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星野源の新曲「恋」。


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ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌であり、10月5日に発売されたこの楽曲。

今回はその歌の歌詞について考えてみたい。

作詞:星野源
作曲:星野源

歌詞については載せたいところですけど、載せたら色々とややこしいので、別のサイトやお手元に歌詞カードをもちながら当記事を読んで頂けたら幸いです。

新垣結衣と星野源が主演だったこのドラマ。

ドラマ視聴時はとにかく新垣結衣がかわいいよね、って感じのドラマであり、星野源とその主題歌はわりと二の次だよなーつまてテンションだったんだけど、今思うと「逃げ恥」が描く世界観ってすごく未来的だよなーって思って。

ちなみに、音楽誌である「ロッキン・ジャパン」の星野源のコメントをみてると、「恋」という歌は若い男女のカップルだけではなく、もっと広い射程の色んな「二人」に届いてほしいという想いで書いたということが書いてある。

それを踏まえて、歌詞ついて考えてみたい。

さて、冒頭で「営みの街」という言葉が出てくる。

実に微妙な言いまわしをしているが、要は社会人は仕事に、学生は学校にいってる時間帯の、昼間の街並みのことを指しているように思う。

それが暮れて夕方になるから、次のフレーズでは「カラス」という単語が出てくるのだ。

「物心〜」のフレーズは、どんな人であっても、男女のふたりの間から生まれた命であり(そして、その二人がそこまでの関係を築きあげてきたのは往々にして「恋」の役割が大きい)、いま、自分が築いている僕と君の関係もいつかはそういうものになるのかなあ、と想いを巡らしているのである。

サビでは、恋という衝動の感情は、その相手と長い時間一緒にいればいるほど薄まっていくけれど、二人の間にちょっとした距離が生まれると、その距離にまた、。み恋の感情があること」を自覚するのだ、と明言するのである。

自分の中にある恋という衝動と、相手の中にきっとあると思われる「恋と思われる感情」、そのお互いの感情の距離を泳ぐ営みこそが、恋を愛に育む行為であり、恋愛とはそういうものであるというわけだ。

あなた、という言葉を「貴女」ではなく、「貴方」という言葉を使うことで、この歌は女性目線であることを予感させて、一番は締めくくる。(以後のフレーズで語尾に〜の、とか、〜ね、とか。使うことでその可能性をより強固なものにさせている)

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2番の冒頭は、みにくいという感情について歌う。

恋という感情は、時に人を嫉妬させたり独占欲をむき出しにさせたりするもので、決して綺麗なものではない。

けれど、色づいて「愛」に変わる頃には、相手のことをなによりも想う尊い想いになっているという話。

誰でも自分が一番大切に考えがちだけど、愛が芽生えたらその価値観は変わり、いつかは自分の命より相手の命が一番大切だと思うようになったりする。

自分の中にある「当たり前」が変わる瞬間である。

星野源が巧みなのは、2番のBメロ「恋せずには〜」のフレーズである。

このフレーズでは、恋は男女間だけではなく、似た顔や虚構(つまり、二次元やアイドルなんかも含む)にも生まれるといっている。

恋の感情が生まれるのは、一人の内面からであり、恋の対象は色んなものや人、あるいは世代にありうることをここで明言するのだ。

サビの末尾に出てくる「夫婦を超えていけ」というフレーズの真意は、まさにそれを反映しているのだ。

つまり、結婚した男女こそが最高の形ではないぞ、それよりも理想的で尊い恋の形なんていくらでもあるぞというのである。(ドラマの最終話は、まさしくそれを描いてましたね)

一人で生まれた恋だって、二人で育んだ恋だって、普遍的な「恋」を超えていけるというのは、そういうことなのだ。

恋を超えるとは、それが愛に変わるということ。

愛については、2番の歌詞で述べたようなイメージ。

新垣結衣が踊っているのをみて、かわいいと思う人は多いし、それに恋する人だって幾ばくかいるだろう。

ただ、新垣結衣を独占したいとか思っていれば、まだそれは恋の気持ちであり、彼女が幸せならそれでいい!みたいなレベルまで悟りを開いたら、それは恋から愛に変わろうとしているのかもしれない。

そんなことまで考えさせるという意味で、この歌は本当の「恋の歌」なのだろう。

「夫婦は越えて行け」はドラマの二人の関係について言及したフレーズですよ、という指摘もごもっともだとは思うけどね。

ところで、これならこの歌は「恋」じゃなくて「愛」でもよかったんじゃないの?と思うかもしれないが、この歌は愛になる前の話をしたかったからこそ、「恋」というタイトルになったのではないか、と個人的には思っている。

以上、「恋」の歌詞の意味について解釈なのでした。

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