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このサイトは「邦ロック」を中心にした情報をお届けします、みたいなことがトップページの紹介文に書かれている。

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しかし、実態はほとんど邦ロック関係のアーティストを紹介していない有様。

どれほどの数の方がサイトを閲覧しているのか存じてはいませんが、そろそろ御叱りの声を受けてもおかしくない頃合い。

閲覧者が仏の間にワタクシもしかるべき対応をしなければ、と思っていた矢先、「お!取り上げがいのある格好の邦ロックバンドおるやんけ!」という発見。

彼らの名は「感覚ピエロ」。

感エロと略すこのバンドはザ・四つ打ちの「なんちゃって躍らせる系バンド」として邦ロック界に鳴り物入りで登場してきた。

略せば感エロ。

その略し方のせいか、あっち方面の歌詞をかいた「ネタっぽい」歌が多い。

ただし、スピクラのワタクシからすれば、あの曲に関してはスピッツが先なんやからね!と思わなくとなかったりで。

彼らを全国に知らしめたのは日本テレビ系ドラマ「ゆとりですがなにか」の主題歌に起用されたことだった。

今回は、その主題歌として起用されている「拝啓、いつかの君へ」の歌詞について、どどんと考えてみたい。

ということで、歌詞はこちら。

※当記事について著作権違反という申し出があったため、歌詞の引用部分に関して一旦全て削除にしますが、お手数ですが、歌詞に関して別サイトでご参照になりつつ、当記事をお読みください。お手数おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

歌詞の意味だけ辿れば、昔はキラキラしていたのに、年を重ねて安定と受け身な人生辿るようになってるけど、もっと妥協せずに攻めた人生をいきていこうよ、みたいな感じの歌だ。

90年代のポップスや、BUMPの初期の頃の歌詞はこういうの多かったよね。

まあ、いずれにせよ内容を追うこと自体はそこまで難しくないと思うので、レトリック的な部分で少し気になった部分をみていきたい。

まずは、「拝啓」という言葉。

拝啓、というのはビジネス書とか手紙なんかでよく使われる言葉である。

訓読みすれば、おじぎもうすという言葉であり、言葉の意味としては謹んで申し上げるというニュアンスが込められているので、ぶっちゃけ後半の言葉の繋がりを考えると、全然「拝啓」ちゃうやんけ。絶対言葉意味考えずに使ってるな感があるわけだけど、そこまで深い意味はないだろうから、ここはそこまで掘り下げないでおく。

要は拝啓という言葉は僕が君に対してメッセージを送っているよ、ということを端的に表現したく、使った言葉であることが想像されるわけだ。

で、この歌には君に言葉を語りかける「僕」と「君」と「あんた」という3人が登場する。

拝啓、という言葉を通してやり取りしているのは僕と君であろうが、「あんた」っていうのは一体誰なのだろうか。

「君」という言葉の言い換えなのかなと一瞬間だけ考えたりもしたのだが、あんたという言葉が使わるときはほとんど「」の中に入ったセリフ部分に登場している。

ラストのフレーズでも「あんたの正義に覚悟はあるのか?」というフレーズを「」で括って、それを拝啓、いつかの君へ、として締めている

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つまり、この言葉は過去の僕が君に対して、(あるいは過去の君が僕に対して)言った言葉なのだろう。

正義の覚悟、というのが何を意味するのか具体的には示されないが、ニュアンスとしては「昔見た夢をかなえるための覚悟」みたいなことであり、今は愛想笑いがうまくなってすっかり社会に溶け込んで流されてしまっているが、あの頃の夢はどうしたんだよ?覚悟を決めていたんじゃないのかよ?と鼓舞しているわけだろう。

この歌の最大のポイントは「正義」という言葉の扱い方であろうが、社会に溶け込むこと、流されてしまうこと、自分の意志を貫かないことを、大人になってしまったことを「悪」呼ばわりするのはいかがなことかと個人的には思う。

要は「拝啓」という言葉も「正義」という言葉も「あんた」という言葉も、個人的に歌詞の中で意味のある役割を果たしているように思えないわけだ。

手垢のついていない言葉を使いたくて、日常語では使わない言葉を使いました感が否めないのだ。

なーんて書くとただのディスっていうように聞こえなくもないが、それぞれの言葉はメロディーにしっかりはまっていると思うので、歌メロを重視している感エロなれば、これで良いと個人的には思うわけだ。

でも、歌詞の中で今の自分と過去の自分がうまく交錯するという意味では、BUMPの「天体観測」を彷彿させるし、ただ単純な応援歌では終わらせないよう色々と仕掛けを作ろうとするその姿勢は評価に値するし、やはりただ者のバンドではないことは確かだ。

もう少しうまく練り上げたらもっとすごい歌詞が書けることであろう。

O・P・P・A・Iについての記事はこちらから!

A-hanの歌詞についてはこちら

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