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ライブキッズあるあるという、5万以上のフォロワーを擁するTwitterアカウントの管理人として、その名を馳せるライブキッズあるある中の人。

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全国各地で無料ライブのツアーを行うイベントの仕掛け人としての一面もあれば、大型ロックフェスに出演してステージを満杯にするDJとしての一面も持つ。

今年の秋から冬にかけても、冬の大型ロックフェスの出演や、主催イベント開催の発表、さらにはメジャーデビューをするまでに至り、さらにその存在感を強めているあるある氏。

一体、彼は何を企んでいるのか・・・

そこについて、もっと切り込んでお話を伺いたいと思いましたので、ますます多忙であるあるある氏にお願いをしまして、再び、彼にインタビューをさせてもらうことになりました。

今年一年がどうだったかを訊いてみた

あるある:いや〜疲れました。

──どういうことですか?

あるある:夏のツアーが17箇所、春のツアーが12箇所で、それが(いままでのツアー規模的に)最大だったんですけど、それが体力の限界でした。もう30歳に差し掛かってて、限界を感じました(笑)

──確かにすごい本数ですよね。

あるある:ただ、やっていることは間違っていないと感じました。各地で待ってくれている人がいるし、楽しんでくれる人がいる。「音楽を聴く人が増えてほしい、ライブハウスに来る人が増えてほしい」っていう想いを、口で語っているだけじゃなくて、ちゃんと行動に起こしていく。やっていく中で、(ライブハウスに来てくれる人が)増えているなーっていう実感はありました。その日だけに留まらず、ぼくのイベントに出ていたバンドにハマって、後日の有料のライブに行きましたー!といった声を頂いたりして。その日(楽しかったっていう)だけじゃなくて、その後にライブハウスに行ってもらう。それが達成できつつある、ちょっとずつ実感として味わえている、それを今年、感じました。

──それは良いことですね。

あるある:前までは、そこそこ有名なバンドさんも出ていただいていたんですけど、今年は新人中心に切り替えていきたいと意識しました。

──イベントきっかけで、新しいバンドを知ってもらうことが増えた?

あるある:そうです。ただ、僕のエゴにならないようにだけはしていますね。ちゃんと(そのイベントに足を運んで)楽しかったってならないと、意味ないですから。幅広いジャンルのバンドを知ってもらおうと意識しています。

──来年もツアーはやる感じですか?

あるある:やると思います。それは続けていきたいなーって。無料のツアーとしては、春・夏でやりつつ。その間に有料のイベントもやったりして行きたいなーと。

有料イベントについて訊いてみた

──来年の1月4日も、イベントやりますもんね。

ここでいうイベントとはこちらになります!

あるある:原田ちあきさんと、あさくらちさとさんと面白いことしたいよね、なんかフェスしたいよね、っていう話から始まったんですよ。音楽・バンドのことが好きなクリエイターの方がけっこういるんですね。でも、そのクリエイターのことを好きなお客さんは、別にバンドに興味がない人もいるじゃないですか。そのお客さんたちを巻き込んだら、クリエイターとバンド双方メリットのあるイベントができるのではないかと思って。僕自身の思いとしては音楽を聴く人が増えてほしいっていうところから、1/4のイベントも全くズラしていないんですよ。

──なるほどですね。

あるある:メンツも、今、発表している段階で、夕闇に誘いし漆黒の天使達とか、カワグチジンさんっていう、へきトラハウスの方もDJで出てくれたりとか。普段、観れないブッキング、商業イベンターの方がやらなさそうなイベントをやらないと、個人でやる意味ないなーって思って。時期も、1月4日っていう誰もやらなさそうな日にしました。

──普通のライブイベントに来そうな人と違う層にアプローチするのが狙いなんですか?

あるある:そうですね。今って、ライブ好きな子をバンドが取り合っている印象があって。そうではなくて、ライブに行ったことがない人を取り込めるイベントしようっていうのは常に心がけています。夏にやっている、SOUND SHOCKっていう(関西の軽音楽団体を集めた関西最大級の大学合同)イベントがあるんですけど、それも僕が大学生の頃に立ち上げたイベントで。大学生の軽音サークルの子って、(バンドの曲の)コピーはするけど、意外とライブに行かない子、けっこういるんですよ。例えば、ゲスの極み乙女。のコピーはするけれど、ゲスの極み乙女。のライブには行ったことない子がザラにいるんですよ。5人でバンドやってたら(その中の)一人だけがライブに行ったことあるけれど、4人は行ったことない。これを変えたいと思ってはじめました。そもそも、音楽好きなところはマッチングしている潜在顧客なわけで、ライブハウスに来る可能性が高いと思っています。プロのバンドのライブを観て、プロのバンドいいな!観に行こう!って思うスイッチを入れてあげたいなーって。

──ふむふむ

あるある:(そういう狙いもある)SOUND SHOCKとか、(来年の)1月4日にあるよいこのお正月ライブとか、あるあるツアーも含めて、僕、ちょっと変わったイベントしかしていないんですよ。笑 ”普段音楽イベントに来なさそうな人を巻き込めるイベントとをしよう”という信念はブレてないかと思っています。今後も、そういうイベントしかしないつもりです。

──ちなみに他にこんなイベントがやりたいなっていうのはありますか?

あるある:色んなインフルエンサーを集めたイベントをしたいですね。ツイッターからのインフルエンサーとかYouTuberとか音楽好きな人だけ集めて。ジャンルはめちゃめちゃにして。関西は特に、商業イベンターさんやライブハウスの方が、バンドを応援しようっていう想いの素晴らしいイベントを複数やっているので。じゃあ同じようなイベントをやっても意味ないと思って。もっと違う切り口からもイベントをできたらと思っています。

メジャーデビューすることについて訊いてみた

──選曲はどういう狙いで決めたんですか?

あるある:こっちで選んだんですけど、とにかく“幅広く”ですね。老若男女(をターゲットにして)。ちょっと上の世代の人にも、新しいバンドを知って欲しいっていうのもあるから、だから世代が上の人が知っている曲も入れました。また、今の子たちもルーツを探ったりする子が少ないからそういう子には上の世代の音楽が知れるようにも意識しました。だから、ほんまにこのCD自体がフェスみたいな感じですよ。フェスの良いところの一つは、幅広いバンドを一度にたくさん観れるところだと思っているので。

──ふむふむ

あるある:ですけど、正直、今ってフェスでも興味があるバンドしか観ない人が増えていると思うんですよね。名前をきいたことあるとか…。CDならそれよりもう一段階、強制的に聴かせられる。そういうきっかけ作りのCDですね。CDの名前を「フェス行きたい」にしたのは、「ライブ行きたい」にしてしまうと、ライブ好きな人しか聴かないようになってしまうと思ったからです。今ってフェスってものに、“お祭り感”であったりとか、“インスタ映えする”からとか、“友達と行きたい”とか、色んな付加価値がフェスに生まれていて、それを求めた「フェスしかいかないお客さん」が増えてきていると思っています。そんな「フェスしか行かないお客さん」にもいろんなバンドを聴いて欲しい、という意味を込めて、「フェス行きたい」というタイトルにしました。まあ、真の目的はその先のライブハウスに来て欲しいんですけどね。

──フェスの客がターゲット?

あるある:フェスのお客さんにも聴いてもらいたいです。このCDをきっかけに、このバンドめっちゃいいなってなって、じゃあそのバンドを観るためにフェスに行ってくれてもいいし、ライブハウスに行ってくれてもいいしっていう、入り口のほんまの入り口です。

──つまり、CDリリースも普段やっていることの延長みたいなもの?

あるある:そうですね。延長です。で、そのなかでどうするのが一番、聴いてもらえるかっていうところを考えた結果、あの幅広いジャンル+幅広い楽曲+あのネーミングになったっていう話です。だから、信念は1ミリもブレていません。僕の信念は新たなバンド知って欲しいとか、ライブハウスに来て欲しいとかですけど、そういうところに行き着くようにしていきました。

──そこが今回のCDの拘りポイントなんですね。

あるある:「もっと色んなバンドを知りたい」人とか、邦ロックに興味ある友人にこれ一枚貸せばOKみたいな感じのCDにしたかったんで。DJとしての繋ぎも一所懸命考えましたけど、一番大事にしたのは、選曲とタイトルです。

──どういう流れで、メジャーの話はきたんですか?

あるある: フェスにでた時、メジャーレーベルの人がたまたまDJを観てくれて声をかけていただきました。そのメジャーレーベルがすでにDJミックスCDを複数リリースしていて、それがめっちゃ売れてるんですよ。

──そうなんですね。

あるある:そういう経緯も含めて、そのレーベルはDJのミックスCDに理解があって。あるあるくんのロックのDJをミックスで出したら面白いんじゃないか〜と話を頂けた流れですね。で、その話を頂いてから、コンセプトは練りました。そのフェスに出てなかったら今回の話もなかったんで、主催者の方に感謝です。

──行動したからチャンスを掴めたって感じですね。

あるある:そうですね。僕は面白そうな飲み会や集まりがあったら行くようにしてるんですよ。お世話になっている人とかに、おいでやー、面白い人いるからーって言われたらだいたい行くんですよ。深夜に呼び出されてもレンタカーしていきます。笑 そういうことを続けていったら、いろんな方と繋がっていきましたね。行動力に関しては、自信ありますね。

──何か達成するにはそれが大事ですからね。

あるある:そうそう。いろいろな人と繋がって、フェスに出させて頂いて、そこからのメジャーっていう話があって。運もありますけど、ただ運を引き当てる確率を上げるのは、自分の行動力やと思っています。待っていても何も起きないですから。

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音楽業界のことについて訊いてみた

──以前、お話を伺った時に、音楽業界に優秀な人を増やしたいって話がありましたけれど、ぶっちゃけどんな人にきて欲しいとかありますか?

あるある:高校生にその質問をされるのであれば、最低限の仕事ができるようにならないとまずダメですね。エクセルできる、パワポできる、イラレできる、現場スタッフであれば知識と技術。で、どの仕事でも大切なのは喋る能力。PA・照明の人も、ローディーさんとかも、舞台監督とかも、ライブハウスだったらバーカンの人とか、色んな人がいますけど、やっぱりちゃんと喋れて、バンドとコミュニケーションを取るのが上手な人が業界に残っている印象があります。そりゃあ照明・音響の技術すげえ!とかも当然あるんですけど、技術がある人って、バンドとのコミュニケートがうまいんですよ。音楽業界でどこの職種を目指す人も、アーティストと関わる可能性のある人は、コミュニケーション能力を磨く必要があるとおもいます。

──ふむふむ

あるある:ただ、「今すぐにでも一緒に働きたい」というレベルの話であれば、最低限の業務ができるのは、当たり前なのでそれだけでは難しいですね。僕が一緒に仕事をしたいなって人は、さらに能力の掛け算がある人です。音楽好きなのは当たり前、仕事が最低限できるのも当たり前、その上で、そこにプラスアルファで新たなアイデアを持っている人であったり、別業界の知識・経験がある人が面白いなーと思います。例えば、アパレルの知識を持っている、映像が作れる、マーケティング詳しい、写真撮れる、デザインできる、とか。音楽だけじゃなくて別のこともできる人が、今後活躍していく場になっていくんじゃないかなーと思います。ぼくもそういう存在になりたいし、そういう考えの人を増やしていきたいと思っています。

──先ほど話にあったイベントの話にも繋がる話ですね。

あるある:(1月4日のイベントに関して言うと)そもそもの始まりは、以前、クリエイターとバンドを集めたイベントをやっていて、そこで、色んなクリエイターの人と仲良くなって。原田ちあきさんとあさくらちさとさんともそのイベントで仲良くなりました。で、今回、そのきっかけから熟成させて、僕もバンドやクリエイターの知り合いがいっぱい増えたから、それに近いことをやろう、やれる、ってイメージですね。そういうバンドとは別の着眼点であったり、能力であったり、人との繋がりであったりがある人は、一緒に仕事をしたいと思います。音楽好きなのは必須ですが、その人だけで留まってしまっては、新たなものは生まれないんじゃないかと思っています。

──人によって求める水準は変わってくると。

あるある:そうですね。ただ「新たなことやっていいんや」っていうマインドを教えたいですね。それこそいろんな人が個性を生かした新たなものとの融合イベントに挑戦していって欲しいです。僕が専門学校の生徒や若い子に「こういうことしてみたら?」ってアイデアを提案してもしょうがない。僕は、生徒や音楽業界を目指す人に背中を見せて、「こんなことできるねんや、していいんや」って思わせて続けることが大事なのかなーと思います。その先にその人にしかできないことがあると思うので。

──なるほどです。

あるある:ライブハウスを借りてイベントするってリスクもあります。あるあるツアーも八箇所くらい回ったときに、数十万円の赤字になったんですよ。笑 でもそれがあって今があるわけじゃないですか。「リスクを背負って攻めること」をやめたらあかんなーって思ってます。守りに入ったら死ぬと思ってるんで。

──攻めたら批判も出ますもんね。

あるある:でも、僕は信念からズレたことはやってないつもりなんで。今は周りの評価より、前に進むことだけ考えているので気にしてないですよ。

最後に今後の目標を訊いてみた

あるある:ちゃんと続ける。攻め続ける。そこですね。色んなことを口で言っても変わらないので、自分が強くならないと。集客力もやし、企画力もやし。数字を出すとかも含めて。

──ふむふむ。

あるある:で、それを達成するためにも・・・動画配信者になります!!

──え?

あるある:やっぱり顔を出すことって強いなーって思うんですよ。見える存在になるってことが。YouTuberが強いのって顔出して喋っているところ。そのキャラクターもわかるし、画面越しの存在になれるところだと思うんです。僕自身、マスクをして謎めいてる見えない存在の面白さもあったんですけどね。けどもう謎めいた感じもなくなってるじゃないですか。笑 だから、次は逆にどんどん顔を出して動画を上げていこうかなーと。顔を多くの人の前に出すこととかみんな怖がるじゃないですか?だから、その一線を越えていきたいと思っています。

──動画配信者になってどんなことをするんですか?

あるある: あげるのは面白ネタとかじゃなくて、音楽に関する豆知識であったり、業界の話をするつもりです。そういうことをしていくことで、僕のDJとしてのお客さんではなく、最初に語った想いに共感してくれたり、音楽業界を盛り上げる活動を応援してくれる人を増やしていきたい!っていうのが、今のところの来年の抱負です。

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