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お前は邦ロック界の又吉か!と突っ込みたくなるほど、本屋に行けば尾崎世界観の名前を目にする。

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売れないラノベ作家よりも出版している本の量は多いとおもうし、そんな媒体にまで連載もってるのかおまえ?と思うことも多々ある。

その昔「バイト バイト バイト」なんて歌を歌っていた尾崎が、今となってはコラムストとしてて色んなところで「バイト」をしていることを考えると、なかなかに胸熱な話である。

ただ、尾崎世界観は必ずしもバンドを蔑ろにして、文化人になろうと企んでいるわけではない。

ましてや、文化として知性のカケラもないような「大衆」に迎合したり、金さえもらえりゃなんでもいちやな商売根性むき出しなビジネスをしているわけでもないし、魂を売ったような音楽を量産してゼニを稼ぐつもりもなければ、毒にも薬にもならないハリボテのようなポップカルチャーになろうとしているわけでもないようにみえる。

どの仕事にも、ちゃんと意志の強さを感じさせるわけだ。

水着の仕事まではするけど、脱ぐのはNGなアイドルのように、ちゃんと自分のなかで線引きを決めて、リンゴのように芯を通して仕事をしているようにみえるわけである。

とはいえ、クリープハイプがこの境地にたどり着くのはビクターと揉めるという失敗経験があったからだとは思う。

ビクターは基本的に会社から、アレをやれコレをやれと細かく指示を出す会社であり、だからこそリリースする曲にはしっかりタイアップをつけてくれるし、広報部隊もしっかりしてるから宣伝などのバックアップ体制も整っている。

けれど、日焼けどめのタイアップ取ってきたから夏を感じさせるような爽やかな歌を作れとかそんな感じで、制作において色んなことに口をを挟みがちでもあるわけだ。

業界のことがよく分からず、先のことも見えていない若手バンドほど、安易に彼らのいうことを聞いてしまい、やがて疲弊し、もう音楽を作るの嫌だ〜〜〜となりがちなのである。

サカナクションの一郎氏もそのせいで鬱になりかけていたのも、今となっては懐かしい話である。

レキシもビクターに飼われている間は、歴史路線を変えることは許されないことだろう。

もちろん、ビクターのそういう方針が悪いわけではないし、ゆとり系バンドならば、レールを敷いてもらった方が仕事しやすいと思うのだ。

夜の営みも音楽での仕事でも相性が大事というわけだ。

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結局、クリープハイプは会社と喧嘩をしてしまい、最終的に、甘ったるいコーラのように「中身のない」ベストアルバムをリリースすることになってしまったわけである。

が、こんな経験があったからこそ今選んだ会社(ユニバーサル系の会社)では、クリープハイプは自分たちのやりやすいように仕事を進めているようにみえる。

やりたいことをやっていいけど、ミスしたら全てあんたらの責任ね的な仕事の進め方。

だから、尾崎は言われた通りにやりたいように(タイアップが付いても、ほとんどそのタイアップに媚びないような歌を作ったり)するわけである。

文筆家にはなっても、タイアップには媚びない辺りがクリープハイプらしい。

思えば、クリープハイプって大手志向な部分があるくせに、付き合っているコンサートプロモーターは変わったところが多い、変なバンドである。

例えば、関西のプロモーターでつき合いが深いのは、ご存知清水温泉である。

関西コンサートプロモーターには「やばい」プロモーターが幾つかあるが、清水温泉はその代表格である。

清水温泉がどれだけやばいのかについては、キュウソネコカミのフロントマンであるヤマサキセイヤをTwitterでフォローしていればよくわかると思う。

まあ、このサイトでは、しょーもないまとめサイトみたいに、その武勇伝の数々をまとめるようなマネはしないので、気になる人は頑張ってググってみてほしい。

ちみに、関西のプロモーターで他にやばいプロモーターがあるとすれば、プラムチャウダー辺りだと思う。

プラムチャウダーといえば、岡崎体育と奥田民生とヨーキングと山崎まさよしという謎のメンバーをチョイスしたイベントをこの夏開催するし、スピッツのイベントでは奥田民生を高木ブーのモノマネをさせて出演させたりする、懐の広いプロモーターなのである。

そうなのだ。

基本的に、スピッツが一枚噛んでるイベンターは大体やばいのだ。

実はクリープハイプの東京のライブを任せているコンサートプロモーターは、スピッツと同じところであり、VINTAGE ROCK std.という会社なのである。

このプロモーター、なかなかの変わりものであり、一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会に所属していないのである。(ちなみに清水温泉も所属していない)

平たく言うと、はみ出しものなプロモーターであり、会場抑えでの力も強くはないのだ。

だから、人気のライブハウスを土日に抑えることがほとんどできなくて、それ故ツアーを回ってもびっくりするほど平日ばかり。

普通、大きくなることを志向しているバンドは、力の強いプロモーターに行きがちである。(その方が良い条件のライブスケジュールを組んでくれるからだ)

けれど、クリープハイプは違う。

大手(?)に媚びず、昔からの付き合いを大事にする。少なくともプロモーターに関しては。

意外と、義理とか人情を大事にするタイプなのかもしれない。

まあ、もしかしたら両方ともフラカンのライブのプロモーターをしているので、フラカンと同じプロモーターのところと仕事がしたい、とかそんな理由なだけなのかもしれないが。

尾崎にとって、フラカンはかなり重要なバンドであり(わざわざ関ジャムでもフラカンを紹介したのだ)、尾崎の音楽遍歴を語るには避けて通れないバンドだからだ。

要は、クリープハイプとか尾崎世界観って色々と誤解されがちだけど、そういう一面もあるんだよという話である。

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