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「世代」だけでいえば、たぶんエルレ世代になる僕。

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僕が音楽聴き始めた頃はBUMPはまだライブハウスでライブしてたし(今では信じられないけど銀杏BOYZとかと対バンしていた)、RADなんてまだメジャーデビューさえしてなかったし、アジカンのゴッチはあんなにえぐいパーマをかけていなかった。

BRAHMANのトシロウがまさかトシロウから喋ロウに進化するなんて思ってもみなかったし、ハイスタが再び活動して新譜を出すなんて思ってもみなかった。

そんな僕がロックに熱中していた頃、日本のロックでよく売れていたのが「青春パンクロック」というジャンルである。

まあ、本人たちはそういうカテゴリーをされることを嫌がっていると思うが、要は歌詞に英語はほとんど使わず、週刊少年ジャンプが好きそうな、わかりやすく汗臭いキラキラしたことをテーマにした日本語歌詞を歌うバンドが増えてきたのだ。

音楽的に構成も非常にシンプルで、メロディアスな曲調になっているバンドが多かった。

そして、それが当時の若者にうけた。

代表でいえば、175R、シャカラビ、ザスタンダップ、ゴイステ、太陽族、向風、ロードオブメジャーなどなど。

モンパチなんかも、このカテゴリーに入られたりしていた時期もあったけど、彼らはとにかすマイペースだったゆえ、知らぬ間にそんなカテゴリーからは外れていったというのが当時の印象。

結局のところ、ブルーハーツやハイスタの影響を受けながら、より若者受けするための方法を考えていたら、いつの間にかこんな音楽になってしまっていたという感じな気がする。

で、ゴイステのフロントマンだった峯田はまあ別にして、基本的に「青春パンクロック」のおかげで売れたバンドは見事にブームが去ると売れなくなり、そしてほとんどのバンドは解散や活動休止を余儀なくされている。

結局、そのときの若者(青春パンクが刺さっていた世代)が大人になり、ロックというものから足を洗い、ライブハウスの客が入れ替わってしまったことが、青春パンクロックの廃れた原因のひとつだと思われるわけだ。

関係ないけれど、ほとんどの人はBUMPやセカオワは変わってしまったと槍玉にあげて時に侮蔑の言葉を投げかけたりするが、バンドは初期ファンを無視してでも変わりつづけないと、その時々の若者に指示されないのだ。

第一線で活躍し続けるためには変化が常に必要というわけだ。

生き残っている峯田も青春を歌うことは止めて、懺悔を歌うような人に変わってしまったわけだし。

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なぜこんなことになるのか。

理由色々あるが、大きいのは、当時のファンはやがて家庭をもったり仕事に没頭するなかで音楽にお金を落とさなくなってしまう。

同じように趣味を興じている人でも、年とともに音楽の趣味嗜好は変わってしまい、あんな若者に媚びてる音楽聴くの恥ずかしい!となって飽きてしまう。

要は当時の若者が若者じゃなくなったとき、ひとつの音楽のブームは終わってしまうというわけだ。

さて、今はこんな奴らまで売れるのか!という感じのバンドまで売れるようになっており、iTunesのランキングなんかでも、恐ろしいほど邦ロックバンドの名前を目にする機会が増えてきた。

そして、売れるバンドのひとつの傾向として、良い意味で軽く、良い意味で重たくないことがあるように感じる。

WANIMAはその筆頭だろう。

ハイスタやモンパチ的なメロディアスさを持ちつつも、キャラクターや歌詞は緩やかな下ネタを兼ね備えており、ゆえの軽さがマッチして若者に迎合され大ブレイクしている印象だし、マンウィズやキュウソ、ヤバTなんかも何かしらの「軽さ」というか「緩さ」みたいなものが、若者のシンパシーにハマり、売れているような感じがする。

要は音楽そのものがどうとか以上に、若者の中にある空気、求めているものをうまく拾い、それを上手く消化できている感じがする、というわけだ。

ただ、この空気感って青春パンクロックでもあったような気がするのだ。

ライブハウスは小さなコミュニティだ。

ゆえに学校でいうところの「クラス」みたいなものになりやすい。

そこで生まれた「お約束」を踏襲すれば、何言っても受けるので、自分は人気者になったという感じがする。

でも、それは小さなコミュニティの中だから通じただけの、言わばお山の大将状態だっただけであり、クラスのみんなが卒業して、「お約束」が誰も通じなくなると、今まで受けてたネタもまったく受けなくなり、むしろそれが寒く見えてしまい、やがて裸の王様になってしまうという構図。

多くのバンドはそんなことになりかねないのではないか、今の売れ方では。

そんなことを思うバンドが多く見受けられる。

だから、どうというわけではないのだが、そんな空気をなんとか打開せねばと色んなバンドが頑張っているのが昨今という感じ。

感エロなんかはいまある空気と、その先にできそうな空気を見事に感じ取り、下ネタを使って軽さを装いながら、次のシーンの一番を狙うべく動いているような感じがする。

わかんないけど。

オチはないんだけど、あと2年で次のタームざきそうな気がするのだ。

サチモス辺りが天下をとるころ、バンドシーンというものは様変わりしている気がするので、ドキドキしながら今、僕はそれを見ているのだ、というそんな小言。

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