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以前、売れているバンドの多くはサイコパスボーカルなはずだという失礼極めない記事を書いた。

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ロックバンドのボーカルって良い意味でダークというか、感情が掴めない感じというか、そういうところが魅力になり得るよねーという記事だったんだけど、その一方で、全身から感情を剥き出しにしたタイプで、ライブパフォーマンスの節々から「ハートフル」な感じが滲み出ているボーカルも魅力的だったりするよなーと思うこともある。

もちろん、ホントウの性格は身内でないとわからないし、ハートフルに見せるその姿勢がただのビジネスという可能性もある。

でもね、そんなのは関係ない。

ハートフルが滲み出てるボーカルのライブってやっぱかっけえんすよ。負の感情がCDのビニール袋のように密閉された心の奥底に、熱いハートをぶっ刺してくるんすよ。インフルエンザの点滴くらい、心の奥底にエネルギーを注いでくれるんすよ。

やっぱりハートフル的要素を持ったボーカルがいるバンドこそが、今の音楽シーンを制していくと思うのだ。

というわけで、今回の記事では、胸を張って推すことができるハートフルなボーカルたちを紹介していきたい。偏見まみれで大変恐縮ではあるんですが。

TAKUMA / 10-FEET

ザ・ハートフルというボーカル。

歌詞もあったかいし、生み出す曲もあったかいし、MCもあったかいし、メンバーの掛け合いもあったかいし。

Twitterなんかでサークルを作ることに関してワチャワチャ論争してるときもTAKUMAはこう言う。

正方形でサークル作れ。これなら叩かれんやろ、と。

そうなのだ。

TAKUMAはネガティブになりそうなトピックも前向きに捉え、これならどうだと建設的な提案をする。

何かを否定するんじゃなくて前向きに捉えることで、みんなが笑顔になるためのアイデアを提示してくれる。

誰のバンドTシャツを着るのだ云々で揉めている時だって、TAKUMAは「自分のバンドTシャツじゃない人間が自分のライブで楽しんでいるのを見るのは好き」って公言した。

そういう精神がすごく素敵。まさにハートフル精神の鏡。

どうしても若いバンドは自分が〜自分が〜なMCになるけれど、10-FEETのMCでは、そんな自分よがりな言葉を聞いたことがない。

いつだって、言葉の先にあるのは相手のこと。

そこにはあるのは、思いやり。

もちろん、完璧聖人ってわけじゃなくて、人並みにムカつくことあるし落ち込むこともある。でも、だからこそ、思いやりを持とうぜ〜みたいなテンションも含めて、付け入る隙を与えないハートフルさがある。

災害ボランティアにおいても、誰よりも率先して、口だけじゃなく行動で示してくれるし、それは彼の活動をみている人なら誰もが知っていることだと思う。

京都大作戦だけはいつまでも行きたいというお客さんが多いのは、紛れもなく10-FEETというバンドの暖かさが生み出した結果だ。

色んなフェスに出演しているのだって、たぶん呼ばれたらなんとかして行く!っていう気持ちがとても強いからだと思う。

ほんと、情も唇の厚さもバンド随一だと思う。

TOSHI-LOW / BRAHMAN

鬼という異名を持つが、息子にはライブ前に手作りお弁当を作ってあげるほどの優しいパパ。

ライブは荒々しくて、転がってきたダイバーを殴ったり、人を踏みつけて前に進んだりするが、どんな奴らも「仲間」として迎え入れるその度量。

実は、みんなを気遣う真性のハートフル人。

一度でもライブを見れば、そのハートフルさは誰もが痛感すると思う。

ただ優しいんじゃなくて、嫌われる覚悟も持ちながらモノを発信しているので、そこはTAKUMAと違った優しさが滲み出ている。

誰よりも男気のある存在感である。

圧倒的なパワーと圧倒的な存在感はダテじゃない。

細美武士 / ELLEGARDEN / the HIATUS、the LOW-ATUS、MONOEYES

しょーもない嘘をつかないバンドマンと言えば、細美武士だと思う。

アジカンのゴッチが「太陽みたいな奴」というニュアンスで評するように、裏表のなさは折り紙つき。

そういう性格であるため、やると宣言したことはきちんと行動で示すし、だからこそ発言の一個一個にやらしさや変な打算がなく、突き抜けたところにかっこよさを感じる。

MCでは下ネタが異常に多いのにやらしさがないのも、細美武士だからこそなせる技。

カッコいいを体現したような男。

北島康雄 / 四星球

誰よりも熱いライブをするバンドのひとつは四星球だと思う。

笑って泣けるライブができるのは四星球だと思うし、個人的にもっとも目頭が熱くなるライブをするバンドのひとつは四星球だと思う。

口を開けばテキトーなことを言ったりするが、行動は違う。

自分たちが呼ばれたらどんな所でも車を走らせ、誰よりも早く会場に入り、誰よりも時間をかけてライブの準備(小道具の準備)をして、会場にいる奴ら全員を楽しませるのだ。

そうやって、一個一個丁寧に本気で向き合うからこそ、熱を込めたMCをするとグッとくるし、だからこそ、四星球はハートフルなのである。

裏切らない強さが、そこにはある。

ヤマサキセイヤ / キュウソネコカミ

キュウソネコカミの強さって、自分たちが一番弱いってことを認めながらも、そこと向き合いながら、その弱さを乗り越えていくところにあると思う。

その辺のコミックバンドと違うのは、自分たちとの向き合い方。

全てをヘラヘラしてお茶に濁すんじゃなくて、きちんと自分たちと正直に向き合い、現状に立ち向かうとする。

だから、年々ライブの風格が出てきているし、お客さんとの温度感含め、ライブが生み出す雰囲気はハートフルそのもの。

色んなイベントやバンドから愛される存在なのも、キュウソのそういう強さ、ハートフルさがあるからだと思う。

キュウソネコカミはコミックバンドだと思っている人が多いかもしれないが、それは間違いだ。

誰よりも熱いバンドであり、前述したバンドと引けを取らないロックバンドだと思う。

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MAH / SiM

悪魔のフリして誰よりもマジメ。

凶暴なフリして誰よりも繊細。

非情なフリして誰よりもハートフル。

だから、色んな人から支持されているし、信頼されているし、主催フェスも末永く続いているのだと思う。

彼の言葉に宿る優しさは本物だと思うし、だからこそ自分がワリを食おうとも「悪者」でいることができるのだと思う。

悪態をつけるのは、根底に優しさがあるから。

GEN / 04 Limited Sazabys

確かに顔面から性欲が滲み出すぎていることは否定しないが、誰かのHEROになる姿勢。

その覚悟には潔さを感じる。

先輩から認められてエアジャムで重要なポジションを託されたのも、彼が持つハートフルな部分を見抜いたからこそのブッキングだと思う。

ヨンフェスひとつ取ってもそうである。

本当は実現するまでめっちゃ大変だっただろうが、それを最後までやり切り、周りを味方につけるのは、心の奥底にハートフルが満ちているからだと思う。

同世代でもっとも信用できるなーと思うバンドのひとつ。

マキシマム ザ ホルモン メンバー各位

誰よりもゲテモノオーラを出しながら、誰よりもハートフルな心を持っているのがこのバンド。

それは彼らの作品や、彼らの「楽しませる精神」に触れたことがある人ならば、全員が実感していることだと思う。

浮き沈みの激しいロックシーンにおいて、何度、活動休止になってもファンにもバンドにもこれだけ支持されるのは、それだけ彼らがハートフルであることの現れだろう。

KENTA / WANIMA

泣く子も黙る陽キャラ・KENTA。

実は陰キャラという説もあるなかで、誰よりも陽キャラっぽく振る舞い、笑顔を絶やさないのは、仲間はずれを作らずに、よりたくさんの人に音楽を届けたいというハートフルな想いがあるから。

普通ならWANIMAのような立ち位置、しんどくて回避するように舵を切るはずだ。

でも、WANIMAは違う。

自分たちの使命を見つけ、それを背負ったうえで、その役割に応えられるように、苦しさはなるべく滲ませないようにしながら自分たちの役割に徹するのだ。

WANIMAのその姿勢は、純粋にカッコいいと思う。

他の人にはできないことを、やりのけようとしている。

そういう強い魂があるからこそ、ポジティブの歌を歌い続けることができるのだ。

彼らのハートフルはビジネスではなく、本物である。

まとめ

なーんて。

圧倒的偏見にまみれたことばかり抜かしておりますが、ここで紹介したバンドの「魂が熱い」ことは紛れも無い事実だと思う。

ライブでの彼らの佇まいが、何よりもそれを証明している。

なんだかんで、バンドって気持ちが音にのるものである。

強い気持ちで音を鳴らしているバンドは、自然と音もライブもかっこよくなるのだ。

僕は、そう思う。

だからこそ、ハートフル要素があるバンドほど、圧倒的にたくさんの人を魅力するのかなーと、そんなことを勝手ながらに思う次第。

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