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2018年も3/4が終わろうとしている。

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当ブログでは三ヶ月単位で「個人的ベストソング」を更新しているので、今回は7〜9月の個人的ベストソング20を発表したいと思う。(まだ9月半ばだけど、9月末は個人的に忙しくなりそうなので、早めにあげることにしました)

なお、今回のベストソング20の中には、どうみても7月〜9月に発表された曲じゃないやんって歌もあるけれど、僕がちゃんと聴いたのが7〜9月だったということで、その辺りの曖昧さは許してほしい。(ちなみに今回も邦楽と洋楽ごちゃ混ぜにしてみました)

また、アルバム単位ではなく楽曲単位での発表としたうえで、(基本的には)シングル曲・配信曲・MVがあるものから選定している。

では、どうぞ。

星野源「アイデア」

あいみょん「マリーゴールド」

まずは、この2曲から。

星野源に関してはこの記事で書いたし、あいみょんもこの記事で大まかなことは書いたけれど、共通して言えるのは、これが今のポップスど真ん中だぜ!食いやがれ!っていう気概で、単純に名曲感がすごくあること。

ポップスとして大事なのは、グッとくるボーカルがグッとくるメロディーを歌うことだと思うんだけど、この2曲は見事にそれを体現しているというか。

星野源の場合は、さらにそれ以上に仕掛けがあるからなおこと名曲純度が高くて、それについては記事で細かく書いたりしたので、ここではいちいち書かないけれど、どこを切っても良い曲であるというのが、この2曲を名曲たらしめているというのは言えると思う。

しかも、二人がすごいのは、この曲に限らず、リリースする曲リリース曲どれもが、違うベクトルで名曲と思える曲ような、鬼リピしたくなる曲をリリースしてくるところである。

とりあえず、この2曲は全ての音楽好きにピュアな気持ちで推すことのできると思える曲なので、まずはトップで紹介させてもらった。

クリープハイプ「栞」

元々はFM802のキャンペーンソングとして書き下ろされたこの歌。

それをクリープハイプがアルバムリリースのタイミングにあわせて、セルフカバーしたものである。

元々原曲がとても好きだったんだけど、それは個性豊かなボーカル陣が揃っているからであり、その個性豊かなボーカルを包み込むアレンジ含め、あれはあの状態が完璧なパッケージで、今更それをクリープハイプがカバーしても微妙でしょ?って正直思っていた。

いや、俺がバカでした。

確かにアレンジやテイストは全然違うんだけど、クリープハイプ版はクリープハイプ版で、原曲にはない良さがきちんとあって、原曲に負けず劣らずの名曲になっているのである。

クリープハイプ版はギターの音感がヒリヒリしていて、そのヒリヒリさが、原曲とはまたちょっと違うエモさを喚起させられるようになっている。

あと、近年のクリープハイプでは珍しく、シンプルなバンドサウンドになっているのもグッとくるポイントで、切なさを疾走感で乗り越えようとする「栞」の良さを見事に別の方法で形にした名曲だなーと感じる次第。

ほんとね、この歌、歌詞がいいんですよ。

どのフレーズを切り取っても、良いフレーズで。

ちなみに「栞」という曲については、この記事でうだうだ書いている。

フレデリック「飄々とエモーション」

この歌に関しては別記事で書いたから、楽曲のレビュー自体はそちらで読んでもらいたいんだけど、つくづく思うのは、メジャーデビュー直後のフレデリックがこんな歌を書くなんて思ってもみなかったということ。

すっかりアリーナバンドのようなスケールの歌を歌ってて、そんな歌が似合うようなバンドになっていたということ。

ってことは、この先のフレデリックはもっともっとワクワクする歌を書くんだろうなーと思うと、よりワクワクが強くなる、そんな気持ちにさせられる一曲。

きのこ帝国「金木犀の夜」

きのこ帝国の持ち味って色々あると思うけれど、この歌は特に佐藤千亜妃のソングライティングのセンスが冴え渡っているなーと感じる一曲。

先ほどあげた「栞」も大切な人との別れを歌った歌だけれど、春をテーマにした別れの歌と、夏の終わりをテーマにした別れの歌だと、そのテイストは変わってきがちで。

この歌は、夏の終わりの別れの歌だからこそ、気持ちの変化(そして、実際の温度の変化みたいなものも含め)を見事に音で表現したような作品になっている。

夏の終わりの歌って、ほとんどが「切なさ」を歌いがちで、この歌もやはり切なさを歌う歌になっているんだけど、この歌詞が良いのは、ちゃんと人間の五感(特ににおい)を駆使した表現をきちんとしていること。

それにより、君との記憶や想いがより鮮やかさを描写されているし、もっとも描写しにくい「におい」をキーポイントにすることで、他の歌にはない独特な切なさが際立つようになっている。

なにより、そういう繊細な歌詞世界を表現するバンドサウンドの組み立て方が秀逸で、ギターの音だけで言っても、メロ部分はしっかりミュート音を効かせることで、切迫とした冷たさみたいなものが際立つようになっているし、サビではきのこ帝国らしいノイジーなギターサウンドを響かせることで、この主人公の感情のピークと音がリンクするようになっていたりして、そういう丁寧な表現の仕方が、すごく良いなーなんて思う。

あと、佐藤千亜妃の、余計な感情込めずに淡々と歌いつつも、けれど、息継ぎの音なんかはあえてしっかりと聞かせてくるような「温度感」と「距離感」もすごく好きだったりして。

つまるところ、佐藤千亜妃が好きだっていう、そういう話。

Crossfaith「Catastrophe」

いや、なんなん?かっこよすぎでしょ?

正直、個人的にはジャンルとしてのメタルは苦手で、何年か前まではクロフェもあんまり好きじゃなかったんだけど、最近はクロフェがクリーンを解禁させまくって歌メロ要素を入れてきていることもあって、個人的にはちょうど良い塩梅になったためによく聴いてたりする。(初期ファンはそれが嫌だったりするのかもしれないが)

この歌は、クリーンで魅せるところは魅せつつも、Hard styleで引き込ませるところは引き込ませるし、相変わらず、ジャンルをごちゃ混ぜにしたような音の詰め込め方をしているのに、トータルでみるとちゃんとクロフェサウンドになっているバランス感覚も秀逸で、トータル、難しいことはよくわからんが、めちゃくちゃカッケーやんこれ!っていう感想に行き着く。

ってか、この歌、民法のドラマ主題歌らしいですよ?マジかよ。誰だよプロデューサー?よくこの歌でオッケーしたな!?と思って調べてみたら、そのドラマ、テレ東のドラマだったようで、それならなんとなく腑に落ちるという不思議。

Hump back「拝啓、少年よ」

シンプルなバンドサウンドが輝く一作。

決して上手いとは言えない技術なんだけど、だからこそ音楽に対する想いの強さとか熱意みたいなものが伝わるっていうタイプの音楽で、Hump backの音は技術が熱量を上回ってくるからこそグッとくるタイプの音楽なんだなーと。

あと、この歌に関しては、イントロを入れずにいきなり歌が始まるところや、そのくせ間奏は長めにとって、あえて長めのギターソロを入れてるところや、 Bメロでドラムのテンポを一回変えてくるところや、Aメロもサビも同じくらいインパクトのメロディーラインなところなど、けっこう魅せるところが多いのも、僕がこの歌を好きと思う理由だったりする。

ニトロデイ「レモンド」

良い意味でうるせーって感じの一曲で、歪んだギターが存在感を示している。

こういうナンバが的なにおいのするギターが存在感が示す歌ってだけでも、わりと個人的にグッとくるのに、この歌はもう一つグッとくるポイントがある。

それは、ボーカルは普通に歌ったら普通に上手い感じなのに、サビの「泣きながら」というフレーズに入ると、途端にその時だけボーカルの声がキモくなるところだ。

歌の後半は「泣きながら」のフレーズのオンパレードなので、キモいモードがわりと続いていて、それがグッとくるのである。

しかも、「泣きながら」の「ら」を歌う頃には、さっきのキモいモードはなんだったんだ?と思っちゃうくらい、また普通の上手いボーカルに戻るという、余計な粘り気のない、切り替えの早さにも好感触を持てる。

ギターロックとしても秀逸な一曲なので、ぜひ聴いてみてほしい。

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Suspended 4th「INVERSION」

メンバー全員の演奏がめちゃくちゃ上手くて、めちゃくちゃ上手いからこそかっこよくなっているという稀有なバンド。

ベースが良い感じに音として主張してきてることによって、レッチリとかああいう感じのバンドが好きな人にもオススメできそうな安心感があるし、良い意味で媚びない楽曲展開も安心して推せるし、なにより、ほんとに器用に不規則なリズムを刻んでくるのだ。

やっぱりなんだかんだで、バンドって演奏がかっこよくてナンボだよね!と思わせる、そんな作品。

Calvin Harris, Sam Smith 「Promises」

Calvin Harrisはクソほど金を稼ぐ人気DJなんだけど、この人、ニクいことに曲を書かせてもめっちゃ良い曲を書いてくるのである。

天使のような歌声と名高いSam Smithをボーカルに迎えたこの曲はまさかに鬼に金棒って感じになってて、付け入る隙がない。

今作でも、ちょこちょこ人の声をサプリングした音を曲の途中にぶち込んできているけれど、そういうのが良いアクセントになっているし、イントロもアウトロもなくて、3分半しかない短くてさらっと聴ける歌なんだけど、それでもしっかりメロディが耳に残る仕上がりとなっている。

Lido & Unge Ferrari「Corner Love」

曲を聴いていけばいくほどどんどんと展開が変わっていき、終わった頃には最初にいたはずの場所とは全然違う場所にたどり着いてるような、そんな心地にさせられる一曲。

アレンジや音の差し込み方もひとつひとつがトリッキーで面白いし、色んなジャンルを横断するような構成にもなっていて、聴いていて飽きない一曲になっている。

言葉ではなかなか説明しづらい曲でもあるので、ぜひ一回興味があれば、聴いてみてほしい。

Maroon 5 「Girls Like You feat. Cardi B」

今でも健在な超絶オシャレサウンドのMaroon 5のバンドサウンドに、CメロにはCardi Bのラップが加わることで、よりワールドワイドな装いになった一曲。

リズムの打ち方は海外のバンドのそれなんだけど(いわゆる、ドラムの生音が登場しない)、Maroon 5らしいギターの弾き方により、オシャレな感覚を与える計算されたバンドアレンジはいつも以上に冴え渡っていて、久しぶりにMaroon 5の曲で「アタリだなー!」と感じた一曲。

もちろん、音のひとつひとつが丁寧に計算されていて、ポップスとしても聴いていて実に心地よくて、Nulbarichとかあの辺とはやっぱり一味違う「オシャレな音」がそこにはあるなーなんて感じる一曲。

SALU「Good vibes only feat. JP THE WAVY, EXILE SHOKICHI」

歌とラップの境界線が曖昧になってきている(というより、この二つがクロスオーバーする歌が多くなっているなかで)、SALU、JP THE WAVY、EXILE SHOKICHIという三者の才能が見事にクロスオーバーして、歌もラップも冴え渡りまくっている一曲。

スロウなビートで展開されるこの歌は、海外のトレンドを抑えつつも、ちゃんとJ-POPに着地させてるという意味で、すごく先鋭的な一曲であるように感じるし、単純にすごくメロディーが良い。

三浦大知「Be Myself」

三浦大知「飛行船」

うっかり三浦大知は2曲選んじゃったけれど、それくらい三浦大知が今年リリースした曲はどれも良い。

これがひとつの、新しいJ-POPの形だとはっきりと言えるような作品だし、この「新しさ」って海外ですら聴いたことがないような音感で、あ、新しい音楽が発明されるってこういう感じなのかなーと思っちゃう瞬間だったりする。(三浦大知はそんな音にダンスをつけて踊りながら歌うのだから、なおすごい)

一連の三浦大知の曲があまりにも存在感が多すぎて、このタイプのR&Bは、もはや三浦大知のパクリって烙印が押されちゃうのではなかろうか?今後のR&Bは三浦大知以後と以前で語られるのではないか?って個人的には思っちゃうくらいの衝撃的作品で、特にアルバム「球体」は、そういう新しさの集大成のような作品だったりする。

これに関しては、別記事で細かく記載した。

下半期というスケールでみても、トップと言ってもいいくらいすごく良い曲で、とにかく音の使い方、鳴らされ方、ビートの刻み方にワクワクさせられぱなしな作品なのである。

「飛行船」は、特に間奏の尺八の部分が特に個人的なお気に入りポイントだったりする。

サザンオールスターズ「壮年JUMP」

なんだかノスタルジーな気分にさせられる一曲で、それは30年以上のキャリアを積んだバンドだからこそ出せる渋さなのかなーと思いつつも、桑田佳祐の「日本語を英語のように歌い」、結果として日本語を英語のメロディーに載せてしまうその歌い回しは、平成30年の今になっても眩しいくらい新鮮に聴こえてきて、サザンは全然ノスタルジーのバンドじゃないなー。新曲でもきちんと新しいことやってて凄いなーと感服してしまう両面性を感じさせる一曲。

きっと心の奥底では、ジジイになってもまだまだ若者には負けんぞ!って気概に満ち満ちているのかなーなんてことまで感じてしまう。

個人的には、久しぶりにサザンの歌でメロディーにグッときた曲でもあって、全体を通したメロディーが良いのはもちろんのこと、サビのグロッケンとか、2番のサビの途中に入るサイダーがシュワっとなるSEとか、ポイントポイント差し込まれる音も良いなーと感じる部分が多い。

ってか、こんなに瑞々しい歌を書けちゃう桑田佳祐って何なの?怪物の?何歳なの?って思ってしまうような、素晴らしい作品。

ちなみに、他にもグッときた曲たちはこちら。

w-inds「Temporary」

宇多田ヒカル「初恋」

mabanua「Blurred」

BUMP OF CHICKEN「望遠のマーチ」

Unknown Mortal Orchestra 「Hunnybee」

諭吉佳作/men「水槽のガラスだけだよ」「別室で繭を割った」

諭吉佳作/menの曲に関してはこちらからどうぞ!

諭吉佳作/menなんだよ、こいつって感じで。

いや、ほんと、この完成度で高校生って言うんだから空いた口が塞がらないというか、何というか。

ボーカル、メロ、サウンド、リズム感、全てがその辺のアーティストの普遍的なラインを軽やかに超えてくる。

自分で曲を書くタイプの女性ボーカルといえば、どうしても椎名林檎が絶対的な壁として立ち塞がる印象があるが(冒頭で紹介したあいみょんも椎名林檎と比べられることがあったし)、諭吉佳作/menの登場は、椎名林檎の呪縛を軽やかに乗り換えてしまうくらいに、楽曲のクオリティーもボーカリストとしてと、才能しか感じさせない音楽を奏でている。

マジで将来が楽しみなアーティストなのである。

以上、個人的にグッときたベストソング20でした。

もちろん、僕が聴いていないだけで、世の中には他にもたくさん良い曲があるとは思いますが、まあ興味があればここで紹介した歌もぜひ一度聴いてみてくださいな。

ちなみに前回の4月~6月の記事はこちらから!

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