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最近、あることに気づいた。

バンドがある対象についてディスるような歌詞を書くと、逆にそのディスったような人たちがファンとして付くのではないか、という法則である。

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言われてみると、政治風刺をするバンドは少ないが、同世代のことを風刺するバンドは多い。

というわけで、幾つかの事例をみていきながら、この説が一定の妥当性を持っているのかどうか検証していきたい。

1.キュウソネコカミ

キュウソネコカミは色々と社会風刺性の強い歌詞を世に送り出してきた。

「KMDT25」「DQNなりたい、40代で死にたい」「サブカル女子」などなどなど。

それぞれの歌について語ると長くなるが、簡単にいえば、25歳の童貞やDQNにビビる非モテやサブカル女子などを主役にした歌であり、角の立たない言い方で、それぞれの立場をさりげなくディスっている。

で、フタをあけてみたら、今のキュウソネコカミのライブにきているのは、そんなDQNとは程遠い、下手したらまだ童貞っぽそうな男子か、サブカルっぽい女子だらけになっている。

ネズミくんというキャラが果たした役割も大きいのだろうが、少なくともキュウソネコカミの歌にはちっとも出てこないようなタイプの人間はライブにまったくいない。

つまり、ディスられる対象となった人たちだけが、キュウソのライブに足繁く通う結果となったというわけだ。

2.Suchmos

「STAYTUNE」のブレイクで一躍トップスターの仲間入りになった感のある彼ら。

この「STAYTUNE」では色んな人たちをディスっており、特に、Goodnight=お前らはさっさと帰れ、と4タイプの人たちに宣告しているフレーズは印象的である。

ここでは、その4タイプ以外も含め、どんな人をディスっているのかみていきたい。

風船のように(尻の)軽い女
(飲みすぎてゲロなんかを吐いている)Bad Girl

ブランドきているやつ
Mで待ってるやつ(たぶんマクドのこと)
頭だけいいやつ
広くて浅いやつ

以上である。

要は他人のフリや意見てま自分の行動や身につけるものを決め、自分の意思で何も決めていない人間たちのことをディスっているわけだ。

また、人にディスられるのが怖いからと、知識だけで武装しているやつもディスっている。

彼らは、世間になんて流されず、自分の信念をもっているやつだけ俺たちとSTAYしようぜ、といっていゆわけだ。

で、おそらく今ツアーから初めてSuchmosのライブに行く人の多くが、「世間の意見に流される側の人間」であるわけだ。

Suchmosがブレイクしているのは色んな要因があるとは思うが、周りが聴き始めたから聴いてみたという人は多いと思う。

それに、初期からSuchmosをなんとなく聴いている人は「広くて浅い」音楽ファンである可能性が高いし、速いビートの音楽ではなくSuchmosみたいなオシャレの音楽を聴いている自分isかっこいい、みたいな感じで彼らを聴き始めた人も多いと思う。

ということを考えると、下手すりゃあライブ会場の全員がSTAY TUNEでディスられた人間に該当しており、ライブ会場の全員がGood nightしなければならない可能性もあるわけだ。

なんという皮肉だろうか。

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3.西野カナ

ライブ会場を見渡せば、会いたくて会いたくて震えてそういそうな人と、トリセツの歌詞に見られる、恋愛が世界の中心っぽそうな女の子と、その女の子に振り回されていそうな男率の高さ。

ある意味「広くて浅い」の対極にいる人たちが集まっている印象ではあるが。

まとめ

このように、歌詞の方向性とファンのタイプは一致する傾向が強い。

というのも、基本的にファンは歌詞に共感している人たちが多いわけで、自ずと歌詞に出てくる登場人物と似たようなタイプの人が、ファンとして集まってくるというわけだ。

aikoでも米津玄師でも、それは一緒である。

まあ、RADWIMPSの場合は、恋愛とは無縁っぽそうなファンも多そうなので、ちょっと言葉を慎む必要があるのかもしれないが。

まあ、一部の例外はあるにしても基本的にそういうわけであり、それは歌詞の内容がディスであったとしても同じだということだ。

そのディスがよっぽどひどいものでない限りわファンはそれを笑って受け入れる傾向があるのだ。

まあ、好きな人が言うイジリと、嫌いな人が言うイジリとでは天と地の差があるわけで。

というわけで、いまいちブレイクできてないなあというバンドマンは、ある一定の層をディスるような歌詞の歌を作ってもいいのかもしれない。

だって「友達は大切にしなよ」とか「夢は諦めなければ叶う」とかは、もう聞き飽きたセリフなわけで、それなら何かをディスる方向に傾倒してもいいじゃないかという話である。

マイヘアの椎木だってあんなクズな歌詞を書いているのに、女性はファンは減るどころか増えているわけで。

つまり、ディスというものに対する敷居が下がっているわけだを

このチャンスをものにしないわけにはいかない。

というわけで、この説をより強固なものにするべく、「ディスることでブレイクしました」というバンドの登場、お待ちしております。

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