LINEで送る
Pocket

WANIMAはすっかりロック界のヒーローになった。

スポンサーリンク

SHISHAMOの「明日も」は個々にそれぞれがヒーローがいて、そこから明日も頑張ろうって勇気をもらえるんだよ、って感じの歌なわけだけど、今の中学生・高校生からしたらWANIMAがヒーローという人も多いだろう。

バンドを組んで初めてコピーしたバンドはWANIMAですって人もけっこういると思う。

ドラムがあの早さを乱れずにキープできるのであれば、それ以外の楽器はそんなに難しくないし、ギターにエフェクターとかかまさなくても「っぽさ」が出るしで、わりと初心者向きって感じがするし。

なにより知名度があるからコピーしがいがあるし。

なんたって、数万人集客できるさいたまスーパーアリーナを即完させたのだ。

TVに出る有名なアーティストでも、そんなに簡単な業ではないのに、WANIMAはそれをやりのけたのだ。

WANIMAが大衆的になっていくということ

集客力だけでいえば、ライブハウスバンドではなくなってしまったのだ、彼らは。

それに伴い、WANIMAはいつの間にか大きなものを引き受けてしまった感がある。

本来ならば、TV出演が常連のアーティストや、ミスチルとか、いきものがかりのようなど真ん中なアーティストが担う役割を、いつの間にかWANIMAが引き受けるようになった。

当然、大衆的アーティストになると、色々と制約も大きくなる。

良い子の見本になることを要請され、当たり障りの良い歌ばかりを作る必要が生じる。

大衆を背負うと、どうしても八方美人的な振る舞いをしなくてはいけなくなる。

過去のロックバンドはそれを嫌った。

だから、ハイスタもエルレも活動休止を選ぶことになったし、モンパチはメジャーにならずマイペースにインディーズで活動を続けた。

けれど、WANIMAはまたそれとは違う道を歩もうとしている。

PIZZA OF DEATH RECORDSの初のマネージメントバンド。

彼らが話題になった最初の理由はそれだった。

けれど、今はもう国民的バンドになりつつある。

もっと下ネタばっかり言うバンドであって欲しかったけれど、大衆はWANIMAに爽やかさと青春性を求め、彼らは満更でもない顔でそれに答える。

ライブハウスでも活躍するロックバンドで、東京ドームを制圧するとしたらまずはマンウィズかな、と思ってたけれど、もしかするとWANIMAが先にそれを成し遂げるかもしれない。

果たしてどうなるだろうか。

ちなみにこの当時のライブでは、こんなことも起こっていた

ところで、今、WANIMAに続いて、国民的バンドになろうとしているバンドがもう一組いる。

スポンサーリンク

Suchmosだ。

Sushmosの話

そして、実はWANIMAとSuchmosは共通している部分がふたつある。

ひとつは、「売れてもおれは自分らしくやる」感を強く出しているところ。

服装とか、いまだに超地元感を出しているし。

キュウソのセイヤですら、売れたらある程度はオシャレ化しだしたのに、この二組には、そういうやらしさはない。(まあ、ある程度歳月が経てば変わっていくかもしれないけれど)

そして、もうひとつの共通点は、ヤンキー受けしてそうな感じである。

まあ、ここで言うヤンキーとは、ゴリゴリのリーゼントヤンキーというよりは、田舎のちょっと悪そうな感じの奴らというニュアンス。

いわゆるマイルドヤンキーと言われる属性の人間。

WANIMAなんて見た目がそんな感じだしね。

ピアスしてるし。

おそらく普段は音楽なんてあんまり聞かない、聞くとしてもEXILEとかを聴いていたようなタイプの、ヤンキーの心を掴むことに彼らは成功した。

そして、ライブに彼らの足を運ぶことに成功させた。

音楽ファンやロックファンだけでなく、ヤンキーのパイを取ってきたから、大きくなってきたわけだ。

映画「君の名は」がブレイクしたのも、普段は映画を観ないようなマイルドヤンキーたちの関心を勝ち取ることができたことが一番大きい。

もちろん、彼らのブレイクの理由はそれだけではない。

WANIMAはハイスタ世代なんかに支持されてるし、Suchmosは普段はジャズとかを聴きそうなおじ様とかに好まれている感じするし、要は世代の横断に成功しているところも大きいわけだ。

でも、あえて言おう。

ヤンキーを制するものがカルチャーを制する、と。

そして、WANIMAとSuchmosはそれをやってのけた、と。

まあ、ヤンキーっていうのがアレなら地元密着型の人間にも支持されたって言い方をしてもいいかもしれない。

能動的に情報を取に行く層とは違う層も囲い込むできたバンドは強いよね?というそういう話。

スポンサーリンク

LINEで送る
Pocket