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コブクロの新曲「未来」の歌詞について取り上げようと思う。

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作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎・黒田俊介

僕が夢を忘れそうな時 君の涙で思い出す
何の為に歩いてきたのか
何度でも教えてくれる
土手に垂れた 二度目の春を
連れて歩いた 片恋風
君といつか 同じ枝の上 並んで咲いてみたい

時々 切ない瞳で笑うのは
まだ 見せられない心があるんだね

こんなにか細く 折れそうな
枝の先にも 君の未来が生まれてる
未だ見ぬ日々を 切り落とさないで
今を笑って 振り返る 君を守りたい

君が 心折れそうな時
この肩にもたれてくれたら
抱えていた 大きな荷物も 大切に運ぶから

僕の明日には いつでも 君がいて
どんな迷いも鎮める 風になる

このまま好きでいれるのなら
想いは届けぬままでいいと
結ばれぬまま 解けもしない
心深くに 身を知る雨

こんなにか細く 折れそうな
枝の先にも 君の未来が生まれてる
未だ見ぬ日々を 切り落とさないで
今を笑って 振り返る 君を守りたい
心深くに 身を知る雨 抱きしめる
そばにいたいから
そばにいたいから

以上である。

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さーて、実に小渕っぽい安心して学校でも流せる感じの歌詞にできあがってる。

この子供に安心して聴かせられる感じこそ、J-POPであり、大衆音楽のあるべき姿なのである。

とはいえ、扱っているテーマが毒にも薬にもならないことだからといって、この歌詞に「目を惹くポイント」がないわけじゃない。

むしろ、言葉のひとつひとつに目を向けてみると、ちゃんと計算されて言葉が紡がれているし、ひとつひとつの比喩も効果的に機能しているように思われる。

さて、こういうと歌で最初に考えてみたいのは僕とは誰で、君とは何者で、僕と君との間柄はどういうものなのか?というところである。

それについて具体的示しているフレーズは「このまま好きでいれるのなら想いは届けぬままでいいと結ばれぬまま 解けもしない心深くに 身を知る雨」であろう。

これで僕と君は男の子と女の子であり、付き合ってはいないけど、僕の方は恋心を抱いてることがわかる。

そして、この歌を通して僕が君を想う気持ちの強さをはっきりと明かしていく構成となっている。

でも、こういう歌をみてつくづく思うのは相手に自分の身を委ねすぎであろうということである。

これはバクナンとかマイヘアとかの歌詞でも思うことなのだが、好きという気持ちを伝えることすらできないような弱い人間が、君を本気で守るなんていうのはちょっと嘘くさいだろうということだ。

気持ちを伝えられないのはおそらく振られたとかに傷つき、今の関係が崩れてしまうのを恐れているからであろうが、相手の気持ちを伺うばかりで、なにひとつ覚悟を決められない人間が「君を守りたい」なんてのはおこがましいのである。

こういう歌が「泣ける」と評されるから、桑田佳祐は「ヨシ子さん」の歌詞で若者を叱咤しちゃったりするのである。

なんて書き方をするとまるでこの歌をディスっているみたいになってしまうが、枝の先の君の未来というのは桜を連想させるフレーズであり、これはコブクロの「桜」を相当意識した作りをしている。

実際、「未来」を収録したニューアルバム「TIMELESS WORLD」は、今から10年前にリリースされた「桜」を収録したアルバム「NAMELESS WORLD」とリンクさせるように
作られており、この「未来」と「桜」においても上手くリンクするように歌詞が書かれているのである。

でね、この歌って要所要所に桜を比喩に使うフレーズが登場して、人生のことを枝と例えたり、夢を叶えることを「咲く」という言葉で表現していたりする。

ところで、この歌詞、どこか不思議な点があることにお気づきだろうか。

*この続きは後ほど更新。

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