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このサイトではフェスの出演アーティストを予想する記事をいくつかあげている。

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インディーズのアーティストに対するリーチが足りていないので、精度としては甘い部分もあるが、悪くはないと思うのだ。

そんな中、私はカウントダウンジャパンの出席アーティストも予想した。

そのなかには星野源、椎名林檎、ゲスの極み乙女、SEKAI NO OWARIなどの名前を連ねた。

予想はしたものの、どのアーティストも2015年のカウントダウンジャパンには出演していない。

大外れである。

では、これらのアーティストはまったくカウントダウンジャパンに出演するつもりはなかったのかというと、実はそんなこともないのだ。

実はこのアーティストたちにはひとつの共通点があるのだ。

上記のアーティストは全員、NHK紅白歌合戦に出演しているのである。

おそらく、どのアーティストもロッキンオンからカウントダウンジャパンに出演してほしいというオファーは受けているはずなのだ。

だが、紅白などのためスケジュールが調整てまきず、それを理由に断っているのだ。

つまり、フェスという大勢の前でライブできるチャンスを逃したとしても、より多くの人たちに音楽を届けたいという決断をしたのである。

視聴率が落ちたとは言われているが、紅白の視聴率は30%を超えている。

日本の人口に置き換えれば3000万人である。

一方、カウントダウンジャパンの1日の来場者は4万人程度。

紅白というツールを使えば、どれだけ多くの人に音楽を届けられるかがよくわかる。

なにより、紅白は普段はポップスをきかないような人たちにも自分たちの音楽を届けることができるという点が大きな魅力なのだ。

上記のアーティストたちは今後の戦略を考え、フェスではなくテレビを選んだのだ。

おそらく、紅白出演の依頼がきていなければ、上記のアーティストたちもカウントダウンジャパンに出演したに違いない。

しかし、身体はひとつである。

苦渋の選択を下したのである。

そんな中、紅白とカウントダウンジャパンの壁すらも超えてしまったアーティストがいる。

 

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BUMP OF CHICKENである。

ご存知の通り、彼らはフェスの会場から生中継で紅白に出演するという前代未聞の偉業を成し遂げたのである。

メディアとフェスをここまでフラット化されてしまったという意味で、これは音楽史としてみてもロック史としてみてもメディア史としてみても意義深いことなのである。

今、フェスでの大トリとか武道館とかいうのがロックバンドが目指すひとつの指標となっている感がある。

だが、BUMPはそれ以上ことをさらりとやってのけてしまったのだ。

ken yokoyamaが長年の沈黙を破ってMステに出演したように、バンドマンたちのテレビの意味合いが少しずつ変容してきている。

そのうち、紅白というものを目指すロックバンドが生まれる可能性だってある。

フェスでは地蔵が生まれてしまうほど、音楽ファンの趣味は硬直化しており、広がりがなくなってきている。

その現実を打ち破ろうとしており、そのひとつの作戦としてテレビを上手に使おうとしているのだ。

おそらくあと5年すればフェスも今とはまた違う流れに変わる。(おそらくは四つ打ちの絶滅、ギターサウンドが響かない世代の参入、アンチダイブの空気)になっていくのではなかろうか。

そんな只中だからこそ、ただフェスで人気者になるのではなく、それとはまた違った経路で音楽を人に届け、ライブ会場に足を運んでもらおうと企んでいるのだ。

色んな意味で音楽はまだまだ面白くなるはずである。

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