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欅坂46の「月曜日の朝、スカートを切られた」の歌詞について書いてみたい。

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歌詞の大まかな概要

「スカートを切られる」というモチーフを使うことで色々と物議を醸しているこの歌だが、端的に言えば、この歌は大人に対して嫌悪感を抱き、精神的に反抗しようとする少女の姿を描いているように見える。

「スカート」「通学列車」「学校」「教室」という言葉から、この歌の主人公=女子高生感を色濃くし、女子高生たちは一見すると何も考えていないように見えるが、心の奥底では全て見透かし、ちゃんと物事を考えたうえで、あなたたち大人を呆れた目で見ているんだよ、と告発するような歌なのだと思う。

ちなみに、この歌における「スカート」とは子どもの象徴であると思う。

あるいは、スカート=子供にしかないイノセンスの象徴、と言い換えてもいいかもしれない。

実際、この歌でいう「スカート」とは、言い換えれば、女子高生な制服なわけで、まさしく子供の間しか着れない服なわけである。(コスプレとかそういう話は無視する)

つまり、「スカートを切られる」というのは、スカート
という名の子供の殻が少しずつ剥がされていき、抗いようもなく少しずつ大人に変化してしまっている(あるいは、なりたくなかった大人に自分もされていっている)ということを意味しているわけだ。

教師や親のように自分に近しいところにいる大人もそうだし、この閉塞的な社会、まさしく暗闇でストレスを溜め込んだような社会も含めて、「自分がここまで毛嫌いしているはずの大人」に自分を変えていっている、という状況を「スカートが切られた」で表現しているのである。

ちなみに、この歌でいう大人とは「嘘になれた人」ということになる。

この歌の少女たちは、嘘を嘘として受け入れつつも、その嘘を飲み飲んで消化することができず、そこに苦悩し反発しているわけだ。

一方、大人は嘘とわかっていても、何の躊躇もなく嘘を本当のことのように言い、嘘や妥協を覚える。

妥協はしたくないけど、やがて妥協する人間になってしまうのかもしれないという葛藤との戦いが「スカートを切られる」というモチーフに込められているわけである。

このように、子供は子供のイノセンスを切りつけられて日々を生きているわけだが、大人だって大人なりに日々に傷つけられながら生きている。

だからこそ、歌詞中では「誰もが何かを切られながら生きている」と告発するわけである。

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そして、少女たちはスカートを脱いで大人にならない道を行く

この歌の主人公は「悲鳴をあげない」ことで、子供の間はスカートを履き続ける人生、そして、そのスカートが少しずつ切られていって大人になっていく人生を歩む決心をするわけだが、結局、この少女はその運命に抗う。

それが「サイレントマジョリティ」や「不協和音」で描かれるわけだ。

悲鳴をあげない代わりに、自分の意思を声として示すことになるのが「不協和音」なわけで。

このままスカートを切られて、嘘に慣れた大人になることに「僕は嫌だ」と声をあげることで、少女たちは立ち上がり、明確なる意志を示すようになるのである。

そして、少女はサイレントマジョリティーを脱して、自分たちの信念を貫くようにして生きるようになるのだ。

ってことを考えると、この歌が歌詞において物議を醸していることも、秋元康の計算のうちであり、リアルな水準で、

不協和音で
既成概念を壊せ
みんな揃って
同じ意見だけではおかしいだろう
意思を貫け!
ここで主張を曲げたら生きてる価値ない
欺(あざむ)きたいなら
僕を抹殺してから行け!

不協和音を
僕は恐れたりしない
嫌われたって
僕には僕の正義があるんだ
殴ればいいさ
一度妥協したら死んだも同然
支配したいなら
僕を倒してから行けよ!

という構造をリアルなレベルで打ち立てただけのような気もしてくる。

だから、わざと「スカートを切る」というセンセーショナルなるモチーフを使い、現実世界でも荒波を立てるようなマネをしたのではないか?と思うわけだ。

アイドルというのは幻想の装置だとバカにしている大衆に対して、欅坂はただの幻想なんかではなく、リアルを超克する存在なのだということを示すため、わざと秋元康はこういう歌を欅坂に歌わせたのではないか?なんて思うわけだ。

逆に言えば、こういう「反抗」の歌を歌ってもちゃんと説得力の持たせるために、欅坂に試練を与えた的な。

なーんてことを考えると、署名活動をして秋元康にこんな歌を作るな!と声明を送らせることも含めて、秋元劇場の一環のような気がする。

オリコンチャートをジャックしたり、限りなくヤクザに近い世界で生きてきた男の策略なわけで、署名活動沙汰になるのも計算していたようにしか僕は思えないわけで。

まあ、そういう所も含めて、欅坂を通して組み立てる秋元康の劇場って面白いよなーっていう、そういう話。

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