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音泉魂ことオトダマの感想レポートを書きたいと思う。

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ところで、オトダマというのは、清水音泉という関西のプロモーターが主催・企画しているイベントなのだが、このプロモーターがけっこう変わっており、企業主催フェスでありながら、普通の企業主催フェスとは装いが全然違う。

まあ、この辺をダラダラと書くと長くなるので割愛するが、簡単に言えば、このプロモーター、すぐに笑いを取ろうとするのだ。

今年のテーマはスーパーなので、看板、ポスター、ステージ名といたるところにスーパー感を出しつつ、ステージスタッフはエプロンを身につけながら、スーパーによくあるカートに備品を載せて、アーティストにそれを渡したりする。

また、普通はインスタ映えを狙うため、気合いの入れたオブジェを会場に作ったりするわけだが、オトダマにかかれば、これをダンボールで作り上げてしまう。

そして、オトダマに来てる客はダンボールで作ったしょーもないオブジェを嬉々として顔で撮影したりするのだ。

大人が全力でおふざけをするという「大人の学園祭」感がちりばめられまくっているわけである。

そもそも、ロックフェスでありながら、公式ページに飛ぶと、イケイケのDJイベントと思しきトップページに飛び、そこをクリックすると次はスーパーのセールの告知のような画面に飛ぶ仕組みで、玄人でなければそもそもこれがロックフェスであるということすら理解できないような、難関な仕掛けまで仕込んでる辺り、なかなかに計算されたイベントなのである。

このように、清水音泉は変わったプロモーターであるわけだが、単に「面白い」ことができたらそれでオッケーというわけではなく、音に対するこだわり、ライブを楽しんでもらうという姿勢みたいなものは、その辺の野外フェスよりも強かったりする。

ステージ被りはなくすこと、巨大ビジョンは排することで極力ステージに足を運んでもらってライブを観るようにしていること、(予算のかからない範囲で)極力アーティストの意志とか思いをしっかり組み込んでステージを作り上げることなどなど、こういう所も懐の深いイベントだったりするわけだ。

そして、その逆もまた然りであり、清水音泉と癒着するバンドたちは清水音泉をリクペストをして、清水温泉を盛り上げるためにがんばろー感をライブにも出しまくってくれるわけで、より会場には良い雰囲気が流れがちなのである。(この辺りは某企業フェスであるロッキンとかには絶対にない空気だと思う)

そういう愛を形にした一つの例が、各日それぞれヘッドライナーをモチーフにした格好をスタッフがしていることである。

1日目はスタッフ全員が、ポリシックスと同じサングラスをスタッフがしていたし、(ハヤシはえらくこれを喜んでいたようだ)二日目は四星球と同じようなハッピをデザインしたスタッフTシャツを着ていたのだ。

前置きが長くなった。

そろそろアーティストのアクトの話をしていきたい。

全部書くと相当なボリュームになるので、一部のアーティストのみポツポツと書くことにする。

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岡崎体育

ウォール・オブ・デスは危ないし、運営にも止められがちなので、「ウォーク・オブ・デス」という曲作ってきました、とのことでそれを披露。

ステージから、お客を左右に分けるように指示する岡崎体育のその姿は、まるでクロフェのコイエのよう。

と思ったけど、それは目の錯覚で、岡崎体育はただの肥満児だった。

本当に太り過ぎだよ。なんだよ、その貫禄。

一応、あなたの設定は金なくて音楽だけではメシ食えないからスーパーでバイトやって、実家住みして親のスネ齧ってるっていう設定やん。

もう、服の上からでもわかる脂肪の厚みが「関ジャニさんにも曲提供させてもらったし、そこそこお金稼がせてもらっております」感がにじみ出てましたよ?

設定崩壊も甚だしいですやん?

スーパーという設定の中、唯一リアルにスーパー店員をしているということで、安定したライブパフォーマンスをしていた岡崎体育。

ただ、ウォール・オブ・デスに関しては、次の日、打首もバクシンも普通にやってました!

運営に怒られていませんでしたよ!!!

アルカラ

稲村さんのオトダマのイジリ方が安定的なのと、髪の毛をめっちゃ気にしててちょいちょい髪型直すのに、風が強すぎて一瞬でその髪型が崩れてしまうのが可哀想なのと、あとでPANのやってるお店(フェス内にある飲食店)の面接に受かったらそこでバイトするわ、と宣言してたから、後で様子観に行ったら本当にバイトしてたことが印象的でした。

それにしても新曲はマジでどれもカッコいい。

OKAMOTO’s

ハマくんって声細いなーと思うけど、ベースの技術は凄まじくって流石な感。

本当、オカモトズは若手でも随一の演奏のうまさで、会場を巻き込んでしまう演奏力があるんだよね。

流行りは追わず、自分たちのロックを貫き、それをしっかり表現できる技術を身につけてるバンドって、純粋にかっこいいなーっていう、そういう話。

PAN

彼らは曲の途中でパンを投げる。

色んなパンを投げるのだが、カレーパンを投げたとき、空中に曲げたカレーパンの袋が破け、カレーパンが飛び出た瞬間、そのカレーパンが空中で分解していくサマをみて、ミラクルとはこういうことを言うのだと実感した次第。

四星球も面白いけど、PANのピースフルなライブ感も凄いなーって観るたびに思う。

スーパー推しのフェスの只中にあって、王将の宣伝をするPANは男らしいなーと思いました(なお、ボーカルの川さんは元スーパー社員だった模様)

フレデリック

ゆる〜い空気のオトダマなので、アーティスト全体もゆる〜い感じのライブを披露しがちの中、彼らだけは並々ならぬ気合いでライブを披露。

で、昔のフレデリックは口では煽ることを言ったりするんだけど、演奏自体はしょーもなくて(と僕は勝手に思ってました)、これなら何も喋らずに黙々と演奏してくれた方がいいわ、なんて思ってたりしていたのだ

けれど、この日、フレデリックのライブを2年ぶりくらいにちゃんと観たんだけど、すこぶる技術が向上されていて、とんでもなくカッコよくなっていた。

演奏もそうだし、ボーカルの表現力もそうだし、照明の使い方とか、曲と曲の間も含め、ライブを通して自分たちはこういう表現がしたいんだ!という意志が明確に伝わってきて、そのイメージと自分たちの技量がついに重なってきたな……っていう感じがあった。

「次はオトダマのトリ、取ります」と宣言していたが、これなら近い将来彼らにトリを任せてもいいんじゃないか?(と僕が言うのもアレですが)と思っちゃうくらいに、素晴らしいライブだった。

思えば、フレデリックは「踊ってない夜が気にいらない人」という、ある種の呪縛の中でライブをしなければならなくなってしまい、キッズたちの多くがオドループでは盛り上がるけど、他の曲では棒立ちになる……そんな時期も(おそらくは)あったように思う。

が、フレデリックはフェスのトレンドの音楽に寄せる部分は寄せつつも、基本は様々な音楽をミックスしつつ、自分たちの信念は曲げないような、他のバンドにはない独自の音楽を発信し続け、それでしっかりとお客さんをトリコにしてきた「志あるバンド」だと、メジャーデビュー後の彼らを見て常々実感する。

正直、それまでは舐めていた部分もあったが、この日で彼らの見方が変わった。

フレデリック、かっこいいやん、ってなった。

次のライブ、そして、いつかは取るであろうオトダマのトリを期待させるライブなのであった。

ユニコーン

フレデリックは曲と曲の合間も緊張を漲らせながらライブをしたわけだが、ユニコーンはその逆を行く。

とにかくゆるい。

出てきた初っ端から「もう帰ろうかな」感を出しているあの感じ。

なのに、ひとたび音を鳴らせば、凄くかっこよくて、その音に魅力されてしまう。

ロックバンドはギターで語るなんて言ったり言わなかったりするわけだが、音だけの説得力で言えば、この日はユニコーンが一番だった。

特に「大迷惑」や「開店休業」のキラーチューンっぷり。

普段はモッシュなんて無縁なはずのおじ様おば様方が、前に身体を押し寄せ、声を張り上げ、身体全身を使ってユニコーンのライブを楽しむサマをみていると、音楽って時間を超えて輝き続けるからいいんだよなー、やっぱり音楽って素晴らしいなーなんて思うのだった。

民生は大迷惑で飛ばしすぎて腰を痛めていたようだったが……。

POLYSICS

とりあえず、ハヤシが死ぬほど嬉しそうにトリやってるのが印象的で。

どれだけMCに尺を割くねん、ってくらい今日が楽しみで楽しみで仕方なかったという旨のMCをして、腰を振って喜びを表現していた。

ひとたび、ライブが始まれば、スリーピースバンドとは思えないほど、様々な音で観客を魅力し、不思議と身体が踊ってしまう感じ。

ポリの音楽は余計なことを考えさせないからこそ、純粋に音に身を委ねることができるし、ギターロックとしても、ニューウェーブミュージックとしても刺激的なサウンドで、最高!!って気分になる。

ただ、嬉しすぎるあまりMCが長くなりすぎて
、あの清水音泉ですら「これ以上は尺伸ばせないよ〜〜〜後ろにはピエールくんいるし。ごめんね!!!」と言わんばかりに、ハヤシがまだステージにいるなか強制暗転、そこからの強制打ち上げ花火という幕切れ。

ある種の「締まらなさ」(アナル的な意味ではありません)はポリらしくて、これはこれで良いヘッドライナーなのかもなー、なんて思いました。

もしかしたら、アンコール用に「I My Me Mine
」を取っておいたとしたら(本編では演奏されなかったため)ちょっと可哀想だなーと思いつつも、でも、ポリのライブは素晴らしくて、あのライブのおかげで「ああ、今日は良い1日でした」の思いが強くなったものである。

まあ、その後は余韻に浸ることなく、速攻ダッシュして、ピエールのステージに走ったんですけどね。僕は。

というわけで、オトダマ1日目の感想でした。

長くなったので、二日目は次の記事に記載します。こちらから!

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