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現代のポップスは音楽というのはだいたいの「円環」をイメージして構成されるものである。

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コードに着目してみればわかる。

Cがkeyの曲ならば、Cの次にもっていて聴き心地の良く、無難なコードの選び方としては、AmとかEmとかFとかになる。

理由は説明するとややこしいが、要はCコードというのはド・ミ・ソで構成されたコードであり、前述された他のコードはこの3音と共通する音が多いのである。

ゆえに耳で聴くと、自然な繋がりに感じるわけだ。

もし次にAmを選べば、Amと同じ音をもつコードで、かつ、まだ一度も使用していないルート音をもつコードを使用すれば、安定するわけである。

ルート音ってのは、CとかDとかEとか、アルファベットそのものって思えれば、今の段階でいいと思うのだ。

で、ある程度フレーズが終わりを迎え、次の始まり(あるいは歌い出し)に向かいたいので、一度、流れに区切りつけたいとなれば、もっとも不安定な響きをもつドミナントコードを選ぶといいのだ。

ドミナントコードは一般的にそのkeyの5度上に当たるコードになる。

Cのkeyであれば、Gコードがドミナントコードになるわけだ。

ドミナントコードは性質上、そのkeyにおいてもっとも不安定な響きをもっており、ゆえに安定を求めてそのkeyのコードに戻りたがる性質をもつ。

弾けばわかる。

楽器があれば、試しにC→F→Am→Gと弾け、それを延々と繰り返せば、不思議なものでポップスっぽくなるのである。

ポップスの多くはこの4つのルート音を使ったコード進行の円環をベースに曲を作成されることが多いわけだ。

もちろん、4つだけだとあまりにもバリエーションがないので、実際の曲では構成音が似た代理コードを用いたり、セブンスやマイナーなどを織り交ぜて曲の雰囲気を変えていくわけだが。

まあ、コードというものに着眼しながら邦ロックを聞けば、いかに音楽が円環の中に閉じ込めているかがよくわかる。

そして、AメロにはAメロの循環を、BメロにはBメロの循環を、そして、サビにはサビの循環を用いることで、それぞれのフレーズの雰囲気を変えていくわけなのだ。

もっと言えば、ほとんどの邦ロックはAメロなどでは比較的地味なコードでフレーズを作っていく(メロディー的に抑揚がない方がサビが盛り上がりやすくなるわけだ!)。

そして、サビになると、この60年の間に何度使われたかわからない定型的なコード進行に合わせて、音圧とリズムの刻みを一気に上げるといくというのが王道パターンなのである。

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コード、パターンなんかで検索すれば、小室進行とかカノン進行とか、王道パターンのコード進行がどんどん出てくると思う。

で、初見で聴いてなんか気持ち良いと思う曲が、なんで聴くだけで心地よいと感じるさといえば、その理由の90%以上が、コードはベタベタてわ王道の進行を使っているわけである(コードはどれだけ同じでも絶対にパクリとは言われないから安心して拝借できるわけだ!)。

逆に聴いていて、気持ち悪い印象を受けたり、あまりしっくりこない曲ほど、コード進行的には「実験」をしている曲が多い。

だから、音楽通ほど、傍目からみて「変な音楽」を賞賛してしまう傾向があるわけだ。

とはいえ、ミュージシャンだってプロである。

これはベタベタのコードだとか、パクリを使ってキャッチーに見せているということは、わりと自覚していることが多い。

だから、ミスチルやサカナクションなんかはシングルは「ベタ」な曲を作り、アルバムでは「不気味」な曲を何曲か忍ばせることが多いわけである。

音楽的は冒険はしたいが、商業音楽としてのサダメも受け入れる必要がある。

そんな折り合いの中で音楽を作っているわけなのだ。

で、今回の記事では、この「音楽の円環」について取り上げたかったのだ。

実は「円環」というのはサブカル作品のひとつの命題でもある。

少し古いが、人気アニメだったまどか☆マギカま「円環」をテーマに扱った作品だった。

そういうことに絡ませて色々書きたかったのだが、今回は分量が多くなったので、次に機会にします。

万が一、コメントで「読んでみたい」なんて反響があれば、書くかもしれません。

わかりませんが。

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