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今年は見放題に行ってきた。

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せっかくなので、ざーっと簡単に感想を書いていきたい。

まず、僕が今年の見放題でライブを観たバンドは以下の通りである。

・FOMARE
・Su凸ko D凹koi
・The Floor
・シナリオアート
・SUNNY CAR WASH
・みるきーうぇい
・クリトリック・リス

本当ならもうちょい見れたんだろうけれど、老体のムチをうつとこの程度のライブ鑑賞だけで疲労困憊なのである。

許してほしい。

さて、各バンドのライブを見て思ったことをざっと書いていきたい。そんなに大したことは書かないけれど、ざっくりとした個人の所感を記したい。

FOMARE

ああ〜俺がどこかに置き忘れた青春が歌われているわ〜な感じがする、そんなバンド。

シンプルでベタなバンドサウンドと、00年代の青春パンクロックくらいのスピード感が、それを感じさせるのかもしれない。

最近の音楽はどんどんと高速化して、一小節の情報量が多くて、細かいところがどんどんトリッキーになっていくなかで、このバンドはシンプルなバンドサウンドと、メロディーで勝負している感じ。

個人的にはもうちょっと色んな音楽をハイブリットしてくれた方が好みではあるんだけど、こういうバンドの存在感ってとても大きいし、今後に期待だなーって感じの印象(なんか妙に上から目線な物言いになってしまうけれど、別に他意はないです)

Su凸ko D凹koi

自分たちのキャラクター性を尖鋭化させて、そのキャラクターに見合った楽曲を歌ったり、パフォーマンスをしたりするタイプのバンド。

とはいえ、ガールズバンドで、ここまであからさまに「ブスであること」を押し出してくるバンドはいなかったような気がする。

CHAIがウリにしているのはネオカワイイだし、SHISHAMOは一周回ってカワイイ感じのバンドになっているなかで、ここまでブスを押し売りしてくるのは大したものである(本人たちは自身のことを穢れたSHISHAMOと称していたが)

個人的にはデブとかブスみたいな、ネガティヴ要素を貶めることで笑いをとる、みたいなセンスって90年代的な感覚がするというか、単純に笑いの取り方としてセンスを感じないので、あんまり好きじゃなかったりする。

ダジャレを言う親父ギャグなんかと同じセンスに感じるというか。(だから、CHAIみたいな発想の方が個人的には好きで)

けれど、彼女たちはただの自虐で終わらせるのでなく、これこそが自分たちのロックなんだ!魂なんだ!みたいなレベルにまで落とし込んでパフォーマンスしている感があったので、わりかし好感は持てた。

ライブのMC中に自虐川柳を披露する場面があって、計3本の川柳を披露したんだけど、ボケ内容は全て天丼(同じボケを反復して繰り返す手法)で、それこそベタベタなボケではあったんだけど、本当は5本の川柳を披露したかったんだよね、とメンバーが語っており、ボケは全て天丼なのに5本も川柳を披露しようと企んでいたところに、このバンドのロック魂を感じた。

なお、サーキットイベントの尺で川柳5本はやり過ぎとのことで、泣く泣く3本に減らしたらしい。

自分たちの卑下の仕方もやり口を変えたらパンクになるってことがわかる、そんな素敵なライブでした。

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The Floor

なんとなくこのバンドって北海道っぽいバンドだなーと思ってライブを観ていたら、本当に北海道のバンドらしくびっくりした、そんなバンド。

2000年代型J-ROCKと海外インディーのハイブリットな匂いがするし、ボーカルが「どや!俺を見てくれ!」って臭いを発しながらステージ上でパフォーマンスをしていて、やたらとステージを広く使う感じに、僕は彼らに北海道感を感じたのかもしれない。

広いところで楽器を鳴らしながら音を作っている景色が、そのバンドのパフォーマンスから見えたというか。(完全なる主観である)

演奏する音のパターンが全て違うのに、どの曲もキャッチーで、しかも照明の使い方や登場の仕方も「魅せる」ことにこだわりがあるように感じて、このバンド、なかなかやるな〜と思っま次第。

シナリオアート

相変わらず、ドラムのバイタリティーがエグいなーって思う。

あんだけ叩いておきながらよく歌えるなーっていう。

ただし、昔はもっとMCが「大阪のおばちゃん感」が強かったのに、少しマイルドになった気がして、ああ、このバンドも東京に染まってしまったのかーとどうでもいいことを思っていた。

MCが全体的に塩っぽい雰囲気だったので、なかなか伸びていかなくて悩んでいるんだろうなーとか余計なことを思ってしまった僕の脳みそ。

SUNNY CAR WASH

andymori的な危うさと、クリープハイプのようなヤバさを感じさせるサニカー。

だから、期待しまくり。

だったんだけど、リハーサルの時点で、音のバランスが個人的にはけっこう不快で、あんまりライブに入り込めなかった。ボーカルの声が全然聞こえないし。

サニカーって歌詞の突き抜け方と、メロディーの変態性で惚れ込んだタイプのバンドなのに、ライブでボーカルが聞こえないっていうのはけっこう退屈で、普通にライブ中だけど睡魔を催してしまった。ごめん。

それでも、キルミーはやっぱり名曲で、披露するだけで、俺の睡魔的にも、会場の空気的に一気に引き締まっていく感じがして、やっぱり凄いバンドだよなーとは思った。

いや、ほんと良いバンドだとは思うよ。

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みるきーうぇい

ビジュアルと楽曲世界とライブパフォーマンスが一本の軸で繋がっているバンドって強いなーって思っていて、そういう意味ではSu凸ko D凹koiもそういう軸が見えたバンドなんだけど、みるきーうぇいもそういう軸みたいなものを感じた。

人に裏切られたからああーもう信用しないし〜みたいな空気感を出しているんだけど、でもやっぱり信用したい人は信用しちゃうし信用できなくても信用したい人は信用しちゃんだよね〜みたいな空気が出ていて、ああ絶対にクズ男に捕まって幸せになれないタイプの人だわーみたいな影をボーカルから感じとることができた(全ての俺の妄想だけど)

要は、ボーカルの声質と、歌詞世界と、声の表情が良い具合にマッチしていて、ちゃんとライブの中に「世界」が生まれていたって話。

クリトリック・リス

彼のライブに関しては、このようにツイートさせて頂いた。

1時間半という尺でありながら退屈を感じさせないライブ運びは流石だなーと感じた次第。

ビールを飲んだり、テキーラを一気飲みしたりと、自由にお酒を飲みながらライブをしていたクリトリック・リスなんだけど、途中でぽろっと「俺はお酒に酔いたんじゃなくて、お前らを音楽で酔わせたいんだ」と一言発して。

いやーこのセリフ聞いて、50歳の半裸のおっさんにほんの一瞬トキメキましたよ。マジで。ほんの一瞬だけだけどね。(尚、あまり肉体的な関わりは持ちたくなかったため、可能な限り端っこの方でライブはみてました)

ところで。

クリトリック・リスのライブって関西以外の地域ではどんな盛り上がりをみせるのか僕は知らないんだけど、こと関西に至ってはクリトリック・リスがボケ役を担い、客がツッコミ役を担うことで、良い感じに盛り上がり、会場の空気も良い感じのものになっていることが多いように感じた。

思えば、関西のインディーズシーンって良い意味で客がツッコミ役を担うことで盛り上がることが多いイメージであらすし、インディーズシーンで愛されるバンドって「 ライブの完成度」よりも、ツッコミ甲斐のある「隙」があるバンドの方が、人気を勝ち取っていく気がする。

キュウソやヤバTのようなバンドが関西発で話題を勝ち取り、人気バンドに成長したのも関西のインディーズシーンがコミュニケーションを育んでいるから、というのは大きいのではないか?と思うわけだ。

昔の彼らって「大スベリするかややウケするかのギリギリを攻める」みたいな、そういう危うさのある独特のライブをしていたわけで。

今、話題の超能力戦士ドリアンだって、良い意味でそういう「完成度の低いボケ」を繰り出すことで、なんとも言えない空気感を作ることで、客にツッコむスキを与え、結果、シーンにその名を轟かせているフシがある。(もちろん、曲のメロが良いっていう前提条件があるうえで、スベるということが活きてはくるんだけどね)

逆に言えば、Su凸ko D凹koiが東京のバンドっぽいなーって感じるのは、ツッコミ不要のボケをかましてくるところである。

ボケのクオリティが高く、ボケだけでも面白いから、別に客がツッコミを入れてなくても成立するわけだ。

こういうところが東京っぽいなーって勝手に思った次第。まあ、こんなこと、言いながら東京インディーシーンの空気なんて全然知らないんですけどね。僕。

まあ、関西のインディーズシーン、やっぱり良いなーってことを感じさせる、そんな見放題なのでした。

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