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Fear and Loathing in Las Vegas
主催のメガベガスが4月1日、神戸ワールド記念ホールで開催される。

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というわけで、せっかくなのでFear and Loathing in Las Vegasについての記事を書きたいと思う。

ところで、ベガスの面白いところは、全体の音の感じとしては、ハードコアっぽい感じなのに、その音にプラスしてシンセサイザーもがんがんに使いつつ、曲のテンポやメロディラインを複雑に絡ませていくところだと思う。(けれど、リズムだけはわりとワンパターンなので、ツーステ厨の御用達となっているのも、また面白いところなんだけど)

そして、それ以上に魅力的なのが、クリーンボーカル(いわゆる普通の歌い方)とデスボイス(スクリームボイス)の両輪で曲を展開していくスタイルにあると思う。

また、クリーンボイスを担当するボーカルのSoは、常にオートチューンという機械を使うことで、(ライブでもリモコンを使って機械を操作しながら)声色を変えている。

いわゆる一般的なクリーンボーカルの部分は一切なく、常にボーカルの声は何かしらの「変化」を加えた状態で、曲を展開していくわけだ。

そこが、最大の特徴であり魅力だというわけだ。

けれど人によっては、そんなことはしないで普通の声で歌ったらいいのに、なんでボーカルの声を加工したり、急に金切り声のようなデスボイスをぶち込んでくるのか理解できない、という人もいるかもしれない。

なんでそんなことをするのだろうか?

そういうスタイルだから、しょうがないじゃん、と言われたらそれまでなんだけど、音を加工するという文化はPerfumeなんかを参照しなくても、ロックにおいては切っても切り離されないものである、ということをここで力説しておきたい。

ギターの音を考えてほしい。

健さんやヤバTのような一部のバンドを除き、ギターの音色はエフェクターを噛ませることで音色を変えている。

音色を変えることで、曲のバリエーションを広げたり、曲の世界観を豊かにするわけである。

聴き手としても、エフェクターがなければ、なんか物足りないと感じると思う。

ギターの音は「変化」させることが一般的になっている現れだと思う。

理屈でいえば、ボーカルの声を変えるということとギターの音を変えることはまったく同じである。

であるならば、ギターの音が変化することに賛成な人は、ボーカルの声が変化することだって「アリ」という見方でみる方が面白いのでは、というのがここの力説ポイントである。

なんとなくデスボイスは苦手という人も楽器でいえば、これと同じことなんだよ、というのが納得できたら聴き方も変わるのではないかと思うわけだ。

というわけで、まずはギターのエフェクターの種類をいくつかみていきたいと思う。

今回、この記事で三種類をみていく。

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1.歪み系

読んで字のごとくギターの音を歪ませるタイプのエフェクターである。

オーバードライブとかディストーションとかがエフェクターとしては有名である。

今のロックに聞き慣れている人は、スッピンのギターの音を聴くとなんだか物足りないと感じるかもしれない。

スピッンのギターの音を聴きたければ、先日亡くなられたロック界の伝説と呼ばれている「チャックベリー」の楽曲とかを聞いてもらえばと思う。

聴けば、違いがわかると思う(あえてここに動画はのせません)。

2.空間系

ギターの音を遅らせたり反響させたりすることで、空間内にしばらく音を残すようなエフェクターを指す。

ディレイとかリバーブとかが有名なんだけど、ディレイのエフェクターを分かりやすく使っている例として、斉藤和義の「やさしくなりたい」のイントロをあげておきたい。

聴けば、わかると思う。

めっちゃ音が反響して空間に残っていることがわかると思う。

3.フィルター系

音質そのものを変化させるタイプのエフェクターを指す。

メジャーなものとして、ワウというエフェクターは音をワウワウと響かせるし、ノイズ・ゲートというエフェクターは一定音量以下の音をカットする(つまり、ノイズを消す)。

音質に何らかの変化を加えて、音を「感触」を変えるエフェクターがここに当てはまる。

*他にも、エフェクターの話をするならモジュレーション系なんかも重要なものになるのだが、今回は本論と絡ませにくかったので、割愛することにする。

このようにギタリストは、色々とエフェクターを使うことで、イメージにあったギターの音を作っていくわけだ。

で、これはボーカルも同じことではないか、というのがこの記事の本論である。

例えば、先ほど出てきた「歪ませる」という概念は、ボーカルの声に当てはめれば、デスボイスになるわけだ。

デスボイスとは、まさしくボーカルの声に「歪み」を加えたものなのだから。

また「空間系」は、お風呂やトンネルなんかで声を出してこだます感じに近いし、ライブなんかでマイクに設定を施して、喋ってから声を反響させるやり方も、まさしく「空間系」と同じ理屈になるわけだ。

ちなみにベガスのSoのボーカルの加工の仕方はケロケロボイスなんて言われているが、あれは加工のタイプとしては「音程を極端に修正したもの」と捉えることになる。(この記事でいえば、フィルター系と理屈が近いと思う)

オートチューン自体は音程をなおすための道具であり、バレないようにこっそりと修正するのが基本的な使い方なのだが、それを逆手にとって、加工感を出して、声から感情を削りとるのが狙いなわけだ。

それが結果として、ベガスの音の個性となるわけだ。

つまり、ベガスはボーカルの声も楽器と同じように捉え、どう加工したら「自分らしさ」が生まれるかを考えたらからこそ、今のようなスタイルができたのではないか、と勝手に思ってる。

そう考えると、なぜここでデスボイスを使うのか、なぜこの部分ではそういう加工のボーカルにするのか、というのが見えてきて、よりベガスの楽曲を面白く聴けるのではないかと思う。

ぜひ試してみてほしい。

ちなみにベガスはベガス自身が拒んでいるため、TSUTAYAでのレンタルはされていない。

なので、購入をしないとすれば、Youtubeくらいでしか音源に接することができないわけだが、ベガスもKEYTALKなんかとは別のベクトルで「なんでもあり屋さん」であり、そのごった煮返し感が凄く面白いバンドなので、ぜひ一度聴いてもらえれば、と切に思う。

というわけで、来たる4月1日、メガベガス2017も期待している俺なのでした。

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