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オトダマ二日目について書いていきたいと思う。

なお一日についてはこちらから読んで頂ければと思う

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打首獄門同好会

ライブとは関係ない話だが、打首のグッズを身に着けている人は「強そうな人」が多い。

昨今、ブラフマンはファン層が広がったことにより、ゴリゴリのおっさんだけでなく、メガネのがりがり君とか、かわいらしい女の子でもブラフのグッズを身に着けてたりするんだけど、打首のグッズを身につけている人は百戦錬磨を生きてきたような、岡崎体育ですら片手で投げ飛ばしてしまうのではないかと思ってしまいそうくらい、でかい人が多い。

「獄」とあしらわれたグッズがその「いかつさ」をなおのこと強固なものに変える。

まあ、たまたまそういう「でかい人」ばかりが目についているだけで、実態としてはそうでもないことも承知なんだけどね。

それはともかく、打首といえば、お風呂の歌が有名なわけで、そりゃあ清水音泉との相性は抜群に決まっているわけなんだけど、この日の打首はいつも以上にテンショウが高かった。

理由その1、トリが四星球だったこと。

そして、理由その2はバクシンがフェスに出て、そこで「フェス出して」を披露することだったのだと思う。

この日の打首は、色んな意味で覚悟が座っていた。

自分たちはいうなれば、オープニングアクトであり、オトダマという名の温泉を沸かしにきたわけで、その次にこの温泉に浸かるバンドたちの勢いをつけるためのライブをする、その一点に集約されているような、キモの座ったライブだったのだ。

だから、うっかりすれば、すぐに四星球の歌を歌っちゃったりするし、自分たちの新曲の披露及びその宣伝する時間をさいてまで、バクシンがいつも使う看板を使って会場全体でバクシンの「フェス出して」の大合唱をする時間を作り、そのままバクシンのステージまで打首が先導するという流れを作ったのだ。

打首ってただのお米の人、言うなればアイドル業のできないTOKIOみたいなもんだとばかり思っていた僕は、このとき反省した。

打首ってこんなにも仲間想いで、熱いバンドなのだということに気付かされたわけだ。

あと、うまい棒は前方での争奪戦が激しかったため、僕はもらい損ねました。(知らない人のために言っておくと、打首はうまい棒のことだけを歌った歌があり、それがけっこうなキラーチューンだったりするのである)

バックドロップシンデレラ

フェス出しての一体感は凄かった。

次は「フェス出れた」を歌うことになる彼ら。

今後はどんな物語を紡ぐのだろうか。

ドレスコーズ

志麻さん、すんげえサラサラヘアーだなーって思いながら観てました。

大森靖子

運営に頼んで、タイムテーブルを自分の敬愛する銀杏の前にしてもらったという大森靖子。

リハでは銀杏の「夢で逢えたら」を披露するなど、対銀杏に対する意識バリバリのなか、ライブを始める。

ピエール中野をはじめ、バックバンドは実力派をそろえていること、バンドが容赦ない音を鳴らしてもその音に負けることのないくらいに大森のボーカルがパワーを持っていること、なにより、大森の世界観が完成されていることなどなどで、ライブが始まると僕含め、会場の人は彼女のパフォーマンスに飲まれてしまうことになる。

大森のパフォーマンスは一歩間違えたら引かれてしまったり、意味が理解されなかったりするようなものなんだけど(いや、引いている人もいたかもしれないけど)それ以上にパフォーマンスに勢いがあるから、一見するとただ「我儘」を言っているだけの言葉たちが、ある種の説得力となって、しっかり胸に突き刺さってくるのである。

空気を変えるとは、こういうことなのだと言うことを、改めて実感した瞬間であった。

銀杏BOYZ

2曲目に「駆け抜けて性春」のイントロプレイ時点で沸き起こる歓声。

そして、そんじゃそこらの音楽じゃオトダマでは発生はしないモッシュピットも、このときばかりはしっかり発生して、ダイバーだってチラホラ出てくる。

銀杏はノイズを美しさに消化できる数少ないバンドであり、他のバンドなら不快になりそうなレベルのギターサウンドも、すべて「衝動」と「エモーション」に変容させて、お客もその音に陶酔していくのである。

「BABY BABY」による一体感と、会場が何とも言えない多幸感に包まれる感じは、銀杏の偉大さを物語っている瞬間のように感じた。

ただし、峯田の半裸はなかなかに脂肪がついて、だるんだるんになっていたので、上の服を脱ぐならもうちょっと鍛えてほしいというのが正直な感想であった。

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BRAHMAN

いつも通りにやらさせてもらうとトシロウが宣言したわりには、コウキはわりと苦笑いが多かったし、ロンヂは笑い飯の西田っぽさがなくなってたし、賽の河原でマイクを上げるところでトシロウがよろめく場面もあったし、霹靂の始まりには妙な間ができてしまってたりしていたし、なんだかんだでオトダマの雰囲気に動揺しまくりなブラフマン御一行。

本人曰く、キュウソのセイヤすら支えるのがギリギリのオトダマの客でも自分を支えてもらえるように身体を絞ってきたが、それでもまだセイヤより15キロも重かったと告白。

ただ、その後で出てきたセイヤはライブ中に自身が52キロであることを告白する。

む。待て。

ってことはトシロウは67キロということか。

いや、あり得ない。

どうみても、あの筋肉のカタマリは70キロ以上ある。

ということは、セイヤはトシロウに対して見えを張ったもいうことなのか、あるいは、トシロウが客の前で見栄を張ったということなのか。

嘘をついたのはセイヤかトシロウか。

謎は深まるばかりである。

ところで、その後の四星球とオトダマに対するトシロウこMCは言わずもがな感動ものだったんだけど、僕は何より自分が一番大好きなフェスのことを、(ライブにおいては)一番大好きなBRAHMANに「大好きなフェスのひとつ」に入れてもらえたことが何より嬉しかったです。

まあ、どうでもいい話かもしれないけど。

キュウソネコカミ

実はちゃんとライブ観たの久々なんだけど、めちゃくちゃカッコよくなっててびっくり。

コミックバンドしゃなくてただのロックバンドやん。

普通にカッコいいやんけ。

ダンボールで小道具作ってた頃が懐かしい。

で、この日の目玉はサブカル女子の披露からの、細身武士の話からの、ついにトシロウの歌も作りました発言からの新曲「TOSHO-LOW(仮)」の披露。

意外と楽曲のクオリティも高くて、生半可な歌だったらボッコボコにされるから、本気で書いてきましたという感じがよく伝わる良曲でした。

あと、そっからは本日のトリである四星球に敬意を評して「クラーク博士」を歌ったり、「時間がないときのRIVER」にあやかっ、「時間がないときのTOMOROW NEVER KOWS」を披露したり(これは四星球のオモローネバーノウズに少しあやかっているんじゃないかと僕は思ったりしたのだが)(なお、この日の四星球はオモローネバーノウズは披露しなかったのだが)

とにかく、色んなアーティスト、そして主催者である清水温泉にも大きなリスペクトを払いながらライブ進めた彼ら。

売れるとすぐに自分本意になってリスペクトを失いがちなバンドが多い中で、キュウソは本当にリスペクトの精神を忘れず、その中でも自分の信念は曲げずにライブをするキュウソネコカミのその姿は、はっきり言って素直にカッコいいなと思いました。

四星球

トリだけどめちゃくちゃだった。

メンバーは場外からダンボールで作った鳥に乗ってやってきたり、ダンボールで作ったバルーンを持ちながらお客さんを走らせてミステリーサークルを作らせたり、清水温泉の社長を椅子に縛り付けて晒し者にしたり、ライブ中にケータイのアラームをお客さんにセットさせてMC中に鳴るような仕向けて、案の定、鳴ったらちょっと怒る演技をしてみせたり、ライブが終わる前に花火を打ち上げたり、清水音泉の社長の巨大バルーンを客席に放り込んだり、ガリガリガリクソンを弄ったり、メンバーの一人が今日で卒業ですと嘘をついたり、本編のラストは他人の曲(「WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~」というダウンタウンの浜ちゃんと小室哲哉のコラボによって誕生した昔の歌」)の演奏で終わらせてしまったり。

ちなみにこの歌はHEYHEYHEYという番組によって作られた歌なのだが、四星球の持ち歌でHEYHEYHEYに出たかったという歌があり、ここにあやかって歌われたのかなーなんて思ったりした。

四星球はHEYHEYHEYには出れなかったけど、オトダマのトリという夢を達成できて、それはHEYHEYHEYに出ることよりも嬉しいことだし、なんならここをその番組会場にして見せるぜ見てろよー、的な心意気があったのかなーなんて勝手に思ったりしたのである。

ちなみに、この歌にも「温泉」という言葉が使われたりするので、もしかしたら清水音泉に対するリスペクトも密かに込められたりしているのかなーなんて思ったりして。

それよりも何よりも感動したのは、四星球の他のアーティスト、スタッフ、そして清水音泉に対する気配りとリスペクトの姿勢である。

四星球はアンコール前の花火を打ち上げるというボケをしたのだが、それは自分の後にガガガSPかライブがあるわけで、まだイベントが終わるわけではないのに、ここで花火を上げるのはおかしいし、ガガガからしたら寂しいじゃないか、という思いがあってのことだった。

花火なんて無くしてしまえばいいのにと清水音泉に抗議したらしいが、それはダメだと言われたので、それならと、自分たちのライブが終わる前に花火をあげてしまったのだった。

つまり、自分のライブをやりながらも他のアーティストのことも考えていたわけだ、彼らは。

それだけじゃない。

彼らは途中にひとつのボケとして、オトダマのスタッフを大量にステージに上げるというボケをしたのだが、その時も四星球はこうフォローした。

「スタッフをあげるなんてと非難される方もいるかもしれないけれど、スタッフがあってのオトダマであり、そういう意味ではスタッフだってステージに登る資格があると僕は思う。これは僕のワガママなので、スタッフにも拍手を送ってほしい」(たぶんこんなニュアンスだった)と言っていたのだ。

ただ単に面白いからあれこれしているんじゃなく、彼らなりにひとつひとつのボケには哲学があり、それはお客さんを楽しませたいという思いと、自分たちを支えている人に最大のリスペクトをするという、その二つの精神から生まれたものなのである。

思えば、彼は誹謗中傷だったり、誰かを明らかに傷つけるようなボケは絶対にやらなくて、基本的には老若男女全ての人が笑顔になれるようなボケをお届けするのだ。

売れたら東名阪だけ回ってそれでツアーは終いにしてしまうバンドだっている中で、四星球は声をかけてもらったどんなに遠かろうと徳島から車を走らせ、そのライブハウスで待ってくれてるお客さん全員を笑顔にして、そしてまた自分たちの車を走らせて帰る、そんなバンドなのだ。

ふざけたように見えて、本当に熱いバンドなのだ。

彼らは全ての曲を終えて、ステージを去る時もこう言った。

「オトダマ〜夏フェスというボケ編or dieに来てくれてありがとうござました」

これはこの日のイベントタイトルと、昨日のイベントタイトル(つまり、ポリがトリだった日も含めて)を合わせた述べたものだが、その真意は昨日のアーティスト(ポリ含めて)にも拍手をしてください、ということなのである。

昨日のアーティストにもリスペクトしてるなんて凄いと思わないか?

ほとんどのトリはなんだかんだ言って、自分たちのライブさえ良ければそれでいい、というテンションでライブをして、ありがとうござました、と述べて捌ける。

が、四星球はポリにはもちろんのこと、タイトルをつけたスタッフの思いも汲み取り、そこにリスペクトを表明して、それを分かる形で示した上で「ありがとうござました」を述べたのだ。

ここまで気配りのできるバンド、ぶっちゃけ僕は他に知らない。

ここまで周りの人間をリスペクトでき、そして、周りの人に慕われているバンド、僕は四星球しか知らない。

そんなこんながあって、僕は不覚にもうるっときてしまったのだ。

あんなライブみせられたら、うるっとこないわけがない。

とまあ、これが二日目のざっくりとしたライブレポートになるわけだが、正直、僕は文章力がないので、上手く言葉にはできないし、その魅力の半分も伝えることができないと思われるが、最後にこれだけは言いたい。

こんな四星球を胸を張って大トリにして、可能な限り彼らをバックアップしようとする清水音泉が主催するフェスだからこそ、僕はこのフェスが胸を張って大好きと言えるし、来年もまた行きたいと心からそう言えるのである、と。

オトダマ、楽しかったです。
ありがとうござました。

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