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昨日、何気なく「NEWS ZERO」のニュースを見ていたら、AKB総選挙でメンバーの一人が「結婚宣言」をしたニュースをやっていた。

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仮にもニュース番組という冠を付けている番組がそこに首を突っ込むのはどうなんだろうという目でそのニュースをみていたら、投票していた票数から、彼女のためにどれだけのお金が動いたのかを目算し(1000万円以上のお金が動いていたと報じていた)、そういった状況の中でああいうパフォーマンスをするのは如何なのだろう?その是非を問う、みたいな論調だった。

彼女のファンやグループのOGが「気にくわない」と思うのは勝手だし、中指を立てたくなる気持ちも理解はできる。

また、ワイドショーがこの話を面白くおかしく取り上げてしまうのも性質上仕方がないことだとは思う。

が、仮にもニュースという冠をつけている番組がこの話題をそういう切り口で取り上げるのは如何なものだろうか、と正直そのニュースをみて思った。

だってさ、法律的に考えたらアイドルに「恋愛禁止」を強制させて、それを破ったらペナルティーを与えるって、ただの労働基準法違反なわけで。

そりゃあ労働基準法なんて守っている会社、世の中にはほとんどないと思うし、社会なんてタテマエだらけで動いているのもわかる。

が、ニュース番組というのは、同じタテマエでも、労働基準法は遵守されているというタテマエをもって「報道」をしないといけないメディアであり、「恋愛禁止を破るアイドルの是非」を語ったりしちゃうのはかなり問題行為なのではないかと思うのだ(このニュースでニュース番組が取り上げる切り口があるとしたら、こんなことを守ってでも活動しないといけないアイドルの労働環境の是非、とかだと思うのだ)

AKBの契約がどういうものなのかは知らないし「恋愛禁止」というのは契約の話ではなく暗黙の了解レベルの話なのかもしれない。

もしそうだとしたら、なおのことニュース番組がこれを賛否両論の切り口で語ってしまうことは「ヤバい」と思うし、論じる視点を見誤っているように個人的には思う。

まあ、別にいいけども。

ただ、このニュースをみて改めて思ったのは、バンドマンがアイドル性を持ち得て、アイドル的な要素と接近しても、AKBとか坂とかのアイドルとは、やっぱり次元というか構造がまったく違うなーということだった。

バンドマンは自分を演じることで自分のキャラクターを作り、それを利用してファンを増やしているわけだが、それでも最終的に売っているのは、あくまでも「音楽」や「ライブ」というパッケージ(商品)なわけである。

そして、そういう意識が支配的だと思う。

一方、アイドルは確かに「音楽」も「ライブ」も売り物にはしているが、それ以上に自分自身が商品という意識が強いと思うのだ。

人そのものが商品であり、「音楽」も「ライブ」もあくまでアイドルという商品が作りだすグッズ、くらいの認識であるという人も多いと思うのだ。

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そこが、バンドマン的アイドルと、本物のアイドルとの違い、というわけだ。

「恋愛禁止」が標榜されたのだって、そもそも
アイドルは商品であるという考えが支配的だからだ。

そのアイドルが血統書付きであることを証明するために「恋愛禁止」なんて言葉を使い、浸透させたわけである。

この肉は国産である、とパッケージを貼ることで信用させるのと同じノリで、このアイドルは「恋人いない」というパッケージを貼ることで、安心して応援させたわけだ。

ただ、アイドルは商品である意識を推し進めすぎて、アイドルだって同じ人であるということすら忘れている人が少し多いのではないか、と思ったりもするし、それをやり過ぎたせいで夢の与える仕事であるはずのアイドルが一番残酷な現実をお見せしているというパラドックスも起こりがちである。

まあ、AKBがアイドル=商品という価値観を徹底的に推し進めたアイドルではあるのだが。

握手券とか総選挙はもちろんのこと、オンとオフもなく、例えばライブが終わったあとの控え室の映像とかもコンテンツにしてしまうなど、アイドルの「生活」そのものを「コンテンツ」に変えてしまい、よりドキュメンタリー性を強たアイドルがAKBなわけだ。

その結果、どこまでもアイドル=商品という価値観を強くさせたわけだ。

でも、アイドル=商品という考えは新たな局面を迎える気もする。

須藤凜々花が作る未来の方向性によっては。(ちなみに、須藤凜々花が件の「結婚宣言」をしたアイドルである)

この須藤凜々花であるが、総選挙終わり、散々と騒動になった後、メディアの前に登場していたときに着ていたシャツが、ケンドリック・ラマーのグッズのシャツだったらしい。

ケンドリック・ラマーと言えば、関ジャニで某豆腐氏が上半期のベストソング一位に挙げたアーティストでもある。

実は須藤凜々花、けっこうヘビーなヒップホップファンで有名らしい。

で、海外でバカ売れなのに日本でまったく売れていないはずのケンドリック・ラマーのそのグッズシャツが売り切れになるという事態に発展しているらしい。

もしこれでケンドリック・ラマーひいては海外の天才とも呼ばれる様々なヒップホッパーたちな注目されることになったら、音楽的にはなかなか夢のある話である。

実際、サマソニなんかでもこの辺りのラッパーは呼びたいけど、採算があわない(金がかかるわりに集客が見込めないから呼べない)ということが起こりがちなのだ。

そんな状態に須藤凜々花は風穴を開けるかもしれない。

というわけで、須藤凜々花にはぜひ、人妻系ヘビーコアヒップホップアイドル(仮)として、その名を轟かせてほしいと個人的には思っている。

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