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スピッツの「バニーガール」の歌詞について書いてみたい。

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作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

寒そうなバニーガール 風が吹いた
意地悪されて 震えていた
恋は(恋は)
恋は 何故かわがままに
光のシャワーを 闇に向けた
俺もまたここで続けられそうさ
そんな気がした曇りの日
Only youの合図で 回り始める
君と落ちてく ゴミ袋で受け止めて

夢見たあとで 夢に溶けた
灯りを消して 一人泣いた
いいなぁ(いいなぁ)
いいなぁ と人をうらやんで
青いカプセルを 噛み砕いた
名も知らぬ君に 気に入られようと
底の無い谷を飛び越え
Only you 世界中が口を歪める
君に消される 砂嵐にさらわれて

俺もまたここで続けられそうさ
そんな気がした曇りの日
Only you 世界中が口を歪める
君に消される
Only youの合図で 回り始める
君と落ちてく ゴミ袋で受け止めて

以上である。

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チェリーと対極をなすその「変態性」

この歌はスピッツの代表曲である「チェリー」のカップリング曲である。(そして、元々はこちらがA面になる予定だったのだとか)

そして、チェリーは(内実はともかく)どちらかというと爽やかなイメージのする楽曲だと思うが、「バニーガール」は色々とマサムネ氏の変態性が垣間見える作品となっている。

まずは、タイトル。

バニーガールである。

スピッツがいうからなんとなく可愛いらしく聞こえるけど、バニーガールなんて夜のそういうお店か、バラエティー番組でのアシスタントのコスプレくらいでしか見ることがない。

で、バニーガール=君なのだとすると、俺は君の名前を知らないと歌詞中で述べているから、俺と君は直接の関係者ではないことがわかる。

つまり、君は俺のことなんて知らないのに、俺が勝手に一目惚れして「君と落ちてく」と述べているわけだ。

変態の香りがすることがお分かり頂けただろうか。

で、もう少しいうと、一人称に「僕」ではなく「俺」を使うのもポイントで、草野氏が一人称に「俺」を使うときというのは、大体恋人がいない状態で、必死に相手を探してることが多いのである。

「テターム・オニール」「ハイファイ・ローファイ」「俺のすべて」などなど数え上げたらキリがない。

で、バニーガールも一人称に俺を使ってるわけで、だからこそ変態性が妙に増大されるのかもしれない。

ちなみに歌詞をもう少し広く見ていくと、1番は君に一目惚れして、君と付き合いたいと思いを大きくしていく、という話なのだと思う。

が、2番でその夢は破れてしまうのだ。

夢見たあとで 夢に溶けた
灯りを消して 一人泣いた
いいなぁ(いいなぁ)
いいなぁ と人をうらやんで

「夢」というのは、おそらく君と付き合いたいという願いなのだと思う。

「灯りを消して 一人泣いた」は失恋をしたからであり、付き合った相手を「いいなぁ」と妬むのである。

ただ、お店にいるバニーガールに恋をしているのだとしたら、この人に恋人ができたとするのは難しいと思われるので、バニーガールとはテレビに出ている芸能人(おそらくはアイドル)を指している可能性が高いように感じる。

名も知らないのはどういうことか?という指摘もあるかもしれないが、その芸能人が芸名を使っているのだとしたら、本当の名前は知らないというフレーズも意味として通じる。

テレビで恋人ができたニュースをみる→ショックでテレビを消す=灯りを消す→泣く→いいなぁと妬む

という流れなのではないか、ということだ。

そして、もう君は他の人のものだから、俺が「Only you」と宣言することに世界中が口を歪めるわけだ(ここまで言うということは、君は恋人ができたのではなく、結婚したという可能性も高いように感じる)

2番の歌詞が「砂嵐」で終わっているのも、君の幸せのニュースなんて見たくないからテレビを見れないようにケーブルを抜いて、画面を砂嵐にしているということを示しているのかもしれない(君に消されて、というのも、テレビから灯りを消したのは、君のせいだから、という考えたら意味が通じる)

俺もまたここで続けられそうさ
そんな気がした曇りの日

といっているが、「そんな気がした」ということは、逆に言えば「続けられなかった」ということになる。

結局、俺は「君と落ちてく」ことになるわけだが、これは、君という想い出を胸に抱いたまま僕は落ちてく、という話なのだと思うが、「落ちてく」は何を意味する言葉なのだろうか?

ゴミ袋で受け止めて、という言葉からもある通り、俺=ゴミになる、という話なのだろうが、2番にふいに出てくる「青いカプセル」という言葉が気になる。

もしかすると「青いカプセル」とは青酸カリとかそういう自殺する薬を意味するものであり、落ちるというのは死ぬということのメタファーなのではないか?という想像が成り立つ。

また、「受け止めて」という言葉は誰かにお願いをしている言葉だと思うが、歌詞だけで辿れば、君にお願いをしているようにしか読み取れない。

会ったこともなく、名前も知らない俺が君に自分の存在を知ってもらう最後のチャンスがあるとすれば、自殺してニュースに出るくらいしかないと思ったのかもしれない。

なーんて、えらく邪悪な想像をしてしまったが、そんな想像すら可能にさせる変態性を宿らせているのが「バニーガール」という歌なわけだ。

あなたはこの歌、どう考えますか?

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