう、踊ろうよ、とこの歌は歌うわけだ。

クールなように見せかけて、実はソウルフルなサチモスだからこそ、成り立つ歌なのだ。

爽やかにみせかけて実は苦くてクセの強いMint。

俺たちもそんなMintみたいな見た目と裏腹にして、強いクセを持っていきていこうよと歌うわけである。

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