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2017年に新しくバンドマンが音楽で売れるにはどうすればいいのかを考えてみたい。

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KANA-BOONが流行った頃くらいから、BPMの速くした四つ打ちのダンス系ロックが主流になりつつあり、フェスやライブでどれだけお客さんを気持ち良く暴れさせることができるかが売れるためのキーポイントとなった。

良くも悪くもロックがすごく「商品」となり、「ツール」となり、顔色を伺うものになった瞬間だった。

まあ、もちろん昔からどんな音楽だって少なからず、お客さんの顔色想像してつくっていた要素はあるんだけも、その顔色の伺い方が単一的になってきたのは間違いない。

だから、バンド結成時はゆら帝みたいな音楽をしていた夜ダンも、コアで独特なアングラな音楽を奏でていたフレデリックも、昔は幅広い音楽を下地にして上質なヘナチョコポップスに仕立てあげていた王道ポスト・ロックって感じの音を鳴らしていたKEYTALKもみーんな「踊ること」を標榜するバンドに成り果てた。

各バンドの人気になった曲・ファンから求められる曲を追求したら、みーんな「踊れるロック」になってしまったのが何とも言えないわけだが、今ロックを好きと公言する人間の多くがそういう音楽を求めていたということの裏返しでもあるといえるだろう。

さて、ここまで「踊る」ということがここまで蔓延してきては、the telephonesの不在なんてだれーも気にしてはいないところが世知辛いところ。

下手すりゃ今の邦ロック好きな高校生に「電話ズ、知ってる?」と聴いても「知らない」と答えそうである。

時代の移り変わりは異常なまでに早く、残酷なのである。

ちなみにサカナクションくらいになると、若者よりも年配の方のファンも多くなるため、多少産休しても、ファンが残っているのではないかと勝手に思っている。(若者は良くも悪くもすぐに新しいものに目移りし、おっさんおばさんは良くも悪くも保守的という話)

まあ、そんな色んな怖さを感じる今の邦ロック界隈であるが、一方で、こういうダンスロックというか、高速4つ打ちロックは成熟しきってしまったので、これ以上の広がりはもう見せることがなくなるような空気もある。

現にカナブンはもう違う音楽を奏でる準備をしてる(逆にグドモは今作で原点回帰したような印象をもつが)

つまり、新たなメインストリームに食い込む戦術としてはダンスロックはもうわりに合わないのではないか、という話である。

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次世代の人気バンドである、sumikaやsuchmos、あるいは岡崎体育なんかはたしかに上のカテゴリーには入らないアーティストであろう(ヤバTは微妙にそういうラインに掠めるので、入れづらいが)。

また、もっと音楽をライトに消費しているような高校生が好きなバンドとなると、ワンオク、マンウィズ、バクナン、ドロス、WANIMA辺りに落ち着くわけである。(RAD、BUMPはまた別格)

上記のアーティストたちは音楽的にわりと雑多であるし、洋楽的濃度も強めのバンドが多い気がするけれど、不思議なもので若者における洋楽人気は風前の灯火である。

要はこの辺のバンドが人気なのは、音楽の魅力以上にキャラクター的な要素も大きいわけだ。

Takaが歌うから、ようペが歌うから良いというわけである。

ワンオクの「音楽」が好きなら、もうちょい洋楽にハマってもいいわけだけど、そうならないのはワンオク好きの本質はキャラクター消費だからであり、それ以上の説明のしようがないと個人的には思う。

さて、話がだいぶズレてしまった。

次にどんなロックが人気なるのかが、一応はこの記事の主題なのだ。

はたして、どうだろうか。

さきにあったようなキャラクター消費という話になれば、いまもっとも関西インディーズ界隈でホットなのはレッドアースというバンドである。

とにかくファンを楽しませることをすんごく考えているバンドであり、「コミュニティに自分も参加できている」という感覚を強くさせてくれるバンドなのだ。

試しに彼らのメンバーのアカウントをTwitterでフォローすれば、そのことを強く実感すると思う。

ただ、彼らがやっているガレージロック(ミッシェルやフラッドのような音楽)自体が「流行る」ことはないと思う。

また、一時期、suchmosのようなオシャレロックが売れそうな兆候もあったが、やっぱりあれはSuchmosがやることに意味があるのであって、その音楽自体がトレンドになることはないように思う。

個人的には90年代のような耳馴染みに良いメロディー重視の音楽が再び売れてくると思う。

いきものがかりみたいなベタなコード進行と、わかりすやいメロディー。

カラオケで歌いやすいような感じのやつ。

もっとも今、それに近いのはsumikaだと思う。

ロックというより、ポップスって感じのやつ。

バクナンが売れてるのは同じような理屈だと思うのだ。

星野源の「恋」だって要素としては同じものを抱えていると思う。

同じように勢いのあるマイヘアだって、BPMの早い歌はそんなにないし、本質としては同じ要素を抱いているような気がするのだ。

つまり、ロックはこれからよりポップスに親和性の近いもの、極力ギターやドラムが主張しないような音楽が売れてくるのではないかと思うわけだ。

モッシュできる音楽なんてもう古いよ、なんて言わんばかりに。

昔でいうところのミスチルみたいな感じのやつ。

意外とこういう、ど真ん中な音楽が不在となっていた昨今のロックシーン。

だから、小室哲哉に影響受けましたとか言えちゃうロックバンドがもしいたら、絶対そいつが天下とるよと俺は思うのだ。

コバタケアレンジのバンド、そろそろやってきてもいいんじゃない?

「君の名は」と「逃げ恥」で意外と若者は恋愛ドラマ大好きのこともわかったので(草食化とか色々言われてるけど)、そういう意味でのど真ん中な歌詞も意外と受けるんじゃない?

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