LINEで送る
Pocket

皆さん、知ってますか?平成は2019年の4月30日で終わるんですって。

スポンサーリンク

つまり、今年が平成最後の一年となるわけです。

昭和生まれの僕からすれば、平成が終わるってもはや絶望的な感覚で、まだギリギリ加齢臭も漂わせずに若作りしながら日々を生きているのに、平成が終わればいきなり人生の老害モードに突入してる感が出てきて、すごく嫌なんだけど、これが現実。

これで毛根の死滅化まで進んだら、一気に人生ハードモード。

絶望的なレベルの頭皮のハゲ化と、「平成」の終了は、無情にもやってくるという話。

まあ、終わるものを嘆いても仕方がないし、終わるということは別の何かが始まることを意味するわけで、どうせなら「新たな始まり」に胸をときめかせていきたい所存。

ところで、当たり前だけど、今年開催される各フェスだって、全て「平成最後のフェス」となるわけだ。

もちろん、主催者は「今年が平成最後の開催になるから、平成のシーンを総まとめにするようなブッキングにするぞ!」と意気込むことはないだろうし、例年と同じように流れ作業のようなブッキングをしている可能性の方が高いとは思うけれど、やはり例年以上に「誰をブッキングするのか」は気になっちゃうものである。

皆様が存じてるいるか、存じていないかはともかく、日本のフェスは97年に始まったといっても過言ではない。

日本のフェスの祖である、フジロックとエアジャムの初年度開催が1997年に当たるからだ。(マンウィズの「1997」はその時の衝動を歌にしたものである)

そして、ライジングサンは99年に、サマソニとロッキンは2000年に初年度開催を迎えることとなる。

ここから長い時間を経て、フェスは市民権を得るようになり、レジャー化するようになり、季節関係なく全国各地でフェスが開催されるようになり、定番デートスポットの一つになり、お祭りのような賑わいを見せるようになり、そして今日に至る。

そんな流れの中で生まれたのが春フェスであり、特にビバラ、メトロック、JAPAN JAMは日本3大春フェスと言えるくらいの位置付けになっている。

前置きが長くなった。

今回は、そんな三つの春フェスのお話。

出演アーティストから見る三つのフェスの違い

環境周りで言えば、野外であるとか屋内であるとか、駅近だよとか、芝生だよとか、色々特色の違いがあるし、そうなるとグッズの購入はね〜とか、導線周りはね〜とか、色々と指南する事柄も出てくるんだけど、今回はその辺りのことは割愛して、出演アーティストの違いに目を向けていきたい。

というわけで、まずは現時点(2018年1月18日現在)で発表されているVIVA LA ROCK 2018のメンツをみてみたい。

2018年5月3日(木・祝)

<出演者>
雨のパレード
indigo la End
King Gnu
Creepy Nuts
サカナクション
DATS
D.A.N.
CHAI
DJやついいちろう(エレキコミック) DOTAMA
Nulbarich
The fin.
FLOWER FLOWER
フレデリック
フレンズ
レキシ

2018年5月4日(金・祝)

赤い公園
Amelie
THE ORAL CIGARETTES
ORANGE RANGE
KEYTALK
コレサワ
サイダーガール
Dizzy Sunfist
ドラムDJピエール中野
パノラマパナマタウン
ビッケブランカ
ポルカドットスティングレイ
My Hair is Bad
ヤバイTシャツ屋さん
yonige
夜の本気ダンス
VIVA LA J-ROCK ANTHEMS

2018年5月5日(土・祝)

打首獄門同好会
エレファントカシマシ
SIX LOUNGE
四星球
DJダイノジ
teto
10-FEET
東京スカパラダイスオーケストラ
THE BACK HORN
ハルカミライ
FINLANDS
BRAHMAN
HEY-SMITH
マキシマム ザ ホルモン
MONOEYES
Yap!!!

スポンサーリンク

ふむ。

日割りを含めてみてもらうとわかるが、ビバラは各日ごとに出演アーティストの「色」を分けている。

僕もこの件に関しては、このようにツイートした。

まあ、もう少し「っぽく」整理するとしたら、一日目は今のフェスが作ってきた音楽性からは少し離れているけれど、平成以後のロックに大きな波を作るような「静かな勢いのあるバンド」が集まっている。

二日目はフェスというものがブームになることで育ってきた活気あるロックバンドたちの集積であり、平成の今のロックシーンにトレンドを作り、圧倒的な爪痕を残してきた「激アツバンド」がブッキングされている印象。

そして、最終日はロックの遊び方の本質って「自分たちで自己管理をして、周りに愛を持ちながら、ルールを壊していく」ことだよね。そういう、良い意味でのパンク精神を継承した、97年から始まった伝統的なロック魂を継承してきたバンドを集結させている印象を受けた。

ロックをある方面から眺め、それを未来、現在、過去という観点からの捉えなおし、ブッキングし直した印象を個人的にはもった。

誤解してほしくないのは、だから三日目のバンドは「過去のバンドである」とか言うつもりはなくて、単に彼らがやっているロックのフォーマットやスタイルをみていくと、しっかりと伝統を重んじており、その伝統を重んじるスタイル=過去を大事にしているバンドだよね、ということである。(もちろん、バンドごとのキャリアとしてはどんどん更新していこうとしているのもわかってるけどね)

だから、いつもいつも「今のロックのトレンド」とはそれなりに距離を置いてきたサカナクションは1日目にブッキングされたわけだし、最終日は妙に加齢臭が強めのバンドばかりが散見されるんだろなーなんて思ったりして。

ところで、現時点でビバラとメトロックで出演が被っているアーティストはこちらである。

エレファントカシマシ
THE ORAL CIGARETTES
KEYTALK
サカナクション
ヤバイTシャツ屋さん

また、現時点でビバラとJAPAN JAMで出演が被っているアーティストはこちらである。

HEY-SMITH
ヤバイTシャツ屋さん
エレファントカシマシ
THE ORAL CIGARETTES
KEYTALK
10-FEET
フレデリック
ポルカドットスティングレイ
夜の本気ダンス

 
被っている数を多いとみるか少ないとみるかは人それぞれだと思うし、まだ全てのアクトが発表されていない段階でこの見取り図を示すのはあまり正しい策ではないと思う。

ただし、メトロックやジャパンジャムに「このアーティストを並べたのにはこういう哲学があるんだ」というのが現状見えてこなくて、良くも悪くもマーケティング的にアーティストをブッキングしている感は否めないとは思う。

そして、どういう切り口でみていっても、今のロックシーンを語る上で外すことはできないと評価をくだされた「エレファントカシマシ」「THE ORAL CIGARETTES」「KEYTALK」「ヤバイTシャツ屋さん」は、今のシーンを語るうえで重要なバンドなのだなあ、と改めて実感する次第。

まあ、まだどのフェスも全アーティストの発表はしていないので、全通するバンドはもう少し出てくるだろうし、メトロックなんかはテレ朝やアベマTVの資本が入ってる分、昨年の関ジャニのようにでっかいタマを打つ可能性は充分にある。

JAPAN JAMは、うん……たぶん……なんか……きっと……ある、はず。うん。そう思う!

それにしても、春フェスって…

人によっては、春フェスのメンツを見て「毎年変わりばえしないメンツだな〜」と思う人もいるかもしれない。

春に3つもフェスなんていらないし、って思っている人もいるかもしれない。

もしそういう人が多いのであれば、おそらく、平成が終われば、少しずつ様相は変わると思うのだ。

変わるの音楽シーンでもなければ、売れるバンド売れないバンドの興隆でもなく、過剰に発展してきたフェスにあるのではないかと思うのだ。

「○○のフェスは行ったけど、すごくよかった!また来年も行きたい!」

そんな言葉が蓄積されたフェスであるかどうかで、今後のフェスの命運も大きく変わるわけで。

平成の間は、なんだかんだでそういうバブルに乗っかっていたから生き残ったフェスもあったけど、これからは違う。

哲学があったり、アーティスト以外の魅力的な何かがないと淘汰されていく。

そんな気がする。

安室とか小室の引退とか、そんな分かりやすいものではなく、もっと見えないところで、もっと人知れず、ひっそりと「平成の音楽」というものは終わるんじゃないかと、僕はそんなふうに思っている。

そして、フェスもまた平成の音楽の代名詞のひとつであった。

だから、平成が終われば、想像を絶するスピードでフェスも形を変えるんじゃないかと思っている。

だからなんだってわけじゃないけれど。

けれど、これもまたひとつの「新たな始まり」を予感させる希望になる気もしたり。しなかったりして。

スポンサーリンク

LINEで送る
Pocket