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ロッキンのタイムテーブルが発表された。

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個々で悲喜交々あると思うが、今年の特徴としてはPARK STAGEとLAKE STAGEのキャパはほぼ同じにして、同列セカンドステージという扱いにしたこと、WING TENTを野外にしてキャパを増やし、WING STAGEにしたことが挙げられる。

これにより、動員数を増やしつつも、規制は極力起こさせないようにさせる狙いがあるわけだ。

ところで、この改変によりタイムテーブルは大きな変容をみせたような、見せていないような微妙なタイムテーブルが出来上がっていた。

まずは、今年初めてGRASSSTAGEに抜擢されたアーティストをみてみたい。

MONOEYES
Suchmos
backnumber
B’z
WANIMA(繰り上げではなくちゃんとした抜擢は今年初)
ももいろクローバーZ
KICK THE CAN CREW
欅坂46
ポルノグラフィティ

MONOEYESとももクロとWANIMA以外は初出演組である。

とりあえず、ロッキン陣はホソミン好きすぎることはわかる。

MONOEYESを除けば、youtubeの再生数やCDの売り上げ、またホールを埋めることのできる集客数を持ったアーティストがブッキングされていることがわかる。

一方、勢いのあるライブハウス系若手バンドは概ねPARK、LAKEに押し込んでいるという印象である。

他のGRASSアーティストは、常連ばかりが並べられているわけだが、中にはお前らはPARKでいいだろう?それならキュウソとかの方がよっぽど集客数力あるだろ?みたいなアーティストもいるけれど、これはたふんTOKYO FMかディスクガレージのお付き合い枠な気がする。

大人の世界は付き合いが大事なんですね。

さて、概ね若手バンドはGRASSに挙げてもらえないなか、なぜか初出場でいきなり大抜擢されたSuchmos。

なぜ彼らだけこの扱いを受けたのだろうか?

おそらく今年のGRASS選手のポイントは、ファン層の観点が大きいように思われる。

平たく言えば、GRASSの基準は参加者のほとんどが知ってるアーティストかどうかというところにあると思う。

ロッキンの参戦者の想定は、他のフェスとは違い、野外で音楽を初めて聴く人もかなりの数を想定していると思う(だからこそ、ダイブやモッシュを徹底的に排斥するわけだ)

また、世代でいっても幅広い層を考慮しており、下は小学生くらいから、上は50、60くらいの人たちまでを視野に入れてるように思われる。

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要は、そういう人たちにも「名前くらいは知っている人」と思われる人ただけがGRASSに入れるわけだ。

これをどういう基準で見極めるかは難しいところではあるが、今年のロッキンは明らかに音源の売り上げでそれを見ているように感じる。

Suchmosの音源の売り上げは、上半期のオリコンチャートアルバムランキングで10位であり、オリジナルアルバムのみほバンドもののアルバムに限れば、ワンオクに次いで2位となる。

明らかにこの快挙を最優先にしたため、彼らをGRASSに抜擢していることがわかる。

おそらくCDが売れるということは、ライブ・フェスに能動的に嗜む層以外にも音が届いていることの証明であり、ロッキンのGRASSに相応しいバンドであるという認識が生まれたのではないかと思われる。

逆に言えば、ライブチケットは毎回ソールドアウトで、他フェスで大人気のバンドでも、若手にしか知名度がない(と思われるような)バンドは意図的にGRASSから外しているように思われる。

WANIMAは客観的にみても、若者以外の認知が高くなってきたので、そのままGRASSで抜擢したのだろう。

両バンドともCMで効果的に楽曲を使ってもらってるバンドなわけで幅広い層に認知されていると考えられたのだろう。

また、世代別の目配せをしておら、40代くらいの音楽をあまり聴かない人でも知ってるアーティストを優先的にGRASSにブッキングされるからこそ、00年代ごろは凄かったが今はちょっと勢いが落ちているアーティストなんかを平然とGRASSにブッキングするわけだ。

あと、PARK、LAKEの対立でいえば、今年からこの両ステージは完全に時間を被せるようにしている。

これは、下手をすれば露骨な集客の偏りが生じる恐れがあるわけだが、それを少しでも緩和させるべく、被せるアーティストを慎重に選んでいる印象をうける。

ロッキンがおそらく想定している客層を大まかにすれば下記のようになると思う。

1.音楽はほとんど聴かない人
2.普通のライブキッズ
3.懐古厨系ロック好き
4.ロック以外の音楽好き
5.パリピ系ライブキッズ

要はPARKのバンドは若い子に人気のバンドだから、その裏はおっさんに人気なバンドを置いておこう、的な感じでステージごとのお客を散らす作戦なわけだ。

こういう「層」の分離を図ることで、極力ステージ分散を生むようにしていると思われる。

タイムテーブルを見た感じ、極力同類をかぶせないように(例えばメロコアバンドの裏にメロコアはぶつけない的な)タイムテーブルを組んでるように見受けられるし、(強いて言えば、sumikaとフジファブの被りは同類被りに見えるが、これは世代が違うから良しとしたのではないかと思われる)

あと、注目に値するのが、各日のトリバンドの裏のアーティストである。

B’zの裏は岡崎体育だし、RADの裏はヤバTである。(桑田の裏はTHE BAWDIESで、サカナクションの裏はサンボマスターだが、BAWはよくわかんないけど、サンボは毎年こういうブッキングのされ方をしているイメージがあるし、毎回ちゃんと自分のステージをパンパンにしているので、安心の抜擢なのだろう)

とりあえず、岡崎体育とヤバTは完全にあざとこうされていると思う。

おそらく、この手のバンドの勢いをロッキン側が理解しているからなのだろう。

若者の一部は確実に彼らを見に行く、と。(僕ならどうぶつさんとわいわいするより、ウルトラソウルしにいくけどね)

まあ、他のアーティストならガラガラだとあまりにも格好がつかないが、この二組からガラガラでもネタにできる安心感があるかは、ブッキングさせただけかもしれないが。

とにもかくにも、ロッキンジャパンは明らかにライブハウスに能動的な人たちよりも、初めて野外で音楽を聴く体験をする人に向けてルールを作り、タイムテーブルを組んでるように思われる。

そろそろ「ROCK」という冠は外すか、せめて「POP&ROCK IN JAPAN」と名前を変えて、略してポロッキンと銘打てばいいのに、と思う。(なんかポロリしてそうな名前ではあるが)

いずれにせよ、ロッキンは新たなモードに入ったことを痛感するようなタイムテーブルだったということだけ、ここに記しておきたいと思う。

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